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November 30, 2004

『よつばと!』3巻感想

今日、講義が終わってパンをかじっていたら、卒業生のH君がいきなりやってきて、某公務員試験に受かったとの朗報を持ってきてくれた。おめでとう、H君。来年あたり、在学生への「就職活動に関する講演」をお願いすると思いますので、宜しく。

彼とはひとしきり色々話したのだが(彼は小説、マンガなどにも造詣が深いので話題が豊富)、そこで僕が話題に出したのが、あずまきよひこ『よつばと!』の新刊のこと(現在3巻まで)。Hくんはあずまきよひこの大ヒット作あずまんが大王は読んでいたが、『よつばと!』は未読とのことだったので、とりあえず薦める。

yotsubato3.jpg
(こんな表紙です)

この作品は、「小岩井よつば」という女の子が主人公の、まったり進む物語です。よつばとその「父ちゃん(パンツ一丁でパソコンに向かう翻訳家。よつばの血縁上の父ではなさそう)」、その父ちゃんの親友である背がやたら高い花屋さんの「ジャンボ」氏(トールマンではありません。念のため。ちなみにこのトールマン氏は僕の大学の先輩)、おとなり綾瀬家の三姉妹(あさぎ、風香、恵那)を中心とした物語が淡々と進んでいくだけ・・・なのですが、ついつい顔がにやけてしまう作品です。ホント、どんどん話の運びかたがうまくなっている・・・。僕の親友の(福)君も太鼓判を押す巧さ。あずまきよひこ、恐るべし。
昨今、これだけ誰も傷つけない、ハートウォーミングな話は珍しいと思います。ほんわかしたい方にお薦め。前作『あずまんが大王』同様、再読性に優れております。

さて、このような癒し系マンガ『よつばと!』を愛読する僕ですが、それとは正反対のものも実は愛読してしまう傾向があります。例えば『野望の王国』とか(笑)。
で、帰り道に出井康博『松下政経塾とは何か』(新潮新書、2004年)という新書を買ったのですが、これを買ったのは、もちろん数々の政治家を輩出しているこの組織に興味があったし、僕の知り合い(大学時代の先輩)も一人「入塾」しているからなのですが、決定打は、何と言っても担当編集者の売り文句

「松下政経塾」は実録版『野望の王国』だ!

ええーっ、『野望の王国』ですか?僕はことあるごとに、この雁屋哲先生原作、由起賢二先生作画の超絶ヴァイオレンス劇画を薦めて「野望メイト」(笑)を増やそうと画策しているのですが、まさかこんなところでそのタイトルにお目にかかるとは・・・。この担当者も恐るべし。
この煽り文句はどういうところに由来しているのかは未だ読んでいないので何とも言えませんが、僕の読む気を起こしてくれたのは確かです。しらなかった、松下政経塾の皆さんがそれほど「野望」に燃えているとは・・・。

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Comments

詳しいことは申しませぬが、その『よつばと!』評には、
意義あり!

特に、再読性については。

Posted by: umeten | December 02, 2004 at 09:35 PM

umetenくんへ(嘘アドレスはやめるように。本当に、君はumeten君ですか?、と疑うことにもなります)

もうちょっと、書いてくれないでしょうか。
異論・反論・オブジェクションは当然受け付けますが、これじゃ、返事のしようがないです。堅苦しいことを言うつもりはないのですが、私的なメールではない、「コメント」という公共の場に晒す発言の性質を考えてみて欲しいとおもいます(あと「意義」じゃなくて「異議」だよね?)。
ということで、ちゃんとしたコメントを「要求」します。

追伸:コメントには関係ありませんが、この日記の「固定リンク」が、過去のものと同一になってしまっています(11月5日付の日記と同じになっており、いわば「上書き」されたような形になっております)。原因は不明ですが、恐らくニフティのココログのプログラムミス。サポートセンターの指示通りにやっても変わらないからなあ・・・。

Posted by: 川瀬 of Joytoy | December 02, 2004 at 09:47 PM

前略。
意義=>異議ですが、
前にも少しお話したような些細なことなのですが、特に第一巻の最終話が、
はっきり言って気持ち悪いのです。
個人的かつ感覚的なもので、とうてい「評」たりえるものではありませんが、
天真爛漫・純真無垢なエイリアンをして、「無敵」と呼んでしまうそのセンスが、
実に「いやし」的な商品コードに感じられ、その感覚を通して、
逆にそれを語るものの不純さを感じさせられる、と感じるから、、、といったところでしょうか。
はっきりとは申せませんが。

重ねてお詫び申し上げます。

Posted by: umeten | December 08, 2004 at 06:07 PM

umetenくんへ

コメントありがとう。

>天真爛漫・純真無垢なエイリアンをして、「無敵」と呼んでしまうそのセンスが、実に「いやし」的な商品コードに感じられ、その感覚を通して、逆にそれを語るものの不純さを感じさせられる、と感じるから

こういう事なら、判る気もします。
安直な「癒し」への方向付けにどうも反発してしまう、という感覚なら、僕も共有しています(笑)。
あと「子供は純真」である、というのも、もちろん一つのイデオロギーですからね。子供は純真なのではなく、嘘が下手なだけだと思います。

Posted by: 川瀬 of Joytoy | December 08, 2004 at 09:24 PM

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