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June 01, 2005

オタクの血が久々に萌え上がる-「Z GUNDAM-星を継ぐ者」感想

さて、今日はただいま公開中のアニメ機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者年甲斐もなく見てきちゃいましたので、その感想をしたためたいと思います。

僕と一緒に見に行ってくれたのは、我が忠勇なるジオン軍兵士去年僕のゼミにいた大学院生のO君。彼も結構ガンダムマニアで、いい大人が独りで行くのも何だし、見終わったら絶対誰かに語りたくて仕方なくなることが目に見えていたので(オタクの習性で)、利害が一致し、一緒に行くことになりました。

僕は、テレビ版の「Z GUNDAM(以下Z)」が放映されていたとき、ちょうど中学生で、アニメ雑誌などを一番ちゃんと買って読んでいた時期とも重なるので、ついつい昨晩は、押し入れの奥に秘匿している今やなきアニメ雑誌『月刊OUT』のバックナンバーを読んで(1985年の9月号から11月号を主に)、「Z」の復習をしちゃいました、授業案の予習をさぼって。あのときから、すでに20年が経過していることを改めて思い知らされ、軽いめまいが起きました。

で、京都は新京極の「MOVIX 京都」に、空いているであろうといそいそと平日に出かけていったわけですが、確かに空いてはいたんですが、何ですかこの大人の群れは。君たち仕事や学校は?どう見ても平均年齢20歳超えているだろう。自分がその平均年齢を押し上げている側に立っていることなど棚に上げつつ、ついつい観客批判に走る狭量な僕です。
それに、この男比率の高さはただごとではない!!まあ、僕らも男の二人連れという組み合わせですが(男二人、という組み合わせがすごく目に付きました)、会場全体が、「そこそこ大人」で、「ファーストガンダムは台詞を暗記するほど見ていて」、「メカに萌える」という雰囲気なわけです。女性の観客も、全体の5%くらい(目算)いらっしゃいましたが、その半分は、なんか彼氏に無理矢理連れてこられた感じ、そして残りの半分は、まあ「筋金入り」の(以下自粛)。

で、ここから簡単な感想ですが、ネタバレがイヤな方は、以下を読まないようお願いします

僕の「ガンダム」シリーズ全体に対する政治的立場は、一言で言うと「ファーストガンダム(一年戦争)のキャラクターが出てくるものまでは許容」というものです。言ってみれば「穏健右派」というか「中道左派」というか、昔なら「新党さきがけ」的なスタンスというか、よけい判りづらいですね。失礼しました。ただ、いわゆる「ファーストガンダム原理主義者」ではありません。というわけで、もちろん「Z」は許容範囲なわけで、それどころか、幸か不幸か、さっき言ったように僕の思春期と重なっているので、忘れられない作品になっているので、これは見に行かざるを得ません。

で、まず「作画面」から感想を述べると、作画監督の恩田尚之さんのカラーが非常に濃厚で、ここでもしかしたら、好き嫌い(もしくは違和感)が起こる人がいるかも知れません。僕も、実は、「うーん、恩田さんかあ。悪くはないんだけど、北爪さんはハマーン・カーンの例の漫画のせいで無理ともかく、梅津泰臣さん(テレビシリーズのオープニングの原画をしていたアニメーター。梅津さんの描く骨太なクワトロとかが僕好み)を加えられなかったのかなあ」と、脳内で年寄りの繰り言をつぶやいてしまいました。でも、最後のテロップで、原画マンに土器手司さんの名前を見つけて感慨にふける僕でありました。

次にストーリーですが、今回の映画は、三部作の最初ということで、クライマックスはこれからですから、物語的にどうこう評価するものではないですね。でも、一言で言えば、ジェリドが悲惨。以上。でも、これだけですと何なので、主人公のカミーユ・ビダンについて。カミーユのキャラは、今思えば、当時(85年ごろ)最先端を行っていたような気がします。何故って、今見てもしっくり来たから、というより、今見た方が「こういう奴っているよな」「判るなあ、その気持ち」というように、20年前より感情移入しやすくなっている自分を発見して、インド人もびっくりです。

