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October 17, 2010

鈴木祥子&カーネーション@Billboard Tokyo

さて、相も変わらず、僕は鈴木祥子さんのライブにせっせと通っているわけですが、今回は約一年ぶりに、六本木の「Billboard Tokyo」でのライブでした。今回はたまには妻と、というわけで、このゴージャスな空間に夫婦で行ってまいりました。今回のライブは、昔から祥子さんと親交のあるバンドカーネーションがゲスト、というか共演者として参加するので、カーネーションファンの人も多く駆け付けたことでしょう(両方とも好き、という人も結構多いです)。今日は2ステージだったのですが、予算の関係もあり、僕はファーストステージのみの参加です。以下ではいつものようにセットリストを記して、その感想を簡単に書いていきたいと思います。

僕自身は、5年前の京都大阪で、祥子さんとカーネーションの競演をラッキーにも拝見しているのですが、その相性の良さは既に承知済み。となると、今日はどんな曲やってくれるのかな、ということが気になります。で、結論から言うと、「おお、これをやるのか」と納得と意外な選曲が半分半分、といえましょうか。まずは祥子さんが赤いチェック生地のワンピースドレスで登場、3曲連続でソロでした。

1)プリヴェ(P)
これをライブで聴くのはすごく久々な気がします。
2)Do you still remember me?(P)
3)区役所に行こう(Key)
二曲連続で「かわいい女の子らしい」曲が。ちなみに僕は区役所ではないですが、妻と二人で休日に市役所に行って届けを出したよな、と思い出していました。ここでカーネーションの直枝政広さんが登場。
4)Crying in the rain(Key)
キャロル・キングのカヴァー。直枝さんはAG。
5)墨堤にて(Dr)
これはカーネーションファンの方に教えていただきました。祥子さんがドラムに移動、舞台の向かって右側に移ってくれたので、その近くの僕としては非常にうれしかったです。ここでカーネーションの大田譲さん、そしてサポートドラマーの宮田繁男さんが登場。宮田さんの登場は本当にうれしいサプライズ。僕にとって宮田さんはオリジナル・ラブのドラマーでもあり、zabadakのサポートもよくなさっているクールなドラマー、というイメージで、目の前でドラムをたたいているのを見るのはもしかしたら初めてか、20年ほど前のzabadakのライブ以来かも…(記憶があやふやですが)。
6)Frederic(P)
重厚なバンドの音でのこの曲は最高ですね。祥子さんさえも「あ、CDとおんなじ(笑)」とおっしゃってました。これで一気に舞台は「ロック」な感じになりましたねえ。
7)OOH!BABY(Key)
これは僕も知っているカーネーションの曲。ぐいぐい音圧に押される快感。
8)Paingiver(Key)
このところのライブではギターでやることが多かったこの曲ですが、まず1番は祥子さんのキーボードで弾き語り、2番からバンドのヘビーな音で、と2度美味しい構成。
9)幻想列車(Dr)
このカーネーションの曲は何とツインドラム!!これは豪華。
10)忘却(P)
久々のこの重い曲をバンドで。
11)My Sweet Surrender(Vo)
4月に出た新曲は舞台のセンターに立って歌われました。いったんここで皆さんは退場し、以下はアンコールです。
12)青空のように(Vo)
これが年末に出る予定の新譜に入っているもので、大瀧詠一のカヴァー。これは祥子さんはなんと「カラオケ」をバックにソロで。この曲の後、カーネーションと宮田さんが再び登場。
13)Love Portion No.9(Key)
これは来年に出る予定のミニアルバムの「予告編」として。要するに、祥子さんの一人多重録音を、架空のコーラスグループ「Sindee & Forestones」と名付け、その「グループ」がかつての名曲を色々カヴァーする趣向なのだそうです。ここで宮田さんは再びout。
14)True Romance(Dr)
祥子さんが再びドラムセットに座って「叩き語り」。これもカッコよかったなあ。やっぱり僕はピアノの祥子さんも愛していますが、ドラマーとしての祥子さんにどうしようもなく惹かれるようです。

