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April 15, 2006

言ってることとやってることが・・・

今日はちょっと「衝撃的」な事件を目撃してしまいました。

夜、大学の近所のうどん屋さんで夕飯を摂っていたのですが、突然少し化粧のきつめなお嬢さん二人組が入ってきて、おかみさんが「いらっしゃいませ」を言い終わらないうちに、一人が入り口近くのトイレにバタンと入ったのです。これにはお店の人間も、僕たちお客もしばし呆然。僕以外の皆さんも、はにわ顔になって呆れました。
ドアの外で待っていたもう一人の子におかみさんが、当然ですが「あなたたち、食べに来たの、それとも単にトイレを借りに来たの?」と聞くと、「あの~、トイレの場所が判らなくて、借りに来ました」とその場で事後承諾を求めたわけです。まあ、無礼な振る舞いですわな。「トイレ借りて良いですか?」の一言もなくいきなり入ってきてと入れにバタン、でしたから。「何言うてるの、うちは公衆便所ちゃうんよ」との言葉に「でも~、もう入ってはりますから~」とクネクネしながら答える彼女。そして用を足した彼女が出てきたら、ころびまろびつするように「失礼しました~」の一言であっという間に立ち去ってしまいました。

恐らく彼女たちは、近所の河原かどこかで花見でもしていて、夜冷えてきてトイレに行きたくなったけど、公衆便所の場所が判らない、酔いの勢いも手伝って「あのお店で借りればいいやん」とばかりに走って来た、単に無礼な若い子だと思います。無礼な奴は、どの世代にも一定数いるものでしょうから、仕方ないな、とその時は思いました。

この二人の行動を取り上げて、一般論として若者の精神の腐食や退嬰を言いたててもいいのですが、僕はそういうことをするつもりはありません。でも、彼女たちの行動にイライラしたのも事実。というわけで、僕の心がざわついた理由をつらつら考えてみて、あることに気付きました。それは、言い訳をしていた彼女が、一貫して「丁寧な言葉遣い」をしていたということです。用を足している友人に「~してはる」と不要な敬語を使っていることはご愛敬だとして、rudeなふるまいの割には言葉が丁寧だったもので、我々は怒りのハシゴを外された感じになって、怒るに怒れなくなり、それがイライラの真の原因ではなかったかと思います。もしも彼女たちが「トイレくらい貸せや、こらあ」というような感じで闖入してくれば、行動と言葉遣いに一貫性がありますから、彼らが立ち去ったあと、お店の人や我々お客の間に「いやあ、さっきのは酷かったですなあ」「今の若い子は、みんなああですかね」などと一種の連帯感まで生まれて、彼女たちの無礼なふるまいをひとしきり話題にして、気持ちを昇華できたかも知れませんが、それができなかったので、お店の中には、その後奇妙な空気が流れました。結局、お勘定の時、僕もおかみさんに話題を振ることもせずさっきのことを「なかったこと」にしてお店をあとにしました。

丁寧な言葉遣いで無礼な振る舞い、計算ずくならすごいですが、恐らく天然(偶然)でしょう。彼女(達)は、何度かこれで危機を乗り切ってきたのでしょう。でも、これだけは言っておかねば。お嬢さん、上目遣いの「ごめんなさ~い」が通じるのは、あと数年だよ(笑)。

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Comments

まぁ待て…27歳でもまだ使っているぞ、上目遣いorz
そしてまだ通用しているぞょ

Posted by: ちか | April 15, 2006 at 01:26 PM

ちかさん
よーするに、男はいつまで経っても(以下略)ってことですね。人のことは言えんが。
いや、おっさんになればなるほど、許容範囲が広がってきたような気もするな・・・。

Posted by: 川瀬 | April 16, 2006 at 07:36 PM

上目遣いされたら腹が立つ。
何でやろ・・・
普通に話されるほうが案外心地ええのですがね。
まだオッサンではないのか、それとも通り越したオッサンなのか・・・

Posted by: M下 | April 16, 2006 at 10:49 PM

M下さん

あたしも腹が立ちます。しかし自分は普通に使います。
ねだりながら、甘えながら、頼りながら、涙目で上目遣いです。
第三者でこれをしていたら鉄拳です。

Posted by: ちか | April 17, 2006 at 12:43 AM

他人に厳しく己に優しい。

まさに環境を考えた上目遣いですね・・・

涙目でやられた日にゃ・・・

って、鉄拳はいささか厳しすぎやしませんか?

Posted by: M下 | April 17, 2006 at 01:42 PM

 それにしても、ここのうどん屋の方々、お人好しですね。
 トイレの料金、請求すればよかったのに。
 さもなくば「うどん3杯食っていけ」とか。

 老若男女と人間の出来不出来は無相関である(年齢とは関係なく、礼儀正しく行儀の良い人は良いし、駄目な連中は人として駄目)と悟って久しいここ数十年ですが、(沖縄で毎年のように問題視される一部の成人達の馬鹿騒ぎじゃないですけど)この約2名のお陰で十把一からげに良識ある京都の若者たちが悪く言われることの無いように祈りたいところです。
 話が飛躍しますが、この観点から、「若いのに偉いねぇ」みたいな言動を中高年の方々が宣うところを見ると、訳もなくイライラします。

Posted by: 横山 雅俊 | April 17, 2006 at 04:01 PM

 とゆーか,腹減ってなくても「うどん一杯」くらい注文していく心遣いが欲しい。かなりせっぱ詰まっていてもです。
 トイレの位置が悪かったね。

Posted by: dubdub | April 29, 2006 at 11:00 PM

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