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August 11, 2004

地球交響曲Ⅴを見る

今日は早めに大学を出て、現在烏丸御池の新風館で行われている「地球交響曲ガイアシンフォニー」第5番の先行上映会に行ってきた。主催者の話によると、ここが全国で最初の上映らしいので(そのせいで、残念ながらパンフレットが入手できなかった)、あまりネタばれするとやばいだろうが、まあこの映画はネタばれを恐れるような内容ではないし、どちらかというと、己の中の思想を再確認しに行く類の映画だと思うので、あまり書き過ぎない程度に印象をメモしたいと思います(でも、まっさらな状態でご覧になりたい方は、以下読むのを止めてください)。

まずは会場に着いてみて、スタッフの様子や、見に来ている「それ系」(笑)の人々に懐かしさを覚え、ついつい観察してしまう。「ここは西荻窪(高円寺でも可)か」と思ってしまうような東京中央線テイストをかもし出す人々が集結(全国どこでもそういう人はいるでしょうが、京都には僕の知る限り、街自体がニューエージっぽいところは知りません。ご存知の方、ご一報を!)。学者の悪い癖で、この手の映画では、映画を純粋に楽しむよりは、それを見に来ている人を観察して色々分析してしまうのだ。客層は、僕のような若い層と、草木染めの不思議な服を身にまとっているような中年の女性が中心。と思ったら、映画の中で西表島の染織作家の方が出てきて「ああ、やっぱり」とうなってしまう。

今回のテーマは(といってもいつもこの映画は同じテーマなのだが)、「命の連鎖・連関」といったところか。死と誕生を交互に取り上げる構成だった。「死」の方は、今までの「ガイアシンフォニー」出演者でなくなった人たちの供養。「グラン・ブルー」ジャック・マイヨールとか、アラスカの野生動物を撮っていた写真家の星野道夫さんとか。彼らの供養をしたのは、なんと吉野の天河弁才天!!この神社はその名前を、例えば細野春臣経由とかで聞いたことがある人も多いでしょう。ピンと来ない方は『ガラスの仮面』の「紅天女」の舞台だと思ってください。あそこです。「うわあ、天河かあ」とここでも僕は一人悦に浸っていましたが、たぶん会場の何人かも同じ思いだったと思います。
「生」の方は、自然出産を勧めている杉並の産院が舞台。偶然ですが、僕もこのブログでその話題を取り上げたことがありましたが、龍村監督も僕同様、自然出産にスピリチュアリティを感じていらしたようです。

あとのシーンでは、ここ数年で来日したかつての出演者たちを撮影した場面が多かったのですが、やはり感動させてくれるのはダライ・ラマ14世ですね。僕は別に親チベットとか、そういうものはないのですが、一人の宗教家として、本当に偉大だなあ、と僕のような不信心者にも解る人だと思います。こんな暗い世相なのに明るく、ポジティヴに言葉をつむぐ法王に感動してしまいました。こういう人を本当の意味で「現実的」な人というのだと思います。

あらあら、ついつい書きすぎちゃいました。
本当はもっと言いたいことがあるのですが、ネタばれしすぎるのもなんなので、今日はここまで。
僕自身はまあまあ面白かったです。半分「研究対象」としてみてしまっているので、まっとうな見方とはいえないと思いますが・・・。

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Comments

「1」を日本アムウェイ(協賛のはず)の地下シアターで見た時の正直な感想は、

「教育テレビのドキュメンタリー見てるようだ。ドキュメントだからといって『映画』である以上、それなりの表現・演出の水準ってもんがあるだろー」

というものでした。監督氏は、実際に教育テレビの仕事をされていたようですが。

ダライ・ラマはある意味「国際世論を見方につけることに長けた、マイノリティ・ヒーロー」だと思います。
でもなんで懐疑論者はサイババを批判してダライ・ラマを批判しないのだろう?

Posted by: KOIKE | August 11, 2004 at 10:55 PM

あの産院、
うちの子どもが生まれたところです。
わが家は東京での9月の上映会に
行くことにしています。
これまで地球交響曲は何となく敬遠していた
のだけれど、こんどは縁があるので行こうかと。

Posted by: enjun | August 12, 2004 at 12:47 AM

KOIKEさま

言われれば、確かに「地球交響曲」シリーズは教育テレビのドキュメンタリーっぽい感じがしますよね。多少そこで鼻白む人もいそうです。

>でもなんで懐疑論者はサイババを批判してダライ・ラマを批判しないのだろう?

そりゃ、「生まれ変わり」というのはまあ「物語」であって、それを信じなくても僕みたいに一人の人格者としてダライ・ラマを尊敬できるような受容のされ方があるのでは?ダライ・ラマ自身は非常にシビアな現実をクリアしてきた人だから、サイババと同列に並べるのは・・・と思いますよ。

enjunさま

そうですか、こんな身近にあの産院の関係者がいらっしゃるとは・・・。最近、僕の同級生でも、自然出産で子供を産む人がちらほらいるので、ついついその辺りの動向に注目してしまいます。

Posted by: 川瀬 of Joytoy | August 12, 2004 at 12:57 PM

きのう上映会に行ってきました。
これまでのシリーズを1本も見たことがなく、
今回が「初ガイア」です。
何作か見ている人にとって、
今作の評価はどうなんでしょうね。

自分にとっては、微妙…。
まだ、うまく説明できませんが、またいずれ。

Posted by: enjun | September 27, 2004 at 10:11 AM

enjunさま

あの産院の「経験者」であるenjunさんのご感想、お待ちしています。KOIKE君の論評も聴きたい。

Posted by: 川瀬 of Joytoy | September 27, 2004 at 05:42 PM

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