これで今回のステージは終了。どうしても時間としても曲数としても短く感じてしまいますが、濃厚であったことは間違いありませんので、僕自身は満足して帰路につきました。

April 13, 2010

甘い降伏―鈴木祥子+ジャック達、かわいしのぶ@Shangri-la

Rimg0503 新学期が始まったばかりの慌ただしい日々ですが、やはり僕の永遠の歌姫(女王様)たる鈴木祥子さんのライブにはいそいそと行ってしまうのでした。今回も、昨年末同様、ジャック達かわいしのぶさんとのジョイント。場所も同じく梅田のShangri-la。今回も前回以上の「バンドサウンド」を期待してしまいます。それに今回は、ジャック達の一色進さんと作った「my Sweet Surrender」という新曲をひっさげてのツアーです(この曲の誕生秘話も必見。一色さんのエッセイです)。僕は当然既に購入して予習済です。講義を2コマ終わらせ、梅田に向かい、軽く阪急三番街で夕飯を食べてから会場に向かいます。そこにはいつものライヴ仲間の皆様が集結。みんな、平日の夜だというのに(人のことは言えませんが)。
僕は整理番号は少し遅めで、結局ステージに向かって左側の3列目あたりに陣取りました(前回とほぼ同じ場所)。ピアノを弾く祥子さんをじっくり拝見したいので、どうしてもそういう位置取りになってしまいます。予定時間より少し遅れて演奏開始。祥子さんは黒いTシャツ(大瀧詠一リスペクト、ということで「Niagara Record」のシャツ)とジーンズという「大道具さんみたいな(本人談)」ざっくりとした格好でご登場。他のメンバーも、一色さん除いて同様の格好(しのぶさんは「Super Junky Monky」のTシャツ)。ということで、以下にセットリストと感想をいつもの如く書いていきます。

1)September Gurls(EG)
Big Starのカバー。祥子さんにとって、尊敬するソングライターの一人、アレックス・チルトンへのオマージュだったそうです。祥子さんのライブで、ギターが3本!!
2)そしてなお永遠に(EG)
で、2曲目でいきなりこれですよ。一瞬「え、もうラスト?」と思っちゃったくらい(笑)。というのも、この曲は収録アルバムでも最後に入れられていますし、これまでのライブでもラスト近くになって披露されることが多かったものですから。でも、バンドとしての分厚い音でぐいぐい引っ張られる感覚。
3)黒い夜(P)
息もつかせず、MCも入れず、この3曲目まで一気に畳みこむ展開。本当にこれにはやられました。この曲も、聞き込めば聞き込むだけ味が出てくるスルメソング。この曲で僕としては「もうどうにでもして」状態、完成(笑)。
ここでやっと「こんばんは、鈴木祥子です」と挨拶。
4)依存と支配(P)
これは久しぶりですね~。祥子さんも最初はまるでポエトリー・リーディングのような感じで言葉を我々に叩きつけてくるような感じ。そしてピアノに移動して激しい演奏。この曲はどうしてもそうなっちゃいますよね(ドラムセットを壊したり、はなかったですが)。
5)#7 SHUFFLE(P)
うお~、これは激レア曲。僕はライブでは初めて聞きますね。アレンジも格好いい!!

