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June 28, 2008

レコプレ関西連合集会@京都ZANPANO

080628zanpano_4 私事ですが、この六月の週末は、学会・研究会とライブの参加で全てつぶれてしまいました。共に楽しいことではあるのですが、さすがに疲労の色が濃くなりつつありますが、その六月の最後を飾る二日間の始まりです。今日は今日で午後は京大で行われた某研究会、そしてそれを途中抜けでそそくさと失礼した後、夕方からは京大の北にあるカフェ「ZANPANO(叡山電鉄元田中駅すぐ)」でおこなわれた鈴木祥子さんのイヴェント&ライヴに行って参りました。いい加減僕もしつこいと思いますが、この6月、毎週祥子さんはどこかでライブをなさっているのですから、仕方ありません。ファンとしては唯々諾々と従うだけです。遅刻しそうだったので、息を切らせて走りましたが、祥子さんご自身が渋滞に巻き込まれたのか遅くに入ったので、間に合いました。入り口には、いつもの「祥友」の皆様が。
今日のイヴェントのタイトルは「6/28レコプレ関西連合集会at 京都ZANPANO!!」というもので、祥子さんが書記長として主催する「全国アナログプレイヤー普及委員会」というサークル活動の関西決起集会なのです。連合集会とかいうと、一昔前の暴走族を思い出さないでもないですが、やはりこれは祥子さんを含め参加者の多くが「金八先生世代」なのも影響しているかも知れません(店の名前がもし「ゼット」とかだったら悶絶していたかも知れません)。

今日は大きく分けて二部構成で進行しました。第一部は「ビバ!産業ロック~僕たちがスキだった音~」と題され、祥子さんとスタッフ、そして我々観客が持ち寄ったレコード―特に70年後半から80年代前半に一世を風靡した「産業ロック」を中心に―をかけてそれを鑑賞しようという集会、第二部が「鈴木祥子リクエストライブ」というもので、その名の通りリクエストに(リクエストは一応先日再販された「Sho-co-songs collection1」からに限るという条件で)祥子さんが次々と応えるライブでした。

080628zanpano_5 では、かけられたレコードのリストを羅列していき、その後のライブのセットリストをいつものようにお送りしたいと思います。

7時の時間通りに「集会」はスタート、黒の「Journey」のTシャツと白いスカートを着た祥子書記長の登場です。ZANPANOは写真のように細長い作りで、一番奥のカーテンの向こうが控え室、その手前にピアノという配置。祥子さんは控え室から出てくる時、つっかえ棒に引っかけてあるだけのカーテンを落としてしまい「ああ、ドリフみたい」といっていましたが、僕の真後ろにいた祥友YOHさんは「吉本新喜劇」とつぶやき、早速関西人としてのツッコミを(笑)。

