« はなむけの言葉 | Main | ZABADAK ギターと鈴と譜面台と私 2010春@南青山マンダラ(昼の部) »

April 13, 2010

甘い降伏―鈴木祥子+ジャック達、かわいしのぶ@Shangri-la

Rimg0503 新学期が始まったばかりの慌ただしい日々ですが、やはり僕の永遠の歌姫(女王様)たる鈴木祥子さんのライブにはいそいそと行ってしまうのでした。今回も、昨年末同様、ジャック達かわいしのぶさんとのジョイント。場所も同じく梅田のShangri-la。今回も前回以上の「バンドサウンド」を期待してしまいます。それに今回は、ジャック達の一色進さんと作った「my Sweet Surrender」という新曲をひっさげてのツアーです(この曲の誕生秘話も必見。一色さんのエッセイです)。僕は当然既に購入して予習済です。講義を2コマ終わらせ、梅田に向かい、軽く阪急三番街で夕飯を食べてから会場に向かいます。そこにはいつものライヴ仲間の皆様が集結。みんな、平日の夜だというのに(人のことは言えませんが)。
僕は整理番号は少し遅めで、結局ステージに向かって左側の3列目あたりに陣取りました(前回とほぼ同じ場所)。ピアノを弾く祥子さんをじっくり拝見したいので、どうしてもそういう位置取りになってしまいます。予定時間より少し遅れて演奏開始。祥子さんは黒いTシャツ(大瀧詠一リスペクト、ということで「Niagara Record」のシャツ)とジーンズという「大道具さんみたいな(本人談)」ざっくりとした格好でご登場。他のメンバーも、一色さん除いて同様の格好(しのぶさんは「Super Junky Monky」のTシャツ)。ということで、以下にセットリストと感想をいつもの如く書いていきます。

1)September Gurls(EG)
Big Starのカバー。祥子さんにとって、尊敬するソングライターの一人、アレックス・チルトンへのオマージュだったそうです。祥子さんのライブで、ギターが3本!!
2)そしてなお永遠に(EG)
で、2曲目でいきなりこれですよ。一瞬「え、もうラスト?」と思っちゃったくらい(笑)。というのも、この曲は収録アルバムでも最後に入れられていますし、これまでのライブでもラスト近くになって披露されることが多かったものですから。でも、バンドとしての分厚い音でぐいぐい引っ張られる感覚。
3)黒い夜(P)
息もつかせず、MCも入れず、この3曲目まで一気に畳みこむ展開。本当にこれにはやられました。この曲も、聞き込めば聞き込むだけ味が出てくるスルメソング。この曲で僕としては「もうどうにでもして」状態、完成(笑)。
ここでやっと「こんばんは、鈴木祥子です」と挨拶。
4)依存と支配(P)
これは久しぶりですね~。祥子さんも最初はまるでポエトリー・リーディングのような感じで言葉を我々に叩きつけてくるような感じ。そしてピアノに移動して激しい演奏。この曲はどうしてもそうなっちゃいますよね(ドラムセットを壊したり、はなかったですが)。
5)#7 SHUFFLE(P)
うお~、これは激レア曲。僕はライブでは初めて聞きますね。アレンジも格好いい!!