で、一旦ここで、ジャック達としのぶさんは退場。少しだけ祥子さんのソロの弾き語りコーナーになります。
6)名前を呼んで~When you call my name(P)
うお~、来た来た来たnote。この曲、このたび発売されたマキシシングルの2曲目なんですが、一言でいうと「可愛すぎるやろ」「惚れてまうやろ」というしかない曲です。メロディも歌詞もキュートすぎ。ちょっと昔のアメリカンポップスの甘さが詰め込まれているというか。僕が恍惚の表情で見惚れているのを、しっかり横で祥友YOHさんに観察されちゃいました。で、一部のファンから「名前を呼んで~♪」というサビの部分で「祥子~」と掛け声が(笑)。さすが、80年代の「親衛隊文化」を多少なりとも知っている我々としては、つい反応しちゃいますよね。祥子さんも「ご協力ありがとうございます(笑)」とおっしゃっていましたが。
7)思いのままに(P)
何と、オフコースのカバー!!「君は、君の歌、歌え」というさびが印象的なこの曲、しっかり祥子さんは自分の曲にしていましたね。ホント、この選択にはビックリ。確かに世代的には祥子さん、オフコース、ドンピシャだと思いますが(祥子さんと同い年の僕の兄を見ても判る)、いきなり「皆さん、オフコースは好きですか?」といって、この曲とは。アルバム『Three and two』所収。
8)Sentimental Love letter(仮)(P)
ドラムの夏秋さん以外の皆さんが戻ってきます。「で、しばらくオフコースばっかり聞いていたら、それに感化されて、って、私そういうのばっかなんですけど(笑)、こういう曲もできちゃいました」と言っていたのがこの曲。確かに、そういわれると、そう聞こえなくもない(笑)。これまた、ラブラブな感じの曲で、我々男子はノックアウトでしょう。
9)Sickness(P)
夏秋さんが戻ってくるのを祥子さんが一瞬忘れて、曲を始めようとしたので、仕切り直し。これは僕の大好きな曲。でも、こんなしっかりしたバンドで聞くのは初めてだなあ。よかよか。
10)my Sweet Surrender(P)
今回のツアーのタイトルでもある曲。バックとの一体感でぐいぐい来ます。やはり素晴らしい曲。幸福というのは全てを受け入れる(降伏すること)だなんて、祥子さんのファンの男どもには、先刻承知のことですが(笑)。
11)禁断のチョコレート・エンジェル(P)
この曲だけ、ジャック達&かわいしのぶさんで演奏。祥子さんはちょっとだけ抜けて休憩。これは前回のライブの時にもらったサンプルCDに入っていた曲。後半で、祥子さんがひょっこり戻り、ピアノで参加。
12)Is my love wrong?(仮)
これは、聞くのは2度目ですね。前回の南青山マンダラでも披露された曲。これまたBig Starの「My Life Is Right」という曲に触発されて、それをひっくり返して「私の愛は間違ってる?」と問いかける内容。
13)Shelter(P)
おお、ずどーんと来る曲だ。後半は、どちらかというと、女性が感情移入しやすい重めの曲が多かったような気がします。
14)完全な愛(P)
これをライブで聞くのは久しぶりだなあ。祥友りゅうさんが愛して止まない曲。僕、しっかり横目でその後様子を見ちゃいました(笑)。これにて本編は終了、ここからはアンコールです。
e1)HAPPINESS?(Dr)
夏秋さんが抜けた形で、祥子さんがドラムに座り、いきなり「皆さんにとって幸せとは何ですか?」とこれまた恒例(?)の質問。で、笑ったのが来月東京吉祥寺でのライブに「よろしかったら、関西の皆さんも来てください。あ、違うな、ロックはそんな弱気じゃダメですよね。来い(会場爆笑)」とご命令が下りました。どこまで我々の心を優しく踏みにじれば気が済むんですか・・・。
e2)I'LL GET WHAT I WANT―超・強気な女(P)
で、その強気モードで、映画「無言歌」の主題歌でもあるこの曲。
ここで一旦祥子さん達は引っ込みますが、しつこい我々は当然ダブルアンコールを要求。しばらく経って、ジャック達としのぶさんだけが現れましたが、祥子さんはまだ現れません。でも、しのぶさんが笑顔で我々に手拍子を要求(というか、煽る)、まだ祥子さん、着替えに手間取っているのかな、と思っていたら、とうとう現れてくれましたよ、肩出しのワンピースドレスで。肌の白さが目を射貫き、思わず今回も「大変だー」とつぶやいたのはいうまでもありません(笑)。しかも祥子さん、最近ばっさり髪を切ってショートボブにしたものだから、肩や背中が無防備そのもの。まあ、無防備といいますが、我々男性ファンにとっては、「甘い攻撃」そのものなんですが(笑)。いやあ、やっぱり今回も最後でやってくださいましたね。
e3)甘い夜(P)
この曲を作った頃の祥子さんの「事情」をしのぶさんはよくご存じだそうですが、「女同士の秘密」だそうです。いわゆる「FFL(Fool For Love)」の日々だったのでしょうね(「Absolutely Alone in Kyoto Jittoku 2007」の裏面のライナーノーツ、参照)。
e4)恋のショットガン(懲りないふたり)(Vo)
最後は明るく弾ける曲。「my Sweet Surrender」で「降伏」したばかりなのに、この曲でも「もう降参だと言いなさい」と言われちゃって、祥子さんの見えないピストルで我々全員、ハートを射貫かれてしまいました(笑)。
一部のファンは、まるで解散コンサートのようにいつまでも拍手を止めません(笑)。でも、残念ながらその思いは届かず、舞台の緞帳まで降ろされ、今日のライブはこれにて終了。

