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July 12, 2005

盗人猛々しい

この人、ホントに懲りないですねえ。「舌の根も乾かぬうちに」という慣用句がこれだけ似合う人も珍しい。

小泉さんを抜いて、このところの「失言王」である中山文部科学大臣が、また従軍慰安婦関連で、「失言」を。いや、これはもはや「失言」ではないですね。確信犯です。「従軍慰安婦なんていう自虐的な言葉は当時無かったんだから、今、そういう言葉を使うのはいかがなものか」という自説を、どうしても通したいらしいです。もう、ため息しか出ません。

なんでも、彼の以前の発言(このブログで取り上げました)を支持するメールが来て、「たくさんの若い人に支持してもらえたのはありがたい」とかいっているのだとか。大臣、はっきり申し上げますが、ものをロクに知らない若い人にいくら支持されても、あなたの説が正しいということにはなりませんよ。

しかも、大臣が引用したメールの一部というのが、記事によるとこれまたひどい代物。一番ひどいなあ、と思ったのが

「戦地にある不安定な男の心をなだめ、一定の休息と秩序をもたらした存在と考えれば、プライドを持って取り組むことが出来る職業だったという言い方も出来る」

という部分。絶句・・・。もはや、「想像力の欠如」という陳腐な言葉では、この荒涼とした様は描写できないような気がしてきました。あ、ありました。こういう言葉に一番似つかわしいのは、「盗人猛々しい」という慣用句でしょう。このようなメールを打った人間も、それを正当化の材料に使う大臣も、共に僕から見れば、この慣用句そのままです。
別に「羮に懲りて膾を吹」けなんて申しません。でも、「急いては事をし損じる」とも言います。もう少し、ご自分のご発言の影響力などを考慮して、ゆっくり発言なさってください。今、あなたのような大臣をいただいていることを、僕は日本人として非常に恥ずかしく思っております。
以上。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

いま各地の教育委員会で教科書採択の時期を迎えています。中山氏のような方々は、考えていないようで、結構戦略を考えており、もしかすると「つくる会」教科書採択に有利な環境をつくろうという意図があったりするのかもしれません。発言した場所が愛国心通信簿で有名な福岡というのも気になります。

あのメールを書いた女性の大学院生は、ババア発言後も石原慎太郎を支持する東京都民(女性)よりもたちがわるい。でっちあげなんじゃないか、と思いたいですが、そうじゃないんでしょうね、きっと。

 いやぁ、川瀬さん、「盗人猛々しい」なんて、ホントの盗人に失礼ですよ(笑)。仰る通り、恥ずかしい日本人ですねぇ。
 件の“励ましメール”とやらの全文を、可能なら拝見してみたいものです(これを送りつけた日本人も、恥ずかしい日本人ですねぇ;痴漢犯罪における「女の敵は女」みたいな)。
 まぁ、何かバッシング的なことが起こると、その反動から叩かれた人に同情が起こったり、(当初の批判が如何に合理的で正当なものであっても)批判した人たちに対する(批判した行為のみを「根拠」にした)“逆バッシング”が流行るものです(=そういう傾向が一般にあります)が、今回を初めとする一連の件は明らかにこれら一般的傾向よりも質が悪いと思います。
 (日本国憲法(!)で保証されている)言論の自由を濫用して、自らの社会的責務を見失わないようにしてもらいたいものですが、そんな期待はこの文部大臣氏には過酷なのかな? でも、自由・権利と義務・責任の関係なんて、年齢2桁以上の人なら政治家でなくても正しく理解している人の方が多いはずですが...。

 それにしても、この文部大臣氏にとって、歴史って何なんでしょうね? 南京大虐殺や従軍慰安婦(という名の姓奴隷)に関する専門家の分析に対して、何故に彼はこうも批判的...もとい、敵意剥き出しなんでしょうかね? (トム・クルーズが擬似科学呼ばわりして全米の専門家から反感と失笑を買っている方法論ですが)この文部大臣氏の精神分析をしてみたいものです。

 ただ、問題の約1名wに限らず、こうした歴史認識と倫理観のバランスに欠ける方々って、結構根気強く(?)勢力を張っていますよねぇ。もはやリンクなどでご紹介することはしませんが。

 でもねえ「従軍慰安婦」って言葉が、戦後左翼の造語だっていう事実は、たしかなんでしょう。

つまさん

結構中山大臣はしたたかに考えているのでしょうかね。まあ、どっちにしても、例の教科書採択を促す、という「えこひいき」も決して許されないものですね。
大臣が引用したメールを書いたという「若くて」「留学中で」「女性」というのが、何ともはや。「こんな人も私の発言を支持しているのだ」といいたいのでしょうけど、思うに、この留学生は留学先できっと「イヤな目」にあったのでしょう。残念ながら、留学先でナショナリストになって帰国する、というのは、日本人に多いパターンですから・・・。