で、一旦ここで、ジャック達としのぶさんは退場。少しだけ祥子さんのソロの弾き語りコーナーになります。
6)名前を呼んで~When you call my name(P)
うお~、来た来た来たnote。この曲、このたび発売されたマキシシングルの2曲目なんですが、一言でいうと「可愛すぎるやろ」「惚れてまうやろ」というしかない曲です。メロディも歌詞もキュートすぎ。ちょっと昔のアメリカンポップスの甘さが詰め込まれているというか。僕が恍惚の表情で見惚れているのを、しっかり横で祥友YOHさんに観察されちゃいました。で、一部のファンから「名前を呼んで~♪」というサビの部分で「祥子~」と掛け声が(笑)。さすが、80年代の「親衛隊文化」を多少なりとも知っている我々としては、つい反応しちゃいますよね。祥子さんも「ご協力ありがとうございます(笑)」とおっしゃっていましたが。
7)思いのままに(P)
何と、オフコースのカバー!!「君は、君の歌、歌え」というさびが印象的なこの曲、しっかり祥子さんは自分の曲にしていましたね。ホント、この選択にはビックリ。確かに世代的には祥子さん、オフコース、ドンピシャだと思いますが(祥子さんと同い年の僕の兄を見ても判る)、いきなり「皆さん、オフコースは好きですか?」といって、この曲とは。アルバム『Three and two』所収。
8)Sentimental Love letter(仮)(P)
ドラムの夏秋さん以外の皆さんが戻ってきます。「で、しばらくオフコースばっかり聞いていたら、それに感化されて、って、私そういうのばっかなんですけど(笑)、こういう曲もできちゃいました」と言っていたのがこの曲。確かに、そういわれると、そう聞こえなくもない(笑)。これまた、ラブラブな感じの曲で、我々男子はノックアウトでしょう。
9)Sickness(P)
夏秋さんが戻ってくるのを祥子さんが一瞬忘れて、曲を始めようとしたので、仕切り直し。これは僕の大好きな曲。でも、こんなしっかりしたバンドで聞くのは初めてだなあ。よかよか。
10)my Sweet Surrender(P)
今回のツアーのタイトルでもある曲。バックとの一体感でぐいぐい来ます。やはり素晴らしい曲。幸福というのは全てを受け入れる(降伏すること)だなんて、祥子さんのファンの男どもには、先刻承知のことですが(笑)。
11)禁断のチョコレート・エンジェル(P)
この曲だけ、ジャック達&かわいしのぶさんで演奏。祥子さんはちょっとだけ抜けて休憩。これは前回のライブの時にもらったサンプルCDに入っていた曲。後半で、祥子さんがひょっこり戻り、ピアノで参加。
12)Is my love wrong?(仮)
これは、聞くのは2度目ですね。前回の南青山マンダラでも披露された曲。これまたBig Starの「My Life Is Right」という曲に触発されて、それをひっくり返して「私の愛は間違ってる?」と問いかける内容。
13)Shelter(P)
おお、ずどーんと来る曲だ。後半は、どちらかというと、女性が感情移入しやすい重めの曲が多かったような気がします。
14)完全な愛(P)
これをライブで聞くのは久しぶりだなあ。祥友りゅうさんが愛して止まない曲。僕、しっかり横目でその後様子を見ちゃいました(笑)。これにて本編は終了、ここからはアンコールです。
e1)HAPPINESS?(Dr)
夏秋さんが抜けた形で、祥子さんがドラムに座り、いきなり「皆さんにとって幸せとは何ですか?」とこれまた恒例(?)の質問。で、笑ったのが来月東京吉祥寺でのライブに「よろしかったら、関西の皆さんも来てください。あ、違うな、ロックはそんな弱気じゃダメですよね。来い(会場爆笑)」とご命令が下りました。どこまで我々の心を優しく踏みにじれば気が済むんですか・・・。
e2)I'LL GET WHAT I WANT―超・強気な女(P)
で、その強気モードで、映画「無言歌」の主題歌でもあるこの曲。
ここで一旦祥子さん達は引っ込みますが、しつこい我々は当然ダブルアンコールを要求。しばらく経って、ジャック達としのぶさんだけが現れましたが、祥子さんはまだ現れません。でも、しのぶさんが笑顔で我々に手拍子を要求(というか、煽る)、まだ祥子さん、着替えに手間取っているのかな、と思っていたら、とうとう現れてくれましたよ、肩出しのワンピースドレスで。肌の白さが目を射貫き、思わず今回も「大変だー」とつぶやいたのはいうまでもありません(笑)。しかも祥子さん、最近ばっさり髪を切ってショートボブにしたものだから、肩や背中が無防備そのもの。まあ、無防備といいますが、我々男性ファンにとっては、「甘い攻撃」そのものなんですが(笑)。いやあ、やっぱり今回も最後でやってくださいましたね。
e3)甘い夜(P)
この曲を作った頃の祥子さんの「事情」をしのぶさんはよくご存じだそうですが、「女同士の秘密」だそうです。いわゆる「FFL(Fool For Love)」の日々だったのでしょうね(「Absolutely Alone in Kyoto Jittoku 2007」の裏面のライナーノーツ、参照)。
e4)恋のショットガン(懲りないふたり)(Vo)
最後は明るく弾ける曲。「my Sweet Surrender」で「降伏」したばかりなのに、この曲でも「もう降参だと言いなさい」と言われちゃって、祥子さんの見えないピストルで我々全員、ハートを射貫かれてしまいました(笑)。
一部のファンは、まるで解散コンサートのようにいつまでも拍手を止めません(笑)。でも、残念ながらその思いは届かず、舞台の緞帳まで降ろされ、今日のライブはこれにて終了。