僕としては、今回、特に前半の息もつかせぬ、疾走感溢れるプログラムが素晴らしかったと思いました。「格好良いとは、こういうことさ」と見せつけられた感じです。
その熱に浮かされて、ライブ直後にビールを呷り、その後梅田の居酒屋でもワインと泡盛を飲んで、音楽とお酒で完全に酩酊したまま帰路についたのでした。会場でご一緒だった皆さん、またお会いしましょう。

February 28, 2010

The Pianist & me 二日目―鈴木祥子@南青山マンダラ

Rimg0254 さて、今日も今日とて鈴木祥子さんのライヴ@南青山マンダラに行ってまいりました。今日も先週からの続きで「The Pianist & me」というコンセプト。今日のゲストピアニストは、僕は初めて拝見するのですが、ライオンメリィさんという方。でも、プロフィールを拝見したら、知らず知らずのうちに、ライオンメリーさんの音って聞いているんですよね(ヴァージンVSとかYAPOOSとかのメンバーだったそうなので)。
今日の楽器の並びは、向かって左からウーリッツァー、グランドピアノ、エレキギター、アコーディオン、ドラム。アコーディオン、というのはなかなかレアではないですか!期待が高まります。僕は先週とほとんど同じ席(2つほど前方になりましたが)。
今日もほぼ時間通りにスタートです。

まず一曲目は、修理が終わったらしいウーリッツァーで
1)本当は哀しい関係(W)
から始まりました。祥子さん曰く「大塚愛さんを意識して作った曲なんですよ(笑)」。
2)この愛を(P)
3)イケナイコトカイ(P)
2曲続けて、グランドピアノで。「イケナイコトカイ」は久々のような気がするなあ。「この愛を」の「二人はとても似ていたので恋することは簡単でした」というフレーズ、なんか好きなんだよなあ。
4)I'LL GET WHAT I WANT(超・強気な女)(W)
「ちょっと軽めの曲も(弾きましょう)」ということでチョイスされたのがこれ。この曲の後、ゲストのライオンメリィさん登場。確かに、髪型からしてライオンだ(すごく腰が低くて丁寧な方だけど)。祥子さんは「皆さん、この曲のレコードに付録としてつけたステッカー、どこかに這ってますか?」「ああいう字面を見ていると、その効果は一年か二年後に現れます(会場爆笑)」。そのステッカーを見てそう思うって事自体が、ポジティヴシンキングですよね。
5)大きな腕時計(Acco)
これはライオンメリィさんが作った曲。名前の通り「大きな古時計」に対抗したそうです(笑)。メリィさんがピアノ、祥子さんは、メリィさん所有のアコーディオン。祥子さんのアコーディオンって、多分初めてではないでしょうか。少なくとも、僕がライヴで見たのは初めての筈。ここでは、お二人が「獅子座のB型」であるという共通項で盛り上がりました。
6)12階の一番奥(Acco)
これも祥子さんがアコーディオン。これはメリィさんが在籍していた「YAPOOS」の曲。アルバム『Dadada ism』所収。
7)Is my love wrong?(仮)(EG)
これは祥子さんの新曲。このところライヴで一曲は新曲の披露がありますので、祥子さんは現在、曲作りのスイッチが入っている状態なのかも知れませんね。この調子でどんどんリリースして欲しいものです。この曲はBig Starの「My Life Is Right(僕の人生は正しい)」という曲に触発されて、敢えてネガティヴに「私の愛って間違えてる?」という着想から生まれたそうです。
前半戦はここで終了、一旦休憩に入りました。

