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June 05, 2005

魂を打ち砕かれる-鈴木祥子ライブ報告その2

てなわけで、昨日に引き続いて、鈴木祥子さんのライブに行って参りました。
昨日は、思いもよらぬ「接近遭遇」もあり、まるで恋に浮かされたように、足元がおぼつかなくなって帰りました。魂が揺さぶられた、という感じのライブ体験は久々です。
そして、空中に10センチ浮いているような精神状態で、今日は京阪丸太町駅直結のライブハウス「メトロ」に行ってきたんですが、いやあ、完全に魂を打ち砕かれました

今日の出演者は、以下の通りでした。

rally papa & carnegie mama、カーネーション、鈴木祥子(出演順)

まずは、開演前のメトロに着くと、昨日顔見知りになったコア&ディープなファンの皆さんがいらっしゃいました。その方々に軽く会釈し、整理番号順に並びます(さすが、その方たちは整理番号も若いので、最前列です)。そして、今日の開場は、一部を除いて、オールスタンディングです。覚悟はしていましたが、やはりきつい・・・(結局、四時間立ちっぱなしでした。年寄りには堪えます)。狭いし、身動きが取れないし。主催者側も入るだけ入れた、という感じでしたから、人口密度が物凄い(今更なんですけど、これだけ混み混みのイヴェントでは、全面禁煙にすべきだと思いました。危ないし)。
背の低い人なんかは大変だったと思います(一部の女性陣は、小さな体を逆に駆使して、ドドドと前の方へ突撃していきましたが)。僕もそれほど高くないですが、僕の真後ろでピョコピョコ飛び跳ねていた女性に気兼ねして「前に来られますか」と僕の場所を譲って(飛び跳ねる度に僕にぶつかってきていましたしね)、そのままずるずると後ろの方に引き下がりました。頭の中では、『ガラスの仮面』の月影先生のように、余裕をかまして後ろの方から「ここからの方がよく見えるのよ」なんて言いたかったんですが、とにかく人人人で、ステージ上もよく見えず、当然ながら昨日顔見知りになった皆さんもどこにいるのか全く判りませんでした(終演後、ようやく何人かの方とおしゃべりしました)。もちろん、狭いハコですから、音はダイレクトに伝わるんですが、表情がほとんど見えなかったのは残念。特に、昨日のライブで、至近距離で拝んでいたものですから、余計そういう思いが募りました。

最初のバンドは「rally papa & carnegie mama」。僕は例の如く全く知らずに初めて見たのですが、なかなかよかったです。僕はあまり聞かないタイプのバンドでしたが。
二番手のカーネーション。カーネーションは、何枚かアルバムを聴いてはいましたが、「生」は初めて。これが「腹」に来ましたねえ。ギター、ベース、ドラムのシンプルな編成なんですが、ガンガン来ましたよ。改めてこのバンドの「音の力」を感じました。直枝さんの声も良い。この二つのバンドだけで、2時間以上演奏があって、すっかり「おなかいっぱい」の状態になりました。でも、僕にとっての「メインディッシュ」はその後なので、もう少し我慢して立ち通しです(途中、ビールを飲んでエネルギーを少しだけ補給しましたが)。
MCの時、カーネーションの直枝さんをして「怖い人です。僕は最近彼女を弁天様、と呼んでいます(笑)」と言わしめた僕の「女神様」、鈴木祥子さん、いよいよご登場です(弁天、って言い得て妙ですね。確かに音楽に関係ありますし)。でも、僕の立っている位置からだと、人と人の間から、お顔の半分が時々見える、といった状態。祥子さんは「最初、暗い曲を二連発です」なんて言いながら、昨日同様、電子オルガンで弾き語り。以下、今日、僕のゲーム脳ビール脳がメモした祥子さんの曲目を書き写します。

1)愛の名前(これは僕は聴いたことのない曲。『CDジャーナル』誌の付録CDに入っていたそうな.。情報提供sabaさま)
2)危ない橋(懐かしいですね。ライブでは定番かも知れませんが)
3)シュガーダディーベイビー(祥子さんいわく「私のファザコンを歌ったもの」だそうだ。カーネーションの直枝さんお気に入り。この曲から、バックにカーネーションの皆さんが付く)
4)水の冠(これをロックっぽい音で聴けるとは・・・。かっちょよかったです)
5)カバー Frederic by Patti Smith(パティ・スミスのカバーとは渋い。それより僕が気になったのは、祥子さんの高校時代のあだ名が「はっちゃん」というものであったことだ(笑)。何故だ?)
6)忘却(昨日は弾き語り、今日はバンドバージョン。どっちも胸に迫るなあ。早くCD化希望)
7)Miss CRADLE(カーネーションの曲。祥子さんはドラム)
8)Love/Identified(最新マキシシングルの曲。「わたしを見て」、言われなくても見ますよ、祥子さん!!)
9)Happiness(僕の好きな曲なので嬉しい。お約束の「年齢ネタ」も炸裂だ)
10)True Romance(疾走感、ですね、この曲は。)

