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October 04, 2008

微発酵、古酒(くーすー)入り ―zabadak&斎藤ネコ@晴れたら空に豆まいて

20081004zabadak_001 この週末は東京に来ていました。というのも、代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」で、zabadakのライブがあったからです。zabadakのライブは、5月の京都RAG以来ちょうど5ヶ月ぶりです。このライブのお知らせ葉書がファンクラブから発送されてきて、即座にチケットを取ってしまいました(僕に即決させるほど、5月のライブでの体験は素晴らしいものだったのです)。
今回のライブのタイトルが上記の「微発酵、古酒入り」というもので(お店自慢の泡盛に合わせたものですね)、メンバーは吉良知彦さんに小峰公子さん、そしてヴァイオリニストの斎藤ネコさんを加えた3人という小編成の濃密な組み合わせ。以前、『Saito NEKO quartet plays ZABADAK with KIRA tomohiko』というミニアルバムに感動しまくった僕としては行かないわけにはいきますまい。というわけで、学生時代にも行かなかった代官山に、20081004zabadak_002 妻と二人で出かけました。会場に着くと、すでに長蛇の列。そこに並んで後ろの方を眺めて「いっぱい来ているなあ」と思っていたら、僕に声を掛けてくださる方が。それは、mixiのzabadak関係コミュニティで知りあったかるてーかさんでした(かるてーかさん、どうもありがとうございました)。整理番号がまあまあ早かったので、2列目の舞台に向かって右端の方に着席しました。僕たち夫婦は最初にご飯を食べておこうということで、このお店のひよこ豆カレー(うまかったけど、結構辛かった)を食べ、僕は吉良さんのお勧めという「久米島の久米仙」の水割りをチョイス(ちなみにネコさんお勧めの泡盛は「美(ちゅ)ら蛍」という銘柄でした)。それをちびちびやりながらまったり待ちます。

20081004zabadak_006 ライブはほぼ時間通りに開始。舞台は右から吉良さん、真ん中に公子さん、左端がネコさんという配置。
吉良さんが足に鈴を巻きつけ、ヴァイオリンとギターのチューニングが終わり、挨拶抜きではじめられたのが、
1)僕のビー玉
でした。この曲終わったところでMCが始まりましたが、さっそく吉良さんはお店の方にお酒を要求しようとします(笑)。でも、斎藤さんから「それはちょっと早過ぎない?」とたしなめられ、公子さんも「しばらくシラフでやりましょう(笑)」と言ったので会場大爆笑。
2)マーブルスカイ
僕はこの曲好きなので、自然と顔がゆるみます。吉良さんの作る「どんどん登っていく」感じの曲が結構好きなんですよね。この曲を終えると、吉良さんと公子さんは早速お店の方に、ネコさんお勧めの泡盛「美ら蛍」を頼み、あっという間に「シラフ」の誓いが反故に(笑)。ネコさん困惑。このガソリン(?)を入れてはじめられたのが、
3)夜毎、神話がたどりつくところ
でした。ネコさん曰く「2008年度版」。貴重だ。小峰さんが「できたね~」と言えばネコさんが「プロみたい」などと言うくらい、リハがほとんどできずほとんどぶっつけ本番だった今回のライブ、見る方も結構ひやひや(笑)。ネコさん曰く「泡盛飲みながらトークショーだって聞いていたんだけど、なんでこんなzabadakみたいな曲をやらされてるの」と言うので、またまた会場爆笑。
その次は、泡盛を飲んだせい、と言うわけではないでしょうが
4)星ぬ浜
でした。小峰さん曰く「初めて竹富島に行った時に作ったもの」だそうです。その次は
5)エニシダ
おお、これはレア。というか、僕は生でkarakの曲を聴いたのはもしかして初めてかも。小峰さん曰く「泡盛でフレンチ、という感じ(笑)」。本当は小峰さんお勧めのスパークリングワイン(「カヴァ」というスペイン産のもの。コクがあって良いらしい)を仕入れたかったのだけど、それがなかったので仕方なくこういう不思議な「マリアージュ」となったそうです。でも「泡盛、合うね」。
この曲が終わった後、吉良さんが腕をマッサージしながら、「次が問題なんだよね」というので、「もしや」と思ったら、やはり
6)桜
が始まったのでした。京都のライブではたった独り、ギターでこの曲、という超絶テクを堪能させてもらいましたが、今回はアコーディオン&ヴォーカル、ヴァイオリンを加えてのヴァージョン。もう、圧巻。小峰さんも声が伸びる伸びる。吉良さんは汗びっしょりになって、最後のさびの部分では「ライライ」と声を張り上げ、無事フィニッシュ。「さっき飲んだ分が、そのまま汗で出ちゃった(笑)」と苦笑。「前のツアーで独りでこの『桜』をやったんですが、一人じゃ無理、ということが分かりました(会場爆笑)。でも独りでやると、お客さんが(無い音を)脳内補完してくれるんですよね、一緒に作ろう、というか何というか(またまた爆笑)」。
その次は、来ましたよ、怒涛の感動系のこの曲。ただし、公子さんがミスって、仕切り直しになってしまいましたが。
7)Wonderful Life
横に妻がいたから、というわけではありませんが(笑)、染みたなあ。僕自身は、この曲みたいな状況(愛する女性に先立たれた男の立場からの歌)になるのはまっぴらごめんですが、僕が先に死んだら妻がこういう目に…と思うと、うかつに死ねません(まあ、簡単に死ぬつもりもないが)。
ここでいったん休憩に入りました。僕は調子に乗って、今度は梅酒の水割りをチョイス。妻はネコさんお勧めの「美ら蛍」のロックをちびちび。

