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September 05, 2009

鈴木祥子@Billboard Live Tokyo

090905_billboard_001 さて、今日も今日とて、ライヴに行ってまいりました。
今日は、東京六本木にある「Billboard Live Tokyo」での鈴木祥子さんのライヴです。僕はこのライヴハウスがある「Tokyo Midtown」(防衛庁の跡地)も初めてですし、こういう高級感あふれる場所でライヴを見るのも久しぶり(数か月前、南青山のBlue Note以来じゃないかな)。そもそも、六本木自体、東京にいた時から縁遠い街でしたが
新幹線が遅れるというハプニングもあり、今日は東京駅から直接会場に向かいました。久々に降り立った六本木、やっぱり、僕の肌に合う町ではありませんでした(笑)。
090905_billboard_002 今日のライヴは、ファーストとセカンドの2ステージ。僕は早い時間のファーストステージを予約し、運よく一番前にかぶりつくことができました(丁度祥子さんが弾くキーボードの前の席でした)。そこでチーズの盛り合わせ(塩分が多すぎて、ビールをあおることとなって失敗)とビールを片手に開演を待ちます。今日はギタリストの今剛さんとのジョイント企画。「Syoko Suzuki WITH Tsuyoshi Kon~SYOKO SINGS THE TORCH SONGS~」と題されたもの。
ステージは左からキーボード(「Hammond XK-3」という機種。電子オルガンですね)、その真後ろにピアノ(Steinway & Sons)、真ん中にドラムセット、右にペダルスチールや今さんの弾くギターが並べられていました。二階席、三階席が非常に高くにあり(結構急勾配)、縦に空間が広がっている会場でした。
予定時刻通り開演です。祥子さんはちょうど僕の真後ろあたりに登場して(かわいいツーピースの衣装でした。実はスカートにスリットが入っており、おそらくドラム対策と思われます)、まずは一人でキーボードに向かいます。挨拶なしでいきなり演奏がスタート。
1)The End of the World (Skeeter Davis、Key)
まずはこの曲のカヴァーからスタート。どこかで聞いたことがあるような…。歌い終わって、初めてのMC。「こんばんは。今日は哀しい曲をたくさん準備しているので(笑)」とおっしゃるので、つい我々は却って笑ってしまいます。今日のライヴのタイトルが「トーチソング(torch song、失恋や片思いが主題のセンチメンタルな曲)」だもんな。

2)たしかめていてよ(Key)
おお、これを生で聞くのは久しぶりのような気がします。祥子さんは、僕の目の前のキーボードで演奏していたのですが、僕は一番前故、却ってお顔が拝見できないことに。上半分は辛うじて見えたのですが…。こういうときの席の選択は、本当に難しい。まあ、贅沢言っちゃいけませんね。

090905_billboard_003 3)夏はどこに行った(Key)
不朽のデビュー曲。前奏は、今まであまり聞いたことがないアレンジが施されていました。
この曲が終わり、今剛さんが登場です。僕は今さんを拝見するのは初めて(一緒にライヴに行った方は、井上陽水のバックにいたのを見たことがある、とおっしゃっていました)。今さんが登場して、祥子さんから「今日のテーマはトーチソングなんです」と改めて宣言が。そして歌われたのは

4)Someone to watch over me(P)
でした。スタンダードの一つ。この曲の後、祥子さんはドラムに移ります。

5)Lover Man(Billie Holiday、Dr)
やっぱり、祥子さんのドラムはかっこいいなあ(ブラシで叩いていました)。ロックじゃないので、叩きまくる、という感じではありませんが、味がある。

6)Circle(Edie Brickell & New Bohemians、P)
以前に出たライヴアルバム『I was there, I'm here』でカヴァーされていましたね。祥子さん曰く、「一人は寂しいけど、一人ならば別れを告げられることもないし、結局一人がいいのよ」という矛盾した心を歌った歌、だそうです。

090905_billboard_005 7)Adios(Linda Ronstadt、P、今さんペダルスチール)
これも『I was there, I'm here』所収。祥子さん曰く「節目節目に歌いたくなる」とのことです。

8)さらばシベリア鉄道(太田裕美、Key)
今度大瀧詠一さんのカヴァー集(『A Long Vacation from Ladies』、というそうです)が出るそうなのですが、祥子さんは、かつて太田裕美さんが歌ったこの名曲を担当。出だしをちょっとトチって、仕切り直し。

9)Down By The River(Key)
再び祥子さんのオリジナル曲に戻ります。
この曲の後、祥子さんは今年のお誕生日をハワイで過ごした、ということを語り、「そのハワイで、大きくなり過ぎて(まあ、太り過ぎてってことですね)早く亡くなった歌手がいるんですが、そういう人の歌も明るい、というかマイナス要素がない、というか。その人が歌っていたこの曲を」と言って始まったのは

10)Starting All Over Again(P)
祥子さんはこの曲で「歌いませんか?」とおっしゃるので、これは手拍子とハミングをしなければなりますまい。

11)新曲(P)
夏休みに読んだ『ボヴァリー夫人』に触発されて書いた曲、なんだそうです。「ここでないどこかに向かっていく女の気持ちとか(が他人事ではないというか)」「そっち行っちゃだめ、とか言いたくなる」と祥子さんはおっしゃっていました。そりゃそうだよな。この作品は、簡単に言うと、田舎医師の奥さんが「私がいるべき場所はこんな田舎じゃなくて、上流のロマンティックな場所なのよ」という幻想を追いかけて自滅していく、っていう内容ですからね(ネタばれなので、反転させました)。
「この作品、読まれた方いらっしゃいます?」という声に反応して最前列で手を挙げたのは、僕です。ほんと、大昔ですが(約20年前くらいかな。高校から大学にかけては、19世紀の自然主義的で、女性が悲惨な運命に翻弄される小説を何故か好んで読んでいました。ベストはトマス・ハーディの『テス』でした)、まさかこんなことで、祥子さんに見つめられる「特権」を得ようとは(笑)。
ここで一旦今さんは退場です。

12)どこにもかえらない(Key)
祥子さんは「よかったら一緒に歌ってください」とおっしゃるので、歌わせていただきました。ついでに間奏部の口笛も。
本編はここで終了。もちろん我々はアンコール要求の手拍子。

encore)Sweet Serenity & Chocolate Milk Tea(P)
今さんも再び登場して、超絶テクを見せつけてくれました。素人としても「今さん、ギターうめー」と口を半開きにするしかありませんでした。祥子さんの声の出もよく、僕はこのライヴで、このアンコール曲が一番良かったですね。
一番前でしたので、音響のことなどは偉そうに言えないのですが、さすがに雰囲気はいいし、「お高い」だけのことはあるなあ、と思いました。あんまり、このハコでばかりライヴをされると、我々の財布も大変ですが(笑)。

今日は2ステージなので、ファーストステージが終わるといったん全員外に出されます。僕も飲食代を払って入口あたりで、いつものライヴ友達と語らいます。その友人たちの何人かは、なんと「2連チャン」で見るつわものが揃っていました(笑)。彼らは再び列に並び、僕は僕同様ファーストだけという友人2人と一緒にそのまま退場して、六本木で恐らく一番安い居酒屋で長居し、セカンドステージが終わった後に、2連チャンをこなした「つわもの」のお二人と合流し、終電までおしゃべりして、帰宅しました(危うく終電を逃すところでした。不夜城六本木にいると、時間の感覚がなくなって困ります(笑))。

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