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October 16, 2004

朝鮮史研究会大会初日

今日と明日の二日にわたって、僕も所属している「朝鮮史研究会」という学会の年次大会が東京経済大学を会場として行われる。今日はその初日。
今日は基調講演2本と、総会と懇親会だけ。というわけで気楽に聴きに行く。

基調講演の1本目は、北島万次先生の「壬辰倭乱と民衆-降倭についてのひとつの視点」という題目のご講演。
秀吉の朝鮮侵略の際、日本人も朝鮮側に降り、その地に残ったりしたのだが(「沙也可」というのが一番有名だろう)、どのようなパターンがあったか、彼らはどのように史書にその姿を残しているか、という内容のご発表で、僕のような門外漢にも面白く聴くことができた。

2本目は、井口和起先生の「東アジア世界の中の日露戦争-韓国・朝鮮からの視点を中心に」というもの。井口先生は、このブログでもその最終講義のことを書いたことがあるが、僕の勤務校の学長だった方。近代日本史の権威のお一人だ。
今年は日露戦争100周年という事で色々な研究書や催しがなされているが(「日露戦争の偉業を讃える」というノリのものも多いことが気がかり。特に国会議員の面々なんかそういう「勉強会」とやらを催したようだし)、井口先生はもちろんそういう風潮に疑義を表明しておられ(当たり前だが)、特に戦場となった朝鮮(韓国)の視座が日本の側からスコンと抜け落ちていることへの問題提起をなさっていた。司馬遼太郎の『坂の上の雲』を「日本の偉業」と読み替えてしまい、「アジア各国に独立の希望を与えた」なんていうことは本当なのかは、今一度考えるべき問題であろう(例えば、日本をモデルに改革をしようとしたヴェトナムの「東遊(トンズー)運動」は、結局日本とフランスの協定により留学生は日本を追い出され、彼らは後にフランスの官憲に逮捕されるというような結末になっている。こういう事を無視したまま「日本はアジアの星だった」などと能天気に言ってはいけないであろう。そもそも「アジア解放のリーダー」というなら、足元の朝鮮に対する処遇はどうなっているのか、という当たり前すぎることも等閑視されたままである)。

夜は懇親会で、久々に東京の友人たちと痛飲。しかし翌日の本大会があるので、二次会は失礼して、早めに帰宅。

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学問・資格」カテゴリの記事

Comments

はじめまして。
沙也可って実在の人物なんですか?
名前が女性っぽい気がするんですが。

自分でちょっと調べてみました。
実在したという説としなかったという説の両方あるんですね。
真田十勇士みたいなもんかな?

小早川さん、ご自分で調べられたとのこと。「沙也可」とgoogleで調べるだけでも、結構情報が出てくると思います。
なお、申し訳ありませんが、コメントはエントリに関係のあることにしてくださいませんか?このコメント欄は「なんでも質問箱」ではありませんので。

これはこれは失礼しました。
「沙也可」とgoogleで調べたところ、こちらのブログがヒットしてしまいましたもので。
しかも沙也可の部分にリンクまで張ってありましたものですから。

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