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June 22, 2004

Morrissey is back!!

今日は、久々の(何と7年ぶり!)ニューアルバムを出したモリッシーのことについて。

モリッシーといえば、僕の愛するセレッソ大阪の・・・ではなくて(彼は「モリシ」です)、The Smithsというイギリスのバンドの元ボーカリストです。僕は中学生から高校生の時期に掛けて(80年代後半ですね)、熱狂的にこのバンドを愛聴していました。ギターのジョニー・マーが奏でるメロディも好きでしたし、何よりも「思春期」真っ盛りの僕には、多少難解且つ皮肉で孤独で弱々しいけど、ある部分ふてぶてしく、そして美しいきらめきを持ったモリッシーの歌詞に惹かれたのです(『モリッシー詩集』という本があるくらい、曲から独立できる強さを持った詩なのです)。

その彼が、年齢にも負けず(笑)、メッセージ色の強い新アルバム「You are the Quarry(標的は君だ、という意味でしょうか。モリッシーもマシンガンを構えているし)」を出したというので、早速買って聞いてみました。

youarethequarry.jpg
(白人にしては、年を取らない方だよな、モリッシーって)

まず1曲目が「America is not the world」という、タイトルからして、皆さんも想像が付くようなアメリカ批判ソング。モリッシーはこの数年ロスに住んでいるんですがね・・・。このアルバムについているライナーノートを書いている人によれば、この曲は今流行のブッシュ批判とかではなく、もっと昔から、ずっと変わらないアメリカの現状についての怒りだ、なんて事を指摘しているんですが、僕も同感です。でもこの曲のラストでモリッシーは「僕は君(アメリカ)を愛している」と連呼します。その愛憎の混じり具合に、僕はモリッシーのある種の「誠実さ」を感じます。アンビヴァレンツを隠さない、という誠実さです。単なる批判で終わらせないところはさすがです。単なる「批判」や「悪口」は簡単です。それに否応なく巻き込まれたり、それに抗いがたい魅力を感じるからこそ、僕たちは「アメリカ」に対してのスタンスを決めかねているのですから。

2曲目が、「Irish Blood, English Heart」という、このアルバムを代表する曲です(シングルカットもされています)。モリッシーはアイルランドの血を引いているらしく(モリッシー家は、ダブリンの出自だとか)、この曲名にある通り、彼は「アイルランド人の血、イギリス人の心」という二つのもので構成された自分を見つめ、相変わらず(ザ・スミスの時と同様に)王室批判とかをやってくれています。The Smithsには『The Queen is dead』という名盤があるのですが(当然このタイトルは物議を醸しました)、この「Irish Blood, English Heart」を聞いた時、あのアルバムから20年経っても変わらないモリッシーのパンク魂に、マジに感動してしまいました。

「青臭さ」をそのまま維持するのは、よほどの努力と本人の「業」のようなものが必要だと僕は思うのですが、モリッシーはその両方を兼ね備えている人のようです(彼がゲイという性的マイノリティに属する、というのが大きな要素となっている気もしますが。彼は自らを「ゲイ」と公言したことはないのですが、公然の事実として認識されています)。

いやあ、モリッシー、年を重ねてもこういう事を言い続けているあなたを尊敬します!!
ホント、「軟弱男子(僕のような)」の輝ける星です。
他の曲も佳曲揃いです(僕はこのアルバムを貫く一種の「攻撃性」「批判性」に、久々にしびれました)。

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