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January 26, 2005

岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』を読んだ

皆さん、今晩は。
今週で講義が終わりだ、と思った途端、身体が勝手にフライングをして風邪を引いてしまった川瀬です。ちょっと気を抜くとこれです・・・。自分の虚弱さに嫌になりますが、今日は通勤電車で読み終えた

岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』岩波ジュニア新書、2003年

のご紹介。

まず、こんな濃密な内容の入門書がジュニア新書に入っていることが驚き。内容は全然「ジュニア向け」じゃないですよ。ハードです。でも、分かり易く解説してくれています。

岩田先生は元々ギリシャ哲学がご専門だそうですが、最近ではレヴィナスやロールズにもその視野を広げていらっしゃいます。長年の哲学研究の精髄を集めた感じのこの本、特徴としてはヨーロッパ思想を貫く二本の太い柱である「ギリシャの思想」と「ヘブライの信仰」を中心に解説していることでしょう。もちろん、限られた紙幅でヨーロッパ哲学を全て解説するのは不可能なので、このような限定をしているわけですが、却ってすっきりとヨーロッパ思想の見取り図が頭に入る仕掛けになっていると思います。中世以降の哲学者個々人の解説が食い足りない、というのは仕方ないでしょうが、それは無い物ねだりと言うことで。

特に僕がお薦めしたいのは「第2部 ヘブライの信仰」です。ヘブライの信仰、といってもいわゆるユダヤ教だけでなく、イエスの思想を分かり易く解説しており、しかもレヴィナス的な見地からそれを行っているので、内田樹先生の本で多少は「予習」した感のある僕にとっては、非常に判りやすかったです。岩田先生の描くイエス像に思わず入れ込んでしまい、「回心」しそうになったほどです(笑)。

というわけで、お薦めです。

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