数十分の休憩をはさんで、ここから後半戦です。
8)オハイオ殺人事件
なんと、休憩中の話し合いでいきなりやることを決定したそうです。それでこの完成度。すげ~。ネコさんしばしば楽譜をじーと見つめていましたが。そういう無茶を吉良さんがしかけ、ネコさんが持ち前のテクでしのぐ、という「攻防」がこのライブでは繰り広げられました(吉良さん曰く「「読みにくい!間違っている!無い!」三重苦のような譜面環境」。そのせいで、ネコさんは最後までお酒を飲めない羽目に)。あ、そうそう、歌の途中で吉良さんが客席に手を伸ばして「さあどうぞ」と促すので、ええ、叫ばせてもらいました、「(They call him a)Lucky Man!!」と(笑)。
吉良さん曰く「これから先はますます(リハ無しの)未知の領域」、公子さん曰く「楽なやつやろう」(笑)。そこで始まったのが
9)双子の星
でした。この曲が終わった後、公子さんが言うには「リハが緊張感があって、そのテイクが一番いい場合もあるよね」、それを受けて吉良さんが「それを今皆さんに体験してもらっている(笑)」、ネコさんは譜面をじっと見つめて困惑しています。
10)夢を見る方法
これはすごかったですよ。さびのユニゾン完璧。やっぱプロはすげー、と口をあんぐりしてしまいました。僕らはやんやの大拍手。吉良さんは「甘やかしてくれてありがとう!(笑)」。

ここで、ニューアルバムの宣伝MCがありました。要約すれば、「全部で57分ほどの長さ」で、結構「背脂たっぷりという感じで詰め込んだ」。でも「タイトルはまだ決めかねている」。「来年の2月ごろに発売予定」で、「レコ発ライブをやるつもり」、とのことです。

その次は、これまたkarakの曲、
11)Cadenzaの森
でした。僕、ファーストアルバム『Silent Days』で一番好きなんですよ、この曲が。公子さんとネコさんが一緒にやったミニアルバム『Pallet』でもこの曲は前半戦の「エニシダ」とともに収められていますね。ネコさんがこの曲の直後に「いつになったら楽にしてくれるの!」というのに大笑い。
12)Still I'm fine
13)ブリザード・ミュージック

「ブリザード・ミュージック」では大盛り上がり。ネコさん曰く「今日のライブ、タイトルと全然違う」、吉良さんも「スリルに満ちたものですよね(笑)。楽しんでいるのは俺だけかも」。
14)空ノ色
この曲、京都のライブでも後半戦の最後に歌われましたが、今回も、吉良さんの声がすごい「圧力」で迫ってくる感じです。すごかったとしか言いようがありません。「憎しみから何も生まれない」ことを胸に刻みます。

ここで本編は終了、以下はアンコールです。
e1)収穫祭
おお、この曲できましたか。こりゃ盛り上がりますよね。でも、我々観客はこの曲の変拍子に足をすくわれ(笑)リズムを見失ってしまい、ひたすら高速で手をたたき続ける羽目に。僕も、音の数に合わせて手をたたくということをしてしまいました。この盛り上がりのまま、ライブには欠かせないこの曲、
e2)Easy Going
がスタート。こっちは我々観客は安心して「チャチャ」と合いの手を入れられます(笑)。ついついこれは一緒に歌ってしまいますねえ。
これにて、3人編成の濃厚な時間は終了。うひー、堪能したなあ。

僕は物販でまだ買っていなかったカラクの『七月の雪』とエコバックを購入。終演後会場で、コアなファンの方々とうだうだしていると、煙草を一服するために楽屋から吉良さんが出ていらしたので、ちょっとだけ声をおかけしました(その時「関西にもいらしてください」と申し上げたら、「関西も行くつもりだけど、なかなかいいハコが見つからない」と吉良さんがおっしゃっていました。関西ファンは刮目待たねばなりませんね)。
「ほとんどリハができない状態」とおっしゃっていましたが、これだけのクオリティ。やはりすごいとしか言いようがありません。吉良さん、公子さん、ネコさん、お疲れ様でした。
名残は尽きませんでしたが、会場で知り合いになった方々に別れを告げ、帰路につきました。

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Comments

おはようございます!
ライブレポ早!
しかもこの完成度ですか!

私これから自分の取ったメモの判読作業が待っている…。

お会いできて、うれしかったです♪
楽しいライブでしたねえ。ZABAのライブが楽しくなかったことなどないですが、いつもとは違う緊張感と待ったり感がグットな感じでしたねえ。
また、ライブ会場でお会いいたしましょう♪

Posted by: かるてーか | October 05, 2008 at 05:42 AM

かるてーかさん、どうもです。
帰宅して、妻が風呂に入っている間に速攻で仕上げました(笑)。本当はもっと「面白トーク」を紹介したかったのですが、メモが追い付かず、書き漏らしたことも多いと思いますので、そのあたりはどうぞよろしくお願いします。
またどこかのライブハウスでお目にかかれますように。

Posted by: 川瀬 | October 05, 2008 at 11:27 AM

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