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December 30, 2007

鈴木祥子 absolutely ALONE in 京都拾得(初日)

071230_jittoku_1 こちらのブログ、このところ忙しすぎて更新できず、申し訳ありません。久々の更新はやはり(?)鈴木祥子さんのライブレポでございます。
今日と明日、年末の二日間連続で行われるこのライブ、東京に戻られた祥子さんがこんな企画してくださるのは今年で最後だろうと思い(実際、公式サイトには「スズキ京都在住期間2年と五ヶ月、本当にほんとうにラストのライブです。暮れもおしせまりにおしせまった2日間、あたたかい夜にしたいと思います。ぜひぜひおはこびくださいませ。」とありました)、僕は両日ともチケットを買ってしまいました。

この二日間のライブは題して「鈴木祥子 absolutely ALONE in 京都拾得~音、そしてコトバ~帰郷編」というもの。最後の「帰郷編」というところが、この二年余り、他の地域に比べて美味しい思いをしてきた近畿圏ファンには辛いところですが、仕方ありません。
京都は今日あたりから再び厳しい冷え込み。ライブハウス拾得の周りは、余り時間をつぶせるような場所もありませんので、開場時間ギリギリに行こうと思い、夕方の5時前に到着。そこには、いつもの「祥友」の皆さんが勢揃い。めんちかつさんYOHさん、つかさん、りゅうさん、よしみさん、K口さん、K崎さん、K山さん、A山さん、U田さん、マリンさん、shineyokoさんご夫妻などのみなさん。りゅうさんの発案で、祥子さんに花束と寄せ書きを贈ることにしました(実は去年も贈っているのですが。ライブの最後でちょっぴり言及してもらって感激)。会場は大入り満員(立ち見もいたくらい)。ライブは予定よりちょっとだけ遅れて6時過ぎにスタート。

では、いつものように、以下ではセットリストと僕の感想を差し挟む形でお届けします。
祥子さんはえんじ色のジャケットに黒いスカートで登場。ウーリッツァーは「外出禁止令」が出たそうで持って来れず、今日はピアノ(P)とエレキギター(G)の二種類というシンプルなステージでした。ちなみに、ギターはbikkeさんのもの。
1)Yesterday(Beatles、P)
あまりにも有名なこの曲。祥子さん曰く「あるお店に入ったらこれがかかっていて、次に別のお店に入ったらまたこれがかかっていて、これは私に演れってこと?」(会場爆笑)とのこと。
2)D'yer Mak'er(Led Zeppelin、P)
アルバム『聖なる館』所収。ピアノを弾いている時祥子さんは観客に背中を向けるような形になっており(僕の席の位置からはちょうど横顔が拝めましたが)、「ピアノの時は背中向けちゃってごめんなさいね、まあ背中で語るってことで(笑)」
3)チャイム(P)
4)paingiver(G)
次はオリジナル曲を立て続けに。チャイムはやっぱ可愛い曲だなあ(こういう曲に辛抱たまらんおっさんファンも多いと見た)。paingiverはギターが似合いますよね(目の前でこの好きな曲を聴いたりゅうさんもご満悦だったのでは?)。
5)Celluloid Heroes(The Kinks、G)
「今日は何となく英語の曲を歌いたい気分なので、もう一曲」と言って始めたのがこの曲。ハリウッド・スターの名前が次々と言葉遊びのように歌われるこの曲、マリリン・モンロー好きの祥子さんの琴線に響くものがあるのでしょうか。
6)もう一度(P)
K山さんのリクエスト。「えーっ、歌詞忘れちゃった」と言いながら、しっかり魅せてくれました。このパフォーマンス振り、そこにしびれる!あこがれるゥ!
7)ささやかな奇跡(P)
これは激レア曲。祥子さんも「これはライブでは2回くらいしか歌ったことがない。今日歌うのも十数年ぶり」とおっしゃっていましたので。この曲を聴けたこと自体が「ささやかな奇跡(byりゅうさん)」。
8)イケナイコトカイ(P)
ご存じ、岡村ちゃんこと岡村靖幸のカバー。これ好きな人、僕の周りにも多し。071230_jittoku_2
9)A Long December(Counting Crows、P)
ライブアルバム『Love is a sweet harmony』にも入っていますね。
10)ムーンダンスダイナーで(P)
これもレア曲。実は先ほどのリクエストの際にりゅうさんがこの曲を言ったのですが、あらかじめセットリストの中に入っていて却下されたのでした。結果としては歌ってもらえたわけですが。
しっとりした曲が続き、会場も良い雰囲気に。祥子さんは「いつも暗い暗い、といわれていますが、今日は冬仕様で堂々と暗い曲ばかり歌っています(笑)。あ、なんかもう終わるのかって感じの曲でしたが、違いますよ、まだまだやりますよ!!(笑)」といって、一旦休憩のため退場。ここで第1部終了。

祥子さん、再び登場。今度は上着を脱いで、グレーのTシャツ姿。
11)Frederick(Patti Smith、P)
後半戦のスタートはいつも激しいこの曲で。好きだなあ。もう、カバーを超えて祥子さん自身の血肉とかしていますよね。
12)いつかまた逢う日まで(P)
聴かせてくれます。後の飲み会でも、この曲を今回のベストパフォーマンスに挙げる人が多かったです。
13)Little Love(P)
「もう終わっちゃったけど、クリスマスなので」とこの曲。最後に「真っ赤のお鼻の」の「赤鼻のトナカイ」のフレーズを挿入するお遊びも。
14)ラジオのように(G)
祥子さん、ギターでこの曲は初挑戦。
15)日記(G、リクエスト)
僕の隣にいたよしみさんのリクエスト。「え、日記ちゃん?」と聞き返す祥子さんに萌え笑った。弦のチューニングしながら冒頭の

「たいしたことじゃないようにみえて どうでもいいようなことにみえても それがいちばんあたしにとって大事だから」

の部分をアカペラで歌う祥子さん。すげー。チューニングが終わった途端こちらを振り向いて「そういうことってありますよね?」と聴いてくるのでドギマギしてしまいました(←妄想)。あと、祥子さんは今ホームページで募集している「アナログ普及委員会(祥子さんは書記長。書記長が一番えらいなんて、昔の共産主義国みたいだ)」についても触れ、「2、3人くらい来てくれればいいかな、と思ったらもう60人ほどがメールくれたんですよね。私はCD聴くと集中して聴かなきゃ、という仕事モードになってしまうんですが、アナログの音っていうのは、ふわっと包み込んでくれるというか、そういう感じがするのよ。というわけで、皆さんもレコード集めて、アナログ聴きましょう!!」とアジっていました。
16)Me and Bobby McGee(Janis Joplin、G)
ジャニスのこの曲。僕なんか、ジャニスの幾つかの曲は祥子さんにライブで教えてもらったようなものです。
17)東京で生まれた女(P)
「あ、ギター抱えたままピアノに向かって、ニールヤングのようなことをするつもりだったのに、ついギターを置いてしまった」と祥子さん。京都の我々には、一層心に染みる曲になりました・・・。
18)両手いっぱい(P、リクエスト)
今日の観客は、いつもの関西ノリではなく、大人しい人が多くて祥子さんが「リクエストあります?」と聞いてくれても声はチラホラ。まあ、証券取引所みたいな激しいリクエスト合戦もちょっと考え物ですが(夏の拾得はすごかった・・・)。これもしっとりとした名曲。しみじみ聞き入ってしまいました。
19)I was there, I'm here.(P、リクエスト)
明るい曲のリクエストを欲した祥子さんが、これを採用。「ビリジアン」をリクエストした方もいたのですが、「暗いからヤッ!」の一言であえなく撃沈。
20)道(P)
この曲はやはり「締め」に相応しい重量感で迫ってきますね。この曲で第二部は終了。祥子さんはステージを降りて、二階の控え室に戻るのかと思いきや、階段を数段上っただけで、すぐさま僕たちの拍手に応じて戻ってきてくれました。ここからはアンコールです。
e1)Sweet Thing(P、リクエスト)
僕個人は、この曲が今日のベストパフォーマンス。ピアノが「歌いまくる」とはこのような状態を言うのだと思いました。激しかったなあ。しかも上手いっ!ズンズン来ましたよ。
e2)Adios(P)
曲のタイトル通り、この曲で「さようなら」。祥子さん曰く「皆さんの笑顔の見える一瞬があるから、こういうヤクザな稼業を続けられるんですよね(会場爆笑)。今日は本当にありがとうございました」。祥子さん、もし、僕が単に祥子さんを見て「にやけている」のを「笑顔」と受け取ってくださっているのなら、その美しい誤解は解きますまい(ここに書いている時点でダメ)。僕たちこそ、祥子さんの曲にどれだけ「救われているか」、測り知れません。