富野監督、相変わらずの荒技で、ストーリーをコンパクトに、テンポよくまとめる手腕はさすがでございました。でも、もしかしたら、僕などは「ファーストガンダム」、そして「イデオン(特に発動編)」の無茶なまとめ方に慣れているものだから、しっくり来ただけかも知れません。これは「富野マジック」と呼んでも良いかも。付け加えるなら、僕の場合、もちろん昨晩の復習が役に立ちました。でも、全く知らない人が見る映画ではないですよね・・・。当たり前かも知れませんが。

あと、声優陣について。ほぼ、20年前の声優さんたちが起用されていますが、所々別の声優さんが起用されています。でも、懐かしい声を聞くだけで、僕のようなオールドタイプファンは嬉しくなっちゃいますね。
三枝成章氏の音楽も懐かしいです。僕は、実はサントラ、レコードで全部持っています。まだ、実家の押し入れの中に(捨てられていなければ)残っているはず。

で、最後に次回作の「予告編」なわけですが、副題が「恋人たち(Lovers)」って・・・。「カミーユとフォウ」「アムロとベルトーチカ」という組み合わせを中心に据えると思いますが、一瞬チャン・ツィイーが頭の中で踊ってしまいました。そんで、その予告編では、フォウばかりが出ていました。ベルトーチカファン(こっちのBeltorchiccaも好きですが)の僕としては、「予告編に、もっとベルトーチカを出さんかい(川村万里阿の裏返った声を聞かさんかい)」という気持ちでいっぱいです。昔、ベルトーチカってキャラクターがよくわからなかったんですが、あれっておじさんから見れば、すごく(都合の)いい女かも知れないです。彼女が好きっていうのは、僕がおっさん化した証拠かも。

というわけで、要するに僕は、この作品、全部最後までおつきあいしますよ、と決心して帰ってきました。久々に、作画やら声優やらに目を向ける、オタクの血が騒いじゃいました。映画館でアニメって、「エヴァ」か「もののけ姫」以来だな・・・。

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Comments

昨日はどうも。忠勇なるジオン軍兵士です。

>彼も結構ガンダムマニアで、いい大人が独りで行くのも何だし

いやあ、やっぱり先生には敵いません。同じマニアでも、モビルスーツにたとえるなら、ガンダムとザクくらい違いますよ。先生は単独で大気圏突破できますが、僕は途中で燃え尽きてしまいますよ(笑)

しかし、僕も感想書こうかなあ。ちょっと血液の温度が上がった一日でしたね。昨夜は興奮冷めず、先生にお借りした「テキスト」と、家にある諸々の文献を読みあさってしまいました。沈静化しないと。

どうもお久しぶりです。よつばとと野望の王国はまだ読めていません(笑)でも内田先生や小谷野さんや「草の花」は読みました。どれも良かったです。
僕も日曜友達三人と見に行ってきました。京都が満席だったので、すぐに滋賀に移動する行動力を発揮しました(笑)やはりジェリドが興味を引きました。最後の戦いも燃えました。僕は副産物に触れた世代で、ベルトーチカがよくわかってません。勉強しておきます(笑)
仕事は毎日へたるぐらい頑張ってます。他の先生方にもよろしくお伝えください。では。

どうもこんばんわ。
Zは小学生のときで、なにやらえぐい、という強い印象と、最終回のエマが浮いているシーンばかりが記憶に残っておりました。気になってたので、2年前にファーストとZの一気観をしたんですが、やはりいいですね。えぐくて。一般的にはわかりにくいと悪評ですが、あのもやもやした嫌な感じこそが持ち味なんじゃないかな~と思います。
とかいってまだ映画は見に行ってないです。このブログを見てて観に行きたくなりましたねー。