encore
1)僕たちの旅(客席からのリクエストに応えて)
2)ラジオのように(いやあ、これ、激しかったっすよ。びっくり)
3)paingiver(ラストに、この曲をもってきたことも驚きだが、カーネーションの皆さんの演奏もまた素晴らしいものでした。僕に声をかけてくれた「常連」さんは、大喜び。ずっとリクエストしていたんだそう)

と、足かけ四時間にも及ぶライブは無事に終了。昨日の祥子さんは一人だけの弾き語り、今日はカーネーションをバックにロックンロール節炸裂でした。祥子さんが「Are you ready to rock? Are you ready to roll?」と言ったときは、思わず榎本俊二の『えの素』のように、「イエー、ロールミー、ロールミー」と口走りそうになりました(←全然意味が違います)。

いやあ、この二日間、感動したんですが、どうしましょ、ぼーっとしてしまいます。ホント、体に毒ですね。二日連続のイヴェントって、良くないですよ。全部吸い取られます。もちろん、それを上回るエネルギーももらっているんですが・・・。やっぱ、ライブは「たまに」くらいがちょうど良いですね。
ライブ終了後、昨日声をかけてくださったライブ常連の「古強者」の皆さんと談笑。最後、祥子さんの「出待ち」をしたんですが(できればサインでもしてもらおうと思って)、出てこられないので、時間も遅くなったので、名刺を交換したりして、「またライブ会場で」と別れを惜しみました。その中のお一人が、なんと千葉から来ていらして、そのまま夜行バスで今晩帰られるというので、京都駅までタクシーでご一緒しました。その方(Kさん、とします)とタクシーの中で少しお話ししたんですが、

「Kさんは、祥子さんのライブは何回くらい来られていますか?」
「そうだなあ、これで70回くらいですかね。3日の高田馬場のも行ったから、三日間連続ですし」

とさらっとおっしゃるので、びびりました。ひーっ。

「さっき一緒に話されていた方々は・・・」
「彼らもそうじゃないですか。どこのライブ会場でも、彼らの姿見ますからね」

そりゃお互い様でしょう、と思わずKさんにつっこんでしまいましたが、「修羅の道」を突き進む先達のお姿を見て、決意を新たにしました。生活に支障が出ない程度には通おうと。
また、ライブ会場で見かけたときには、宜しくお願いいたします。ではまた会う日まで。

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Comments

夢のような二日間だったしょうね。羨ましいです。僕も仲間由紀恵さんあたりが、京都か大阪で舞台すると聞いた日にゃあ絶対行きたいと思いますもん。うーん羨ましい。。。でもこういう「修羅場」をくぐり抜けた追っかけの人のパワーは、ある意味学問と通じているのかも。何が共通しているのかはわかりませんが(笑)。わかったらまた報告します。

Posted by: amgun | June 06, 2005 at 01:40 AM

amgunさん、要するに「人間、好きなことに打ち込めれば、幸せ」なんですよ。学問って、その典型例だと思いますし、ミュージシャンの人にとっては、音楽がそうでしょう。まあ、「逃げ道」がないと、辛いことになりますけど、プロってそういうものですし。
確かに夢のような二日間でした。これから、さすがに全国の追っかけは無理ですが、京都近辺でのライブは通い詰めるでしょうね。麻薬ですな、もはや。
てなわけで、実は、「いけないだろうな」と思っていた今月21日、大阪のバナナホールでのライブですが、今ぴあに繋いで、買っちゃいました・・・。修羅の道、まっしぐらです(笑)。

Posted by: 川瀬 | June 06, 2005 at 02:00 AM

昨日も良かったですね~。
昨日は知り合いと後ろの方で見てました。メトロのタバコ臭さがどうしてもダメなのです。。
祥子さんのライブだけで70回ってすごいですよね。私は10回ぐらいですよ。初めて見たの一昨年なので。
でも、違う人のライブを去年1年で50本ぐらい、一昨年は70本ぐらい観に行ってますけどね~。年間100本のライブをこなす人だからできることですが。
ライブも一度足を踏み入れてしまうと、観ない方が生活に支障来たしますよ、きっと!なのでガンガン通いましょ~!

