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« 「竹島の日」雑感 | Main | 『恋愛の昭和史』読了 »

March 18, 2005

命令されたくない人

久々に政治ネタを連チャンで。

今朝、新聞を読んでいたら、小さな記事ですが、現在自民党が作成している「新憲法」の草案に、「義務」の一段階下の「責務」(要するに、努力目標ということみたいです)として「国防」「社会的費用の負担」「家庭の保護」などを明記するようにしたそうです。これだけでは、内容はよく判りませんが、意地悪な揚げ足取りをまず一発かますなら、「政界失楽園」といわれた船田元さん(彼は新憲法起草委員会内の「国民の権利・義務小委員会」の委員長です)、あなたがそれ(家庭の保護)を仕切りますか?(笑)まあ、僕も大人ですから、フランス人の態度を見習って、不倫ごときではグタグタ言いません。そんなものは、個人の自由だと思っています。上記のはあくまでジョークですが、「国防」ってのは何ですか?これはさすがにジョークでは済まない事案ですよね。あと、真ん中の「社会的費用の負担」って、この言葉だけでは何を指しているのか判らないのですが、今問題になっている(というか、これからも問題であり続けるであろう)年金とか、そういうことですかね(年金は確かに今のところ「義務」じゃないですし)。もしそうなら、「責務」なんて書かずに「義務」として、要するに税金で取ればいいと僕は個人的には思っています。もし、例えば消費税がそういう方面に使われるなら、ミサイルとかに消費されるよりはよっぽどマシだと思っています。

さて、僕がこの「改憲論」を見るにつけ、いつも思うことは、政治家の人って、特に自民党の人って、本当に「人に命令するのが好きで、命令されるのが嫌いなんだなあ。ついでに言うと、自分が命令される立場になるかも知れないということに想像力が及ばないんだなあ」ということです。そもそも「憲法」というものがどういうものなのかをご存じないようです。「憲法」って、国、もしくは国政を預かるものに対する国民からの「命令」なわけですよ、簡単に言えば。「憲法が邪魔で自由に動けない」という物言いは、本来はあってはいけない。今の「改憲」議論では、国民の「義務」や「責務」だけが一方的に説かれ、国がなすべきことについては、憲法第九条を除いては議論されていない(僕は当然第九条維持派ですが)。国民に「国防」を説く前に、そういう事態にならないように外交でなんとかしてください、というのが、僕の最低限の政府への要求です。

「恒久平和なんて人類の歴史上なかった。だから私はそんなもの望みはしない。だが何十年かの平和で豊かな時代は存在できた。我々が次の世代に何か遺産を託さなくてはならないとするなら、やはり平和が一番だ。そして前の世代から手渡された平和を維持するのは、次の世代の責任だ。それぞれの世代が、後の世代への責任を忘れないでいれば、結果として長期間の平和が保てるだろう。忘れれば先人の遺産は食い潰され、人類は一から再出発ということになる。まあ、それもいいけどね」 弄んでいた軍用ベレーをヤンは軽く頭に載せた。 「要するに私の希望は、たかだかこのさき何十年かの平和なんだ。だがそれでも、その十分の一の期間の戦乱に勝ること幾万倍だと思う。私の家に十四歳の男の子がいるが、その子が戦場に引き出されるのを見たくない。そういうことだ」 (田中芳樹『銀河英雄伝説』1巻より)

最後に、僕の敬愛するヤン提督の台詞で代弁させて貰うことにします。

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