これは「犯罪」である
さっきネットをウロウロしていて、とんでもないサイトの存在を知ったので、怒りにまかせてエントリを書きます。
明治学院大学の稲葉振一郎先生のブログ経由で知ったのですが、レポートや卒論を代わりに書きます、というサイトを知ってしまったのだ。なんてことしやがる。
今までも、みんなからレポートを集めて、それをアーカイヴ化して「知的財産」をみんなで共有、などという聞こえの良い言葉で言いくるめているサイトの存在は知っていたのだが、代わりに書きます、というサイトの出現は、さすがに衝撃的だった。
まず、「Web Teacher」とかいうこのサイト、何でも「東大生」が関わっているらしい。マジかよ。「大学院入試の支援」というのはまだ許せるが(これも業務の一つだそうです)、単位がかかっている卒論やレポートの代行ですよ。全部書かなくても、雛形の提供だけとしても、充分ひどい。利用規約に
「WebTeacherは、あくまで学習支援を目的としたサービスなので、明白な怠慢に基づく依頼(「前期のレポートを全部やってください」など)は、勉強法の提案をした上でお断りすることもございます。」
なんて書いてあるけど、取って付けたように「我々は教育者として配慮していますよ」という態度をとっているのが却って醜い。こういう事は極力言いたくはないけど、東大OBとして死ぬほど恥ずかしいです。死んでしまえ。あ、一言申し添えると、東大生だからって、遵法精神があるなんて、ちっとも僕は思っていません。東大法学部卒業していても、汚職とかに手を染める手合いはワラワラいます。
あと、謎なのがこの団体の名乗る「有限責任事業組合」というやつ(この経済産業省へのリンクは、このWeb Teacherのページにありました)。もしかして、お上のお墨付きなの?それともそういう風に見せかけている詐欺?前者であっても後者であってもサイテーなのは変わりませんが。
もう一つは、その名もずばり「卒論・レポート代行所」というやつ。こっちの方が羞恥心がありません。どういう連中が運営しているのかは知りませんが、なんたって表玄関に堂々と
「当代行所の社員は学生時代に必要最低限の勉強量で優やAを取ってきた精鋭ぞろいです。」
なんて書いちゃっている時点で、神経が疑われる。これも死んでしまえ。何が「必要最低限の勉強量」の「精鋭」だよ。
こういうのは、もしかしたら探せばもっとあるのかも知れませんが、そういう気力もないので、この二つをとりあえず晒し者にしますが、これは明々白々に「犯罪」ですよ。試験で言うと、受験票や学生証の写真を入れ替えて、代わりに受けてもらうのと一緒。もし、こういうサイトの利用が発覚したら、単位剥奪は生ぬるい、僕は退学に値すると思います。
学生にとっての教養とは何か、なんていう高尚な話題じゃありません。ズルしちゃダメっていう、世間様のルールです。
でも、やはり一番腹を立てているのは、恐らくこのサイトの利用者に対してではなく、運営者に対してです。お前さんたちは恐らく高学歴なんだろうが(見知らぬ学生の代行ができるくらいだから、そこそこお利口さんなんでしょう)、ゴミクズだよ(人間性も書いたレポートも)。お前さんたちは、自分たちの行為で自分が出た大学のことも冒涜しているんだぜ。こういうくだらないことをこなせるようになるために、高学歴になったとでも言うのか?高学歴者は、難関校に入ったことが偉いんじゃなくて、出てから大層な仕事をするであろうということで世間様から甘やかされているわけだろうが。それが判っているのか?もし、「このようにして、レポートや卒論を無価値にすることが、俺たちの大学に対しての復讐なのだ」なんていう高尚なこと(あくまで皮肉だよ)を考えているんなら、話は別だが。
最後は怒りのあまり口調がひどくなっちゃいました。お詫びします。
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