1)TOTO Goodbye Elenore
まず、登場前のBGMとしてかかっていたのは、この曲(アルバム『Turn Back』所収)。
ここからは、祥子さんのツアースタッフとしてずっと同行していたH澤さんと、今度のニューアルバムのプロデューサーであるA沢さんと3人で話が進んでいきます。
2)Eddie Money Think I'm In Love
この曲の後、プロデューサーのA沢さんが言うには、「産業ロックには三つの条件がある、それはアップテンポであること、二つ目がさびの部分に泣きのメロディが入ること、三つ目がハイトーンヴォイス」とのことですが、何となく納得してしまいますね。
3)Asia Heat of the moment
これはさすがに僕も聞いたことがある。
4)Journey Don't Stop Believin'
これはもちろん祥子さんセレクト。これも聞き覚えがあるなあ。意識していなくても「Best Hit U.S.A.」とか「MTV」を見ていて、自然にすり込まれているんですよね、この手の音楽は。ここから祥子さんの熱いジャーニー話が続きます。
5)STYX Rockin' the Paradise
アルバム『Paradise Theater』所収。今日はSTYXが良くかかったなあ。というわけで、続けてこれも。
6)STYX Mr.Robot
これはテクノの走りですね。良く聞くと変な日本語とか「made in Japan」とか、そういう歌詞も聞こえてきました(空耳じゃないと思います)。
ここで「産業ロック」という言葉自体についての議論が始まりました。そもそもこの言葉は有名音楽評論家のS谷Y一さんが広めた概念らしいのですが、その括りに祥子さんをはじめとするパネラー、というか書記長とその横の書記たち(でしょうか?)も納得いかないご様子。「私、この業界にデビューしてどんな音楽聞くの、と訊かれてジャーニーとかって答えるとすごく冷ややかな目で見られたの」という祥子さんの過去のトラウマから、H澤さんのS谷さん批判などが飛び交ったのですが、色々な大人の事情と上からの圧力(嘘)がありますので、これは割愛(笑)。
カテゴライズということに関しては、いわゆる「ガールズポップ」という括りについても、その渦中にいた祥子さんはしっくり来ないものを持っていたとのこと。するとプロデューサーのA沢さんが「昔、僕『WHAT's IN』の編集者として祥子さんに関わったからなあ」と言ったので思わず爆笑。観客の中にも、そういう雑誌で祥子さんを知り、祥子さんの記事を読み込んでいた人々がいるはずなので、苦笑せざるを得ませんよね・・・。
7)Boston Amanda
アルバム『Third Stage』収録曲。これにて、祥子さん及びスタッフの持ち込んだレコードのお披露目は終了。これ以降は客の持ち込み音源になります。
8)Journey Separate Ways
これは僕でも聞いたことがある超有名曲ですね。アルバム『Frontiers』所収。祥子さんの好みを考えて、しっかりジャーニーを持参した方がいらっしゃいました。
9)STYX The Serpent Is Rising
さっきまで聞いていたSTYXのイメージとは違うなあ。持ち込んだのは、すたあまんさん(後でご挨拶しました)。奥様が持っていたとのこと、渋い。
10)沢田研二 Amapola
これも渋すぎるよなあ。映画「Once Apon A Time In America」の日本版イメージソング。シングルの表紙のジェニファー・コネリーが可愛い。
11)Cheap Trick Surrender
これは南青山の第一回集会で、鬼木雄二さんとやった曲ですね。
12)Airplay She waits for me
これはいかにもAORってかんじで、あの時代だよなあ、と懐かしくなりました。僕は好きだな、こういうメロディライン。
13)Huey Lewis & the News Do you believe in love
アルバム『Picture This』収録。この人の歌を聴くのって、20年以上ぶりじゃなかろうか。
14)Chicago Hard to say I'm sorry(素直になれなくて)
「アメリカンバカバンド」なんて悪口いいつつ、祥子さんも実は結構好きなChicago。祥子さんは歌詞をしっかり憶えていて、この曲はレコードの音量を落として、途中から祥子さんが歌い上げました。今日初めての祥子さんの歌でしたが、すごくこれが良かった。やっぱ良い声だぜ。
15)奥村チヨ 泣いて京都へ→渚ゆうこ 京都慕情
この京都のご当地ソングのセレクションは祥友K口さん。すっかりレコード収集の趣味にはまった彼は、今回京都特集を組んできたのです。すごいなあ。昔祥子さんがカバーした「京都慕情」しか知らん(笑)。
ここで「レコプレ関西第一回集会」は終了。祥子さんも何故か「木枯らし紋次郎」のテーマソングに送られるように、一旦休憩です。

