捲土重来を
例の永田寿康議員が提出した「ホリエモンメール」疑惑、結局「大山鳴動して鼠一匹」という結果になりそうです。そういえば、僕の友人、昔永田議員が初当選したときのボランティア・スタッフだったんだよな・・・(彼は今回の騒動をどう思っているだろうか、今度聞いてみよう)。
もちろん、彼の詰めの甘さ、脇の甘さは批判されて然るべきだと思います。僕も正直言って、失望しました(電子メールなんて、一番偽造しやすいものなんじゃないかなあ、と素人考えながら思いましたし)。民主党の現党首の政治姿勢が気に入らない僕としては(僕は「ヘタレ左翼純情派」と自称しています)、これによって党首が退陣を迫られるというシナリオも良いかな、などと思ったりもしましたが、それもなしになりそうです。これもちょっと残念。
さて、僕は実は、永田さんのおっちょこちょい振りをあまり嗤う気にはなりません。逆に、結果的に「勇み足」であったとしても、追求をしなかったよりはまし、と思っています。同様のことは、過去の辻元清美さんにも思っています。二人とも詰めが甘く、本当に惜しまれます。
ですから、僕が野党議員に願っていることは、もっと意地悪に、ずるがしこくなってくださることです。
捲土重来をこっそり期待しています。失望するのも絶望するのも、簡単すぎて気に入りませんから、もうちょっと期待したいと思います。「アホンダラ、もっとしっかりしてくれよ」と歯がみしながら。
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