少し衣装替えして、造花の椿をあしらった髪飾りをつけて祥子さんが再び登場。スカートも和風の柄。 
8)いつかまた逢う日まで(W)
「この曲も、実は昔の歌謡曲を意識して作った曲なんですよ」と祥子さん。ここからメリィさんも現れ、前回同様「日本のルーツ・ポップス」シリーズがスタート、祥子さんが「歌姫」となります。 
9)サンフランシスコのチャイナタウン
渡辺はま子の歌。いかにも「中国」っぽい旋律を入れるところが、昔の歌謡曲風ですよね。
10)ロマンチックなキューピッド
美空ひばりの自作曲だそうです。「ジャンケン娘」という映画の挿入歌。さすがに知らねー(笑)。
11)情熱のルンバ
日本人は何故だかサンバとかルンバとか、ラテンノリが好きですよね。僕もご多分に漏れず好きです。祥子さんのお祖母様がこれを歌った高峰三枝子のファンだったそうです。
12)夜のプラットホーム
二葉あき子の曲。祥子さんは途中からスティックを持ってドラムを叩きました(片手でどんどん、とやっただけですが)。
13)テネシーワルツ
言わずと知れたスタンダード。日本では江利チエミが歌いましたね。祥子さんの声も延びる延びる。前々から知っている曲だけに、この曲がこのシリーズでは一番よかったなあ。でも、僕はこの曲を聴きながら「清水ミチコが綾戸智恵の真似をしながら歌うバージョン」が脳裏に浮かび、思わず悶絶しそうになりました(笑)。
14)人形の家
こういうタイトルそのものも、一昔の歌謡曲って感じですよね。弘田三枝子の歌。ここで「昭和歌謡」コーナーは終了、メリィさんも一旦退出します。
15)そしてなお永遠に(EG)
そして、この曲をギターでかき鳴らしまくって、クライマックスに。

ここで後半戦も終了、以下はアンコールです。メリィさんも一緒に登場。祥子さんは白のニットにジーンズというシンプルな出で立ちに着替えていました。このシンプルさが却って目に眩しい。
e1)まだ30代の女(W)
メリィさんがアコーディオン。
e2)Rock and Roll(Dr)
最後にこれを持ってきますか!!Led Zeppelinのあの曲です。Live盤の冒頭を飾るこの曲、今回はラストに持ってきました。で、小さなアクシデント発生。祥子さんの手からスティックが一本すっぽ抜けたのです。最前列にいたYさんがそれをキャッチ。でも、祥子さんは予備のスティックを既に握って演奏を続行。「ああ、ちゃんと予備を用意しているんだ」と感心。

今日はこれで終了。先週と同様、かちっとしたセットリストですっと終了した、という印象ですか。でも、祥子さんが今回こだわった「昭和歌謡」の試み、その曲自体の魅力の再発見もさることながら、祥子さんのヴォーカリストとしての実力を改めて知らされた、という感じです。ライヴの後は有志で、近くの居酒屋で打ち上げ。二週連続で幸せな気分で帰ったのでした(妻からはちょっぴり怒られちゃいましたが・・・)。