Posted by: さなえ | June 06, 2005 at 07:31 AM

さなえさま、昨日は挨拶できず失礼しました。
僕はたまたまテーブルの近いところにいたので、タバコの煙が来る来る。特に、あるおじさんがチェーンスモーカーで、参りました。
さなえさんも、僕から見れば「ベテラン」ですよ。僕などは恐らく、全てのアーティストのライブを合計しても、この人生で恐らく50回も行っていませんから。

>ライブも一度足を踏み入れてしまうと、観ない方が生活に支障来たしますよ、きっと!なのでガンガン通いましょ~!

そうなりそうです(笑)。バナナホールのチケット、遅く購入したので、大分後ろの方になってしまいましたが、行くことにしました。仕事は、その直前の週末に済ませるつもりです。
また会場でお会いしましょう。

Posted by: 川瀬 | June 06, 2005 at 10:54 AM

先日はどうもありがとうございました。
足跡残して下さってありがとうございます。来れました。
メトロもすごく良かったようで・・・(泣)
バナナホールも行けないし。いじいじ。
でもまた近いうちにライブもして下さるだろうと期待しつつ、待つ事にします。
本当にステキでしたよね、祥子さん。
またお会いした時は、どうぞ宜しくです!

Posted by: みきてぃ | June 07, 2005 at 10:12 PM

みきてぃ様
どうもこんばんは。こちらこそ、先日はありがとうございました。mixi内で、今回のライブの感想などを収集すべくうろうろして、みきてぃさんのところにも(さなえさん経由で)お邪魔してしまいました。
また、会場でお会いしたとき、宜しくお願いしますね。

Posted by: 川瀬 | June 07, 2005 at 10:29 PM

少し気になったのでカキコ。
と、言うのも近藤名奈の名前があったから。
私中3の頃、彼女のファンをしていて
その後ぱったりと見なくなってしまったのですが
作曲の方にまわっていたのですか?
FMで彼女の曲が流れていた懐かしい時代を思い出して
書き込んでみました。
てっきり結婚して引退してしまったのかと思っていたのですが
まだ音楽活動を続けていたので驚いてしまいました。

Posted by: ちか | June 08, 2005 at 10:17 AM

ちかさま

近藤さんについては、僕もよく判らないのですよ。ググったら、上記のような結果が出てきたので。この「愛の名前」という曲自体は、結構前の作品のようですが。情報ソースはここ。

http://home4.highway.ne.jp/yukif/nana/news2000.htm

なお、鈴木祥子さんは近藤さんに曲提供しています。今のところの彼女の最後のシングルみたいです。

http://homepage3.nifty.com/nc-himawari/single.htm

近藤さんはあまり聞きませんでしたが、僕も90年代半ばまで、色んな女性ボーカルを聞いていて、たまに戸棚の奥からひょっこり出てきて自分でも驚くときがあります。井上昌己とか、米屋純とか(笑)。当時聞いていた冨澤一誠さんのFM番組の影響ですね。

Posted by: 川瀬 | June 08, 2005 at 01:55 PM

はじめまして。祥子さんライブとてもよかったみたいですね!私は行けなかったので、興味深く読ませて頂きました。

ところで、「愛の名前」について。
たしか2001年ぐらいのライブで初めて演奏されて、度々演奏されるようになり、その後CDジャーナル誌2003年2月号の付録として掲載された曲です。
これは確か祥子さん作詞作曲だったと記憶していたので、CDジャーナル誌の紹介記事をみてみたところ、All songs Written by Shoko Suzuki だったので、祥子さんの作詞作曲だと思いますよ~

重箱の隅をつつくようですいません。「愛の名前」って祥子さんの歌のなかでもベスト10に入るくらい大好きな歌なんです。この歌を超える新曲はしばらく出会えないかなーと思っていたら「忘却」でまた更に衝撃を受けました。

近藤名奈さんへの提供、プロデュース活動は確か別の歌だったと思います。祥子さんファンサイトでは老舗のきくちさんのページでもちょっと紹介されています。

Posted by: saba | June 11, 2005 at 11:17 AM

sabaさま、情報ありがとうございます。グーグルでの情報収集は、こういう限界があるのですね。その『CDジャーナル』、買わなかったことは痛恨のきわみです。

Posted by: 川瀬 | June 12, 2005 at 12:25 AM

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