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April 23, 2006

久々の学生劇団鑑賞

今晩、久々に学生劇団の公演を見に行きました。

教え子のKさんが関わっている公演のお知らせが来たので、ちょうど暇つぶしに良いかなと思い、京都大学西部講堂に行ってきました。あの有名な西部講堂(ロックの殿堂、という感じですよね)に入ったのは、これが実は初めて。
劇団名は「劇団ケッペキ」、公演演題は「恋愛戯曲」というものでした。脚本は鴻上尚史。許可をもらって、鴻上さんの脚本で上演しているそうです。僕は第三舞台を見たことがないので、鴻上さんの脚本も初体験でした。

ストーリーを簡単に説明すると、売れっ子脚本家(ただしスランプ中)が、テレビ局のプロデューサーに「私を好きになってくれたら、良い脚本書けるような気がするから、私を好きになって」と迫るところから始まるドタバタ喜劇です。主人公が脚本家で、彼女が書く脚本が同時進行で語られるという「劇中劇」の形式を取って、頭を軽く混乱させてくれます。でもこれは、観客に緊張を強いる類の混乱であって、意図されたものでしょう。

今回の公演、最初っからけっこう針の振り切れたテンションでぐいぐい進んで「最後まで保つかな、大丈夫かな」と思わず心配してしまいましたが、意外と保ちました(2時間の長丁場だったのに)。やはり若いと体力がありますね(笑)。主演の二人、劇中劇もこなさなければいけないので、そのようにテンションの緩急を付けるかが難しいと思いましたが、頑張っていたと思います。2時間、5人だけの室内劇を飽きさせずに演じていたと思います(えらそーですね、僕も)。

さて僕は昔、何故か学生劇団関係の友人が多く、彼らに毎月のようにチケットを押しつけられ、律儀に見に行っていました(チケット自動購買機と言われたほどです)。その頃の雰囲気を今回久々に味わって、なんか懐かしいものを感じました(西部講堂に入って、やはり駒場小劇場を思い出しちゃいました)。偶然及び私事ですが、学科の同級生で、学生劇団を経てプロの脚本家になったのが一人いますので、ますます今回の劇のネタそれ自体も感情移入してみてしまいました。

たまには、若い子のエキスを吸うべく若い頃の雰囲気を懐かしむため(恐らく、今回見に来ていた観客で、僕が最年長)、学生劇団の鑑賞も悪くないな、と思いました。

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Comments

ケッペキですかー。むかしバンドの先輩が数名入っていたので懐かしい限りです。僕は昔は関西の劇団はギャグばかりで面白くないのだろう、と勝手に決め付けていたのですが、やはり有名どころはなかなか見せてくれますね。僕の友人が劇団衛星の音効をしておりますので、衛星は数回見に行ったことがありますが、(出来不出来の差はあるものの)なかなか見ごたえがあって楽しめるものが多かったですね。
東京の劇団はどんな感じなのでしょうか?

Posted by: ちゃあり~ | April 24, 2006 at 11:05 PM

ちゃあり~さま
ケッペキって、けっこう歴史のある劇団なんですね(あ、HPに1993年からって書いてありますね)。
僕は残念ながら、京都の劇団は、ほとんど見たことがなく「劇団衛星」も見ておりませんが、東京にいるときはけっこう上に書いたとおり、友人に関係者が多かった者ですから、見に行っていましたね。僕の友人達の性格だと思うのですが、関東でも、けっこうスプラスティックなノリや、ドタバタ喜劇を見せられていたような印象が・・・。
一番困ったのは、「実験的な」ノリでしたね。観客に無理矢理参加させるような造りになっているものとか、水を張ったプールのようなのを中心において観客がそれを囲んで水しぶきを浴びるやつとか。良くつきあったよなあ。

Posted by: 川瀬 | April 25, 2006 at 12:47 AM

なるほどー。関東もそうなんですね。
実験的なやつは結構見てみたいかも…

Posted by: ちゃあり~ | April 25, 2006 at 11:18 PM

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