February 21, 2010

The Pianist and me一日目~鈴木祥子@南青山マンダラ

Rimg0249_2 今日もしつこく、鈴木祥子さんのライヴに参加しました。会場は南青山マンダラ。ここに来るのは久しぶりですね。今日と来週は二週連続、ここで祥子さんのライヴなのですが、今回のコンセプトは「ピアニストと私The Pianist and me」というもの。祥子さんもピアノを主力楽器にする方ですが、ある意味敢えてピアニストの方を呼んで、普段歌わない歌(特に「昭和歌謡」というか、結構昔の歌)を歌ってみよう、という心積りのようです(実際、公式サイトには歌う予定のレア曲が数曲事前に知らされていました)。
以下、いつものようにセットリストと簡単な感想を書いていきますが、来週のこともありますので、「続きを読む」でとりあえず伏せたいと思います。

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December 18, 2009

れっつ Rock The Night Together―鈴木祥子@Shangri-la

Rimg0243 さて、年の瀬も押し迫ってきましたが、それでもおもむく鈴木祥子さんのライブ。今回は「れっつROCK THE NIGHT TOGETHER」と題して、「ジャック達(一色進(G,Vo)、宙GGPキハラ(G)、夏秋文尚(Dr))」の皆さんとベーシストのかわいしのぶさんとともに、ロック色を前面に押し出したステージを、大阪Shangri-laでやってくれました。Shangri-laはこれで三度目。過去二回(その時のレポはこれこれ)のライブで非常に素晴らしいパフォーマンスを拝見できたので、個人的にも好きなハコです。それに、今回は何と、「オールスタンディング」年寄りが多い年齢層がまあまあ上昇中(婉曲表現)の我々古くからのファンにとっては、嬉しいやら、体の心配をするやらですが、最近祥子さんがはまっているという矢沢永吉のファンのようなノリで(今日は客入れの音楽が、永ちゃんのライヴ盤だったので笑いました。あとで判明しましたが、祥子さんが持参した汗ふきタオルも「E.Yazawa」)、「今日はちゃんと盛り上げて、祥子さんにうまい酒を打ち上げで飲んでもらおうぜ」と気合いを入れる我々(ちょっと嘘)。
それでは、いつもの如く、セットリストと感想を書き連ねていきます。曲の後ろの記号は、祥子さんの演奏した楽器などです。ただし、今回はスタンディングということで、いつものようにメモを全く取っておりませんので、記憶と勘と、友人達のmixi日記やH澤さんの「スタッフ・ブログ」を頼りに書いております(間違いは是非ご指摘ください。今回は本当に記憶が曖昧なので)。