やはり、予想されてはいましたが、「男の子」ばかり食い付きますね、この話題は(笑)。

マサ徒くん、つきあってくれてありがとう。文学部の教員は元々世間から見れば「何の役にも立たない」知識を詰め込んでいる輩が多いのですが、僕はその筆頭でしょうね。僕も世間に出れば、大気圏突入どころか、その前に「撃墜されて」います。

HTくん、お久しぶりです。お元気ですか?職場には慣れましたか?休日はそれだけ混んでいたんですね。でも、すぐ滋賀まで移動するとわ。
あと、『野望の王国』の方は、無茶しなくても良いです(笑)。あんな漫画薦めるというのは、教育者としては問題あるなあ。

ちゃあり~さん、確かにZはえぐくて、暗かったです。主人公もアレですし。当時中坊だった僕も、ついて行くのがやっとでした。でも背伸びしたがる年頃でしたから権力闘争の描写などを見て「これが大人か」という思いもあったのですが。僕も、そのような「えぐさ」がZの持ち味だと思います。

わたしなどはΖの政治描写に「なんと浅薄な」と冷笑し「やっぱポリティカルフィクションはダグラムだよね」などという嫌味な厨房だったのですが、最近35歳のゲームデザイナーから「俺はダグラムの解放闘争描写は甘いと言う消防だった」という話を聞き上には上がいると改めて思いますた

おーつかさん、僕はダグラムを見ていないので、何とも言えないのですが、「子ども向け」の番組と言うことを考慮すれば、やはりサンライズの富野・高橋監督のラインがギリギリだったような気がします。そのギリギリさが、我々を熱狂させたものだったように思います。
あと、僕はおーつかさんのコメントを見ながら考えたのですが、、今で言う「キャラ萌え」の度合いが高かったので、結構ポリティカル・フィクション部分は「どーでもいいや」と当時考えていたのかも知れません(笑)。

>確かに空いてはいたんですが、何ですかこの大人の群れは。
「映画の日」ですから。
という理由で朝一の回の席に座っていたガノタが来ましたよ?でも、旧フィルム部分のデジタルリマスタリングくらいはしておいてほしかった…orz ちなみに、今月号の『ガンダムA』には「新旧ゴチャまぜ」についての御大の「言い訳」がたっぷり掲載されています。

>「恋人たち」
については、「カミーユ×フォウ」「アムロ×ベルトーチカ」のほかに、「シャア×レコア」「カツ×サラ」「ヘンケン×エマ」「ジェリド×マウアー」「カミーユ×ファ」「シャア×ハマーン」などいろいろあるので「たち」でいいのでは、と。

でも、ZG2の予告編なんてありましたっけ?タイトル表示だけだったような気が・・・
まさか五分上映遅延のトラブルのせいで切られたとか・・・(うわ

umeten君へ
ほほう、見に行かないはずがないよね、君が。
新旧のフィルムは、二十年の(技術)格差もあるのだし、ある程度仕方ないけどね。パンフには結構リマスタリングしていることを謳っているのだけど・・・。

「恋人たち」、なるほど、色んな組み合わせがありますね。ちゃんと仕事しろよ、というくらい恋愛が飛び交っていますね(笑)。

でも、予告編がなかったというのは・・・。映画の一番最後に、あんまり動きはなかったけど、あったはずですが。

「Z」における「女性」たちの描かれ方も、一度検証しなくちゃいけない問題ですね。

フォウの声優変更にはドス黒い陰謀があったみたいです。
http://wiki.livedoor.jp/eternalfour/d/

また、枕営業、音響監督、離婚、などのキーワードで検索なさるとより詳しい真相を書いてあるサイトもいくつかございます。

kenjiさま、情報ありがとうございます。mixiの某コミュでもこのことが取りざたされていて、気にはなっていたんですけどねえ。なんなんでしょうね、この騒ぎは。
オールドファンとしては、なるべく声優さんは替えて欲しくない。ただそれだけです(井上瑶さんのように、亡くなってしまった方は仕方ないですが)。

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