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February 02, 2005

こうの史代『夕凪の街桜の国』を読む

yuunagi忙中閑あり、と申しますが、「無理矢理でもリフレッシュの時間を作らないと、人間壊れるよね」、という自分勝手で都合の良い言い訳を自分にかましながら、大体深夜は「漫画(or 深夜番組)」タイムなのですが、昨晩、各方面で話題になっている

こうの史代『夕凪の街桜の国』双葉社、2004、\800

を読みました。
表紙を見て判るように、穏やかな絵柄の人ですが、実は内容はけっこうハードです。
ネタばれしない程度に内容を掻い摘んでお話しすると、この物語は広島の被爆者の家族(祖母から孫まで)の物語です。広島の原爆に対する漫画といえば、ご存じ『はだしのゲン』がありますが、こうのさんの作品は、敢えて「直接的」な糾弾や表現を避けつつ、何故か生き残ってしまった私たち(これは原爆を直接体験していない孫の世代にも関わるのですが)が、何十年も経つのに「外傷(体と心両方)」として残っている原爆にどう向かい合っていかざるを得ないか、ということを語っていると思います。

アウシュビッツの生き残りたちも「どうして我々だけが生き残ってしまったのだろうか」と、却ってその不条理さに苛まれたことが様々な本に書いていますが、それと同様に、まさに「トラウマ」として原爆が穏やかな日常に突然割り込んでくるわけです。

僕の賢しらな解説よりも、まずは皆さんに読んでいただきたいと思います。
「記憶」「トラウマ」そして「回復」というものを改めて考えさせてくれる漫画です。おすすめ。

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アニメ・コミック」カテゴリの記事

Comments

「どうして我々だけが生き残ってしまったのか」
同じような言葉を、先日10年目を迎えた阪神淡路大震災の被災者の方もおっしゃっていたような気がします。
生き残ったということは、何か意味があることなのだから・・・なんて、部外者の上滑りな慰めなのかもしれないと、その時思いました。
この本(漫画)ぜひ読んでみようと思います。

晶希さま
お読みになったら、感想をお聞かせください。

そうそう、「生き残ってしまったが故の喪失感」って、阪神大震災で肉親を亡くした友人にいました・・・。彼は今頃どうしているのか。

読みました。

出版社も作者もちゃんと覚えずに書店に行ったので見つかるか不安でしたが、レジの横にしっかり積んでありました^^;

第一印象として強く残ったのは「不条理感」でした。
死んで行った人も生き残った人も、みんなが「なぜ?」と思っている。
そして直接被爆した人だけでなく、その子供たちにもその不条理感は受け継がれていく・・・
うーーん、文章表現の授業を受け直した方がよさそうなこの表現力の乏しさ><
すいません、出直します・・・・(・・;)

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