1)Rock and Roll【LED ZEPPELIN】~HAPPINESS?(Dr)
一曲目からドラムをやってくれるとは!!祥子さんのドラムは文句なしに格好いいですから、まさに「つかみはOK」という状態。祥子さんは黒できらきら光る素材のタンクトップにパンツスーツ姿で帽子をかぶっている、という出で立ち。
2)月とSNAPSHOTS(Dr)
これも以前ドラム演奏しながら歌ってくれたことがありましたが、何度聞いても良いわぁ。
3)きのう夢の中で(Vo)
これほど立て続けにドラムをやってくれるとは・・・。オールスタンディングで、体を動かされますね、打楽器のプリミティヴな作用で。そしてこの曲でしっとりと強弱を。
4)Sulky Cat Strut(Vo)
この曲を生で聴くのは初めてだと思います。「ジャック達」の夏秋文尚さんにドラムを交代して、祥子さんはアカペラで。で、ここでちょっとしたハプニング発生。一列目の女性が、ステージの端に、自分のジンジャーエールを置いていたのですが、祥子さんは用意されたドリンクだと思ってぐびっといってしまいました。まあ、そこに置いた彼女が悪いんですが(笑)、「私、よくこういう失敗するんですよ~。隣の人のパンを食べちゃったりして」と祥子さんが言うと、「居酒屋でも、頼んでないつまみが来たら食べちゃうよね」と一色さん(笑)。フォローになっているようななっていないような。
5)恋のショットガン(懲りないふたり)(Vo)
何度この曲で「降参」したことか(笑)。あとで、もっと「降参(降伏)」する曲が出ますけど。
6)エコロジーバッグ(P)
祥子さん曰く「この曲をバンド形式でやるのは初めて(久しぶり?)」とのこと(記憶が曖昧で済みません)。
7)苦しい恋(EG)
これは、「無言歌」のときのミニライブ以来。この曲と次の曲は、祥子さんのソロ(弾き語りコーナー)。
8)When you call my name(名前を呼んで)(P、新曲)
「あなたに名前を呼ばれて、初めて自分の名前を獲得したような感じ。だからもっと私の名前を呼んで」というような内容の歌詞だったと思います。そういうラヴソングでした。
9)夜の中へ(Vo)
これをライヴで聞くのは、初めてではないでしょうか。祥子さんも「物凄く久しぶり」と言っていたし。
ここからは「ジャック達」の曲を2連発。
10)Arcade Cascade #ジャック達 with 鈴木祥子(Vo)
11)謎の帽子屋 #ジャック達 with 鈴木祥子(P、Cho)
僕は「ジャック達」自体初めてだったのですが、年季の入った飄々としたギターとヴォーカル、というので、ついmoonridersを連想しちゃいました(一色さんの声質も、鈴木慶一さんに似てなかったかな?)。
12)My Sweet Surrender(Vo)
これは祥子さん(作詞)とジャック達の一色さん(作曲)との合作なのだそうです。「甘い降伏(幸福?)」というタイトルですが(「こうふく」のしゃれは祥子さんがMCで話していました)、今度の作品に収録されそうな模様。楽しみ。
13)黒い夜(P)
キターッ!!これ、今度出た『SHO-CO-SONGS collection3』の「未発表テイク」の中でも出色の曲だと思っていたので、これを生で聞けて、感無量。やぱ格好いい曲ですよ。荒々しいギターもジャック達のギタリストお二人が忠実に、いやそれ以上に演奏してくれましたし。
14)きみの赤いシャツが(P、Vo)
15)TRUE ROMANCE(Dr)
16)海辺とラジオ(Vo)
この3連発はスタンディングで前の方にいる我々はノリノリ。息つく暇もなく手拍子とジャンプを繰り返してしまいました(こむら返りおこしかけていたことは内緒です)。こうしてみると、「ロック色」を強めた『Snapshots』と『Candy Apple Red』が非常に「ノリの良い曲」が多いのに改めて驚かされます。
ここまで一気に駆け抜けた、という感じでした。ほとんどMCもなく、祥子さん自身が息切れを起こすほどの(笑)ハイテンション&スピード。かわいしのぶさんとかに話を振るのかな、と思ったら、そういうコーナーもなく、ほとんどストイックといっても良いくらいの演奏振りでしたね。一旦本編はこれで終了で、以下はアンコールです。祥子さんは肩を出した真っ赤なワンピースにお着替え。うーんセクシー。

en1)Rock'n'Roll お年玉(Vo)
何と、大瀧詠一さんのカヴァー。最近祥子さんは『Long Vacation from Ladies』というアルバムで「さらばシベリア鉄道」を歌いましたが、こんな曲を飛び道具にするとは・・・。しらねーって、今の若いもんは(笑)。
en2)Angel(Vo)
大好きな曲。始める前に「大切なものは」云々と言って、「説教臭くて済みません」と祥子さんが言ったので、爆笑。
一旦祥子さん達は引っ込みますが、当然しつこく僕らはアンコールの催促。
en3)GOOD OLD DUSTY ROAD(Vo)
以前は祥子さん自身がこの曲の「青さ」が嫌で歌っていなかったそうですが、今回その封印を解いてくれました。
ここで再び祥子さんは退場。でもしつこい我々は(以下略)。すると、何とまたまた祥子さんが独りで登場してくれました。ここで出ました、「何かリクエストあります?」。僕の隣にいたR.R.さん(仮名)が叫んだ曲は「そんな難しいこと言わないでくださいよ~(ライブアルバム『I was there, I'm here』でも聞いた台詞ですね)」という伝家の宝刀で却下。結局はある女性がリクエストした
en4)あたらしい愛の詩(P)
になりました。ラストを飾るのに相応しすぎる曲ですね。出だしの部分を「大阪の夕暮れは~♪」と換えて歌ってくれるサーヴィスも。これにて充実したライブは終了。前の方にいた我々は、ようやくドリンク交換チケットを持って、ドリンクコーナーに並びます(僕は生ビールを一気飲み。思った以上に汗かいちゃったので)。僕以上に汗をかいていた方のレポはこちら(笑)。