横山さん

>まぁ、何かバッシング的なことが起こると、その反動から叩かれた人に同情が起こったり、(当初の批判が如何に合理的で正当なものであっても)批判した人たちに対する(批判した行為のみを「根拠」にした)“逆バッシング”が流行るものです

そういうところがあるかも知れませんね。
中山氏が、それこそ一般人で「床屋談義」として色々発言しているならともかく、国会議員、しかも教育行政のトップなのですから、「まあ、許してやれよ」なんていうふやけた考えはできませんよね。

バグさん(はじめまして)

>でもねえ「従軍慰安婦」って言葉が、戦後左翼の造語だっていう事実は、たしかなんでしょう。

とりあえず、「だから、なんですか」と申し上げます。「左翼用語」は全てそれだけで無効ですか?(僕はあなたがおっしゃる「左翼用語」の指す内容がわかりませんが)僕は「従軍慰安婦」という言葉は、歴史学的な「分析用語」であって、「左翼用語」ではないと思っていますけど。「当時無かった言葉」「後から作られた言葉」という批判は、歴史学的にはそれこそ「無効」です。

売春行為は歴史の古い時代からあります。第2次大戦に始まったものではありません。今回の「従軍慰安婦」の持つ言葉の意味は、日本の軍・国家が主体的に売春を管理・関与していたか否かの問題なのです。その点を韓国は問題にして日本に対し謝罪・賠償を要求しているのです。因みに、この点をいかにも国家が関与しているかのように、元慰安婦(売春婦)の言い分を史実の調査もなしに、一方的に取材し取り上げて「従軍慰安婦」なる言葉を作り上げたのが、朝日新聞なのです。それがかの大新聞社の記事ゆえにいかにも事実として、もっともらしく一人歩きをを始めてしまったのが、「従軍慰安婦」なのです。
今一度冷静に、且つ客観的に事実を見直す必要がありそうです。

そうこうしているうちに、栃木県大田原市で
「つくる会」教科書が採択されてしまいましたね。
4年前は寸止めできましたが、今回は突破です。

つまさん

本当に残念です。
将来、例の教科書で吹き込まれた夜郎自大的なものの考え方を持って外国にでも行って、たたきのめされたりしたら、それこそ取り返しか付かないような気がするんですが、そこまで気が回らないか、採択を急ぐ教育委員会の連中は。
これで、本格的に中国や韓国の「反日的(といわれる)教科書」に文句が言えない立場になりました。

話は飛びますが、朝日の13日付朝刊に載っていた後藤田正晴さんの靖国参拝に対する意見、明晰でしたね。どうしてああいう風に考えられないのか、中山大臣とかは。

大田原市、痛いですね。堤の一穴になるのではないかという気がします。現場の教師に期待したいものです。君が代音量測定でおなじみの福岡県久留米市教育委員会のバカさ加減とか、東京都の米長某の言い草からも想像がつくように、各地の教育委員会はけっこうまずいことになっているのではないでしょうか。

ガメ様

「つくる会」は大田原市の成果を「(偉大なる)第一歩」と位置づけているようですね。
ホント、各地の教育委員会はどうなっているのでしょう。僕などが実は世間から見れば、すごいマイノリティ(幸い、大学とかの中ではそう感じませんが、そこが罠かも)になりつつあるのではないか、と危惧しています。

かわせさま、がめさま

君が代音量といえば、東京の町田市教育委員会も大きな声で歌うよう指導せよという通知をだして、大顰蹙を買っていました。ほんとうに教育委員会はどうなってるんでしょうね。じつは8月に、都内某区の教育委員会(予定議題:教科書採択決定)の傍聴に行こうと思っています。どうやらそこは大丈夫のようなのですが。

松田道雄さんに、『私は女性にしか期待しない』という新書がありましたが、「私はおじいさんにしか期待しない」といった心境です。後藤田、宮澤、中曽根さんたちは政治家としてのふるまいをよくわかってらっしゃる。それにしても、ただたんに「単刀直入」「直情径行」な言動をくりかえしているように見える小泉さんの在任中に、いかに大きな政策転換が(実は周到な準備によって)起こったか考えるとおそろしいです。あの人に、そんな陰謀をめぐらすような技量があるようには思えないのですが、どうなんでしょうね。

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他人の心をこれっぽっちも思いやることのできない政治屋がいます。この国の教育行政のトップである中山成彬文部科学相もその一人です。 この人、6月11日に静岡市であったタウンミーティングで「そもそも従軍慰安婦という言葉は、その当時なかった。なかった言葉が教科書に出ていた。間違ったことが教科書からなくなったことはよかった」と発言したばかりです。それから1カ月後の7月10日にも、福岡市での講演で「心の�... [Read More]

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