ここからは皆さんお待ちかね、「鈴木祥子リクエストアワー」がやってまいりました。祥子さんは黒Tシャツを脱いで、衣装替え。
1)ムーンダンスダイナーで(P)
これは祥友りゅうさんのリクエスト。「初期の曲の中からだとなかなか決められないなあ」といいつつ、一番に名乗りを上げてリクエストして採用されちゃっていました。でも、これって冬の曲なんですよね。この曲は本当にしみいるようなメロディで、僕も大好きです。オープニングの「チャン、チャン、チャーン」と三つ音が続くところはいつ聞いても良いなと思います。
2)雪の夜に(P)
これまた、祥友YOHさんのリクエスト。これは今までの会場はおろか、祥子さんも「十数年ぶり」という超レア曲。季節外れの歌2連発ですが、そんなことが全く気にならないできばえ。
3)ステイションワゴン(P)
前奏がいつもと違うアドリブっぽいアレンジ。みんな、けっこう暗い曲ばかりリクエストして、会場は水を打ったような静けさに。
4)STYX Babe
「自分で自分にリクエスト(笑)」ということで。アルバム『Cornerstone』収録の曲。1979年の作品で、これが発表された頃ちょうど祥子さんはアメリカのヒューストンにいて、この曲に思い入れがあるとのこと。
5)水の中の月(P)
祥子さんも「今日は暗い曲ばかりね、そういう日もある(笑)」とアクセプト。名古屋でも聞きましたが、何度聞いてもこの曲はいい。『Long Long Way Home』の中でも僕が一番好きな曲。
6)青い空の音符(P)
これも、僕はライヴでは聞いたことがないと思います。大貫妙子さん作詞。
7)ささやかな奇跡(P)
これもしっとり可愛らしい曲ですよね。
8)どこにもかえらない(G)
祥子さん曰く「ギターでぱーっと」。これもすたあまんさんのリクエスト。この曲の後半部分はみんなで合唱&ラララ&口笛。僕も含めてですが、口笛で高い音が出せずに済みません。
9)恋は罪(P)
これは祥友めんちかつさんのリクエスト。これも超レア曲ですよ!先日のシャングリラでの「最後のファーストキッス」のアクセプトに続き、このレア曲まで!この曲も、「Sweet Basil」同様、明るい曲調で不倫を歌っていたりするから油断なりませんが(笑)。
080628zanpano_6 で、ここで祥子さんは遊び心を発揮して、先ほどかけたHuey Lewis & the NewsのDo you believe in loveのさびの部分とこの曲のさびの部分を往復するという凄まじい技を仕掛けてきて、僕たち大喜び。コード進行に共通性があったのでしょうけど、これには本当に驚いたなあ。
ここで一旦ライブは終了ですが、お約束通り、僕たちはアンコールを求める拍手。祥子さんはすぐ戻ってきましたが、ここで、サプライズ発生。実は、僕も含めて数名の有志で「祥子さん20周年おめでとうケーキ」をZANPANOのご協力の下、作っていたのですね。それをアンコールで戻ってきた祥子さんにH澤さん経由で渡していただきました。祥子さんは誕生日同様、20本のろうそくを吹き消し「ありがとう~、生きていれば、良いことあるねえ」と喜んでくださいました。その笑顔が見られて、僕たちも満足です。
そして「では、お礼も込めて、私からもう一曲プレゼントさせてください」といって始めたのが
10)水の冠(P)
でした。暗めの曲からどんどん明るめの曲になっていって、これで締めくくり、良いチョイスです。今日はこれにて終了。
終わったら、もう10時半。レコプレはどうしても、時間がかかってしまうんですよね。
そのあと僕や京都に今日お泊まりの皆さん数名は三条に繰り出して打ち上げ(腹減ってたし)。そして当然ながら午前様となり、タクシーでそれぞれ帰り、十数時間後の再会を約束したのでした。

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Comments

うーん、あいかわらず見事なレポですね~(^^;)「恋は罪」はですね、今回のリマスター聞いていて、「あれ、こんな曲あったっけ?」という再発見ナンバーだったんですよ。なので思い切っていってみました(^^;)ああいう即興ができる音楽的反射神経の良さにも惚れ惚れしますね~♪では今宵また(^^;)

こんにちは。結構スティクスの曲かけたんですね…。STYXはやはり、『Paradise Theater』が名盤ですが、それぞれのアルバムにいい楽曲が散りばめてられてるんで、とりあえずベストがおすすめです。

で、“Serpent Is Rising”は売れる前の3枚目からの曲なんで、結構ハードプログレっぽいと思います。
って言うか、選曲がマニアックすぎですね…(笑)

「産業ロック」ってのは、あくまでもカテゴライズで、単に当時の音楽家の私情も入ってるんですよね…
まぁ、その話(渋谷氏のフォリナー嫌いなネタとか…)はまた長くなるんで追い追いに…

 かわせさま、「いつ書いたの?」という位早いレポ、ありがとうございます(笑)!「STYX」の気分だった祥子さんと、あんなに至近距離で(しかも素人がマイクまで持って)話ができたので、頭の中がぶっ飛んでしまい、セットリストがさっぱり思い出せなくなった私にとっては、本当にありがたいです。そしてSTYX持っていってよかった、と心底思いました。
 「祥友」の皆さんとも、少しですがお話しできて、本当に行ってよかったと思いました。今度は「泊まり覚悟」でお付き合いしたいと思いますので、その際はよろしくお願いいたします(笑)。
 本当にありがとうございましたー。そしてごあいさつさせていただいた皆様、今後ともよろしくお願いいたしますー。

皆様、早速のコメントありがとうございます。今回も調べ物で疲れました(amazon、ありがとう)。

めんちかつさま、本当にあの「音楽的反射神経」にはビックリですよね。僕もおかげで超レア曲を聴けて大満足です。このレポも、BGMに「恋は罪」など『Sho-Co-Songs』を聞きつつ書きました。では、あと数時間後に(笑)。

アーパパさまもけっこうSTYXをお聞きだったんですか。僕はいくつかの曲聞き覚えがありましたが、アルバムを通しで聴いたことは一度もないバンドですねえ。僕は、80年代の青春時代、どちらかというと洋楽はイギリスのニューウェーブ(The SmithsとかCocteau Twinsとか)ばかり聞いていたひねくれた暗い少年だったので。
あと、S谷Y一さんについては、スタッフのH澤さんが「皆さんブログに書いても良いですが、ちょっとお手柔らかに(意訳)」とおっしゃっていたので、掌を加えました(笑)。

すたあまんさま、昨日は3時頃帰宅、それから約2時間半で書き上げた川瀬です。おかげで昼までぐっすり、今レスを書いております。
昨日はお会いできて嬉しかったです。レコード及びリクエストのアクセプト、おめでとうございます。昨日はよく考えれば、お客からの働きかけ及びリクエストを全て受け入れてくれたというレアな夜でしたよね。それでは、今度は恐らく10月に行われる関西ツアーの時にお会いしたいと思います。


お疲れ様でした。とてもいい時間を過ごす事ができました。関東のレコプレもこんな感じだったのでしょうか。
スティックスのMr・Robotは かわせさんの空耳ではありません・日本製とされる[チョンマゲヘアーの大黒様みたいな]ロボットが活躍するプロモーションが製作されています・ドモアリガットMr・Robot ドモ・ドモ・・。

リクエストはすいません、つい・・。

磔磔も含めて祥子さんのブログupが楽しみです。
かわせさんにはいつも本当に感謝しております。今後も宜しくお願いします。


りゅうさん、この土日、お疲れ様でした&ありがとうございました。りゅうさんに引っ張られる感じで、我々も色んな体験をさせてもらっています。

>関東のレコプレもこんな感じだったのでしょうか。

関東の方は、もうちょっと人数も多かったですし、お客さんもどういう風にレコードを持ってきたらいいのかちょっと考えあぐねている、という感じでしたね。あと、何と言っても、祥子さんのミニライブの充実振りが違いました。僕はザンパノであれだけ歌ってくれるとは予想外でしたよ。

Mr.Robotはやっぱりそうでしたか。ちょっと自分の耳に自信が付きました(笑)。
それではまた今度。

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