その後は、毎回ライブ後は恒例の、ライブ友達の飲み会。そしてその場で、先月出版された拙著をわざわざ買ってくださる奇特な方が5名もいらっしゃったので、本当にありがたかったです。ホント、皆さん義理固いんだから。この場を借りてお礼申し上げます。で、何だかんだで終電まで飲んじゃいました。飛び跳ねまくった体にビールが染みていく・・・。

僕はこれで今年の「ライブ参加」は恐らく終了です(もしかしたら、衝動的に行くかも知れないけど)。また皆さん、よろしくお願いします。

September 05, 2009

鈴木祥子@Billboard Live Tokyo

090905_billboard_001 さて、今日も今日とて、ライヴに行ってまいりました。
今日は、東京六本木にある「Billboard Live Tokyo」での鈴木祥子さんのライヴです。僕はこのライヴハウスがある「Tokyo Midtown」(防衛庁の跡地)も初めてですし、こういう高級感あふれる場所でライヴを見るのも久しぶり(数か月前、南青山のBlue Note以来じゃないかな)。そもそも、六本木自体、東京にいた時から縁遠い街でしたが
新幹線が遅れるというハプニングもあり、今日は東京駅から直接会場に向かいました。久々に降り立った六本木、やっぱり、僕の肌に合う町ではありませんでした(笑)。
090905_billboard_002 今日のライヴは、ファーストとセカンドの2ステージ。僕は早い時間のファーストステージを予約し、運よく一番前にかぶりつくことができました(丁度祥子さんが弾くキーボードの前の席でした)。そこでチーズの盛り合わせ(塩分が多すぎて、ビールをあおることとなって失敗)とビールを片手に開演を待ちます。今日はギタリストの今剛さんとのジョイント企画。「Syoko Suzuki WITH Tsuyoshi Kon~SYOKO SINGS THE TORCH SONGS~」と題されたもの。
ステージは左からキーボード(「Hammond XK-3」という機種。電子オルガンですね)、その真後ろにピアノ(Steinway & Sons)、真ん中にドラムセット、右にペダルスチールや今さんの弾くギターが並べられていました。二階席、三階席が非常に高くにあり(結構急勾配)、縦に空間が広がっている会場でした。
予定時刻通り開演です。祥子さんはちょうど僕の真後ろあたりに登場して(かわいいツーピースの衣装でした。実はスカートにスリットが入っており、おそらくドラム対策と思われます)、まずは一人でキーボードに向かいます。挨拶なしでいきなり演奏がスタート。
1)The End of the World (Skeeter Davis、Key)
まずはこの曲のカヴァーからスタート。どこかで聞いたことがあるような…。歌い終わって、初めてのMC。「こんばんは。今日は哀しい曲をたくさん準備しているので(笑)」とおっしゃるので、つい我々は却って笑ってしまいます。今日のライヴのタイトルが「トーチソング(torch song、失恋や片思いが主題のセンチメンタルな曲)」だもんな。

2)たしかめていてよ(Key)
おお、これを生で聞くのは久しぶりのような気がします。祥子さんは、僕の目の前のキーボードで演奏していたのですが、僕は一番前故、却ってお顔が拝見できないことに。上半分は辛うじて見えたのですが…。こういうときの席の選択は、本当に難しい。まあ、贅沢言っちゃいけませんね。

090905_billboard_003 3)夏はどこに行った(Key)
不朽のデビュー曲。前奏は、今まであまり聞いたことがないアレンジが施されていました。
この曲が終わり、今剛さんが登場です。僕は今さんを拝見するのは初めて(一緒にライヴに行った方は、井上陽水のバックにいたのを見たことがある、とおっしゃっていました)。今さんