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October 30, 2004

ソウルそぞろ歩き

学会から一夜明けて、今日は一日オフ。折角ソウルに来たのだから、久々に色々歩いて、研究書なども仕入れようとの魂胆だ。

まずはゆっくり朝起きて、ホテルの周りの安い食堂を探し、適当に入ったお店で「テンジャンチゲ定食(味噌汁定食ですな)」を注文。朝から辛いテンジャンチゲを食べて、眠気と昨日の酒が吹っ飛ぶ(気がした)。しかもこの店、その時客は僕一人だったのだが、僕の目の前で夫婦げんかを始めやがった。気の弱い僕は気が気ではなく、早々にここをあとにした。

まず向かったのは、江南(カンナム)の「高速バスターミナル」駅。同僚の井上先生から、ここにある永豊文庫(韓国の大手書店)の新しい店は品揃えが良いと聞いていたからだ。ということで、地下鉄に乗ってそのお店に行くと、確かに広くて大きい。最初は「ここで買うと、あとで身動きが取れないからなあ」と思って控えめにしようと思っていたのだが、本屋さんでは一度火がつくと止まらない僕(普段の生活では色々躊躇しまくりですが)。結局ここで大きめの学術書を7冊ほど買って、まさに身動きが取れなくなってしまった(マジで指がちぎれるかと思った)。軟弱な僕は早速宿に戻り、これらの本を置いて再出発する事を決意。出発してから3時間弱で宿に戻るという体たらく。

宿に戻って、本を置いて再出発する頃、ちょうどお昼時だったので、目の前にあった中華料理屋で、懐かしの韓国「ジャジャン麺」を食す。韓国ではポピュラーな麺です。

jjajangmyon.jpg
(全く辛くないので、辛いものの苦手な方にもお薦め)

その後僕が向かった先は、「韓国の秋葉原」と呼ばれている龍山(ヨンサン)。ちなみに、僕が20年ほど前、ソウルで住んでいたのはこの近く(龍山区二村洞)。もちろん、そのころと比べるのが大間違いなのだが、数年前と比べたって、この龍山の変貌は目を見張る。何でも、ターミナル駅として最近改装されたんだとか。駅の向こうに、様々なお店がひしめくビルが見える。あれ、なんか変なものが見えるなあ。ここは日本橋じゃないんだし、そんなはずは・・・。

yongsan01.jpg
(龍山駅から見た電気街)

さあ、近づいてみました。やはりガンダムです。このビル(電子ランド)には、この前僕が訪問した大阪日本橋の「GUNDAM'S」同様、ガンダムグッズばかり置いている店がありました。

yongsan02.jpg
(ガンダム及びバンダイの伝染力恐るべし)

で、ちょっと思い出話を話せば、僕は小学生の2年生から5年生の始めまで韓国のソウルにいたのですが(父が某銀行のソウル支店に勤務していた)、そのころの日本は、まさに「第一次ガンダムブーム」でした。つまりガンダムのプラモデル、いわゆるガンプラブームでもあったわけですが、僕が確か小学3年生頃(1980年頃)、韓国の文房具屋に、既に韓国製(だったと思います)のガンプラが売られていたのが思い出されます。僕たち日本人学校の生徒はそれを喜んで買ったと思いますが、塗装などはできなかったので、帰国しては韓国には売っていない種類のものや、塗料用具などを買い込む(もしくは友達に頼んで買ってきてもらう)ということをしていたと思います。考えてみれば、日本文化開放などまだまだだったこの時代、そのころ、韓国人はアニメのガンダムを知らずにガンダムのプラモデルを買っていた可能性もあるわけで、実はそのころから、このビルのような事態は準備されていたのかも知れません。以上、思い出話終了。あ、もう一つついでに言うと、アニメに関しては昔から日本からこっそり輸入していました。ガンダムに関しては確認していませんが、僕自身はアトムやらマジンガーZの韓国語版を見た記憶があります。

さて、「韓国の秋葉原」といわれるだけあって、家電やコンピューターショップは本当に多いですが、今の秋葉原を代表するもの、そう、つまり「オタク」な方面はどうか、というのを確かめに行ったわけですが(結局それかい!)、結論から言うと、確かにあることはあったけど、大したことはなかった、というのが正直なところです。その手の一番の先進国から来ているんだから、こうした感想を持つのは当然かも知れませんが、多分、決定的に韓国の龍山になかったのは、いわゆる「エロ」です。今も規制の厳しいお国柄、ちょっとやそっとではこの辺りはブレークスルーしないようです。

で、マンガ方面でもいまだに日本はトップを走っているわけですが、最近の韓国では、以前のような海賊版やパクリとは違い、ちゃんと版権を獲得して翻訳して日本のマンガを紹介するようになりました。そして見つけたのは、あずまきよひこの『よつばと!』韓国語版です。何で買ったかというと、韓国語の勉強になるから、という取って付けたような理由もありますが、韓国版限定のノベルティがついていたからです。一巻の表紙を使った簡易バッグでした。

yotsubato01.jpg
(戦利品?ハングルで「よつばと」と書いてある)

でも、このバッグはさすがに使えません。宿に帰ってから、韓国語版をパラパラ見たのですが、なかなかマジで勉強になります。色々意訳もしているようですが、例えば「かなづち(泳げない方の)」を韓国語では何というかが判りました。「ビール瓶(メクチュビョン)」というのです。いやあ、勉強になるなあ。←強引

夜はせっかくのソウルの夜だから、というので、観光地の定番の仁寺洞(インサドン)に行ってきました。結局何も買わなかったけど。当然日本人観光客も多かったです。

insadong.jpg
(陶磁器や骨董品や工芸品の道筋です)

で、夕食は、昨日の暴飲暴食を戒めるために、牛のテールを煮込んだ白濁スープの「コムタン」を食べる。独りで食事して様になる韓国料理は、残念ながら、こういう「スープ+ご飯」系か「ビビンパ」くらいしかないように思う。焼き肉なんかは独りで食べるもんじゃないですからね。

komtang.jpg
(胃に優しく、やはりうまかった)

でも、その後何となく最後の夜に一杯飲みたくなって、ホテル横のスーパーで、缶ビール一本と僕が昔から好きな「エース」というクラッカーをつまみとして買って帰る。あわせて約W2000也(約\200)。

hiteace.jpg
(安上がりな僕)

風呂上がりのビールを飲みつつ韓国のテレビを見ていると、それは芸能ニュース番組で、イ・ビョンホンやチェ・ジウが日本で爆発的人気、というニュースを流していた。
翌日の出発便が早かった(朝の10時発)ので、そのまま日付が変わる頃には寝てしまう。ぐーっ。

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Comments

どうも、ソウル出張おつかれさん。
俺もほぼ同時期にソウル行ってきたわけだけど、おかげさまでめちゃくちゃ楽しめましたわい。時期がよかったのか、紅葉がきれいでした。詳しくはまた!

Posted by: じん | November 03, 2004 at 11:45 PM

じんくんへ

どうもどうも。そちらもソウルは一応「仕事」でしょ?(笑)
楽しめたのなら結構結構。どこら辺に行ったのかは、今度逢ったときにでも詳しくね。

Posted by: 川瀬 of Joytoy | November 04, 2004 at 12:04 PM

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