僕としては、今回、特に前半の息もつかせぬ、疾走感溢れるプログラムが素晴らしかったと思いました。「格好良いとは、こういうことさ」と見せつけられた感じです。
その熱に浮かされて、ライブ直後にビールを呷り、その後梅田の居酒屋でもワインと泡盛を飲んで、音楽とお酒で完全に酩酊したまま帰路についたのでした。会場でご一緒だった皆さん、またお会いしましょう。

|

« はなむけの言葉 | Main | ZABADAK ギターと鈴と譜面台と私 2010春@南青山マンダラ(昼の部) »

Comments

ども〜(^^;)なんと、#7 shuffle!この曲、いつかリクエストしようと暖めていたのですが、あまりにもマイナーなのでためらっていたんですよね〜。吉祥寺には行くつもりですのでよろしく♪

Posted by: めんちかつ | April 15, 2010 at 06:25 AM

ミクシィ日記にセットリスト書いて詳細は後日と思っていたのですがタカヤさんのレポ読んだらもういいかなと・笑。

御指摘の通り完全な愛が今日のツボでした。
この曲を聴いていると・曲に没頭したくて目を閉じたくなるのと演奏する祥子さんから一瞬も目を離したくないという矛盾だらけの心理状態に陥り挙動不審になります。ま、まさか見られていたとは・・恥。
前回のタテノリとはまた違った趣の[ロック]でした。
トリプルアンコールのミラクルを期待したのですが滅多に無い事だからミラクルだなと。ここだけは残念です

次は何時でしょうか。
今回もお世話になりました。感謝!

Posted by: りゅう | April 15, 2010 at 12:41 PM

ライブではありがとうございました!
そして、忘れ物でご心配かけましたcoldsweats01
タカヤさんのレポ読んで、しみじみ感情移入してたなあ…と
思い返しています。今もずっとそれが続いていて
昔のいろんな出来事思いだして
「どうしたらいいでしょう~」と(笑)
次の日、朝ごはん食べながらDVD見てました。
「無言歌」はまだ見てないです。happy02
次回もお会いできることを楽しみにしています!

Posted by: みたか | April 15, 2010 at 10:19 PM

皆さま、コメントありがとうございます。
めんちかつさん、そうそう、こういうレア曲をバンドでやってくれると嬉しいですねえ。僕も現在、吉祥寺は検討中です(用事で東京にはその日おりますので)。

りゅうさん
済みません、ついつい「どんな反応しているのかな?」と思い横を振り向いてしまいました(笑)。平日ということでバタバタしてしまいましたが、今度ゆっくり飲みたいですね。それではまた。

みたかさん
ライブ後のアラサーの「80年代振り返り話」は盛り上がりましたねえ(笑)。おっしゃるとおり、祥子さんの歌は、すごく女性が感情移入できるのが多々あるのに、それこそ美人過ぎてその辺りが見えづらいのかもなあ、という気さえします。ルックスから入った僕のような人間が言っても何ですが(笑)。それではまたライブ会場かSinglesで!

Posted by: 川瀬 | April 16, 2010 at 05:21 PM

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34862/48089936

Listed below are links to weblogs that reference 甘い降伏―鈴木祥子+ジャック達、かわいしのぶ@Shangri-la:

« はなむけの言葉 | Main | ZABADAK ギターと鈴と譜面台と私 2010春@南青山マンダラ(昼の部) »