今日のライブはこれで終了。明日もあるせいか、祥子さんもそそくさと会場をあとにし、僕たちもゾロゾロ外に出て、そのままこのところ恒例となっている飲み会に突入(今日は僕を含めて11名)。東京などから「遠征」してらっしゃる方々の便を考え、ホテルの近くの繁華街(だいたい木屋町になってしまいますが)におもむき「祥友忘年会」スタート!!今日の会場は「がんこ三条店」。そこで豚しゃぶ鍋をつつき、あっという間に二時間経過。その後まだ残れるメンツでカラオケに突撃。祥子さんの曲をガンガン入れて、みんなでマイク無しで歌う我々。この空間だけ「歌声喫茶」のようになっていました。特にすごかったのは「そしてなお永遠に」を歌った時、間奏部分のナレーションまでみんなでハモって唱えだしたところ。僕ですら「何の宗教だよ」と思ったほど。新しい宗教の誕生に立ち会ったのかも知れません。今日はとりあえずこれでお開き。「ではまた明日(もしくは「よいお年を」)」と元気にお別れしました。

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Comments

うわ、更新されてる〜

年の瀬も押し迫るなか、レポお疲れ様です。

こちらは寒すぎてカウントダウン初詣を諦め、ホテルでマッタリしています。
はてさて、次はどこでお会いできるやら、、、
それでは、また〜

Posted by: K崎です | December 31, 2007 at 11:27 PM

お疲れ様でした
皆様が今日の時間を楽しんでる最中に、独り寂しくレポ完成させましたorz(SL引用多謝)

今回は惹きつけられた部分が似てましたね、一抹の寂しさも含めて。。。
祥子さんはいなくなりましたが、また京都で祥友が集まって遊べる機会があることを希望しております♪

Posted by: YOH | December 31, 2007 at 11:32 PM

K崎さん、二日間ご一緒できて楽しかったです。
確かに昨日、今日の京都は寒すぎますよね。これで初詣行く人ってすごい。
次は・・・やはり初夏の京都で行われるであろうライブでしょうか?改めて、今年もよろしくお願いします。

YOHさん、京都での「お遊び」企画、本気で考えましょう。前々からつかさんと言っているのですが、「祥子さん京都巡礼ツアー」ですよね。駒井邸や出町柳の中洲とか、そういう撮影スポットをしらみつぶしに回って、ついでに京都観光をしてしまおうという・・・。もうちょっと暖かくなってからの方が良いのですが、あの撮影も結構寒そうな感じだったから、敢えて冬に敢行するのもありです(笑)。

Posted by: 川瀬 | January 01, 2008 at 01:42 AM

お疲れ様でした、そして毎回かまっていただいて有難うございます。個人的な好みからすると初日の方がインパクト・ラインナップ共に2日目を上回っていたかも。両日とも、いいライブに変わりありませんが。お察しの通りpaingiverといつかまた逢う日まで、がツボでして、イケナイコトカイ、東京で生まれた女、ムーンダンスダイナーで、ロングディッセンバーで鳥肌立ててました。いいライブでした。ムーンは冬限定で2年間待ったので焦ってリクしたのに・・何だかな(笑)
2007年を祥子さんのライブで締めくくれた事が嬉しいですね。本当に祥子さんとスタッフの方々に感謝してます。
かわせさんを始めとしてライブでお会いする皆さん本当に本当に有難うございます、今年も宜しくお願いします。

Posted by: りゅう | January 01, 2008 at 02:12 AM

りゅうさん、二日間ともありがとうございました。
31日はもうちょっと「変化球」で来るかな、とリハを漏れ聞いていた時は思ったのですが、結構ストレートでしたよね。でも、リハの時やっていた「untitled」はやって欲しかったな・・・。
次の京都の6月に期待ですね。少なくともその時にはお会いできると思います。またよろしくお願いします。

Posted by: 川瀬 | January 01, 2008 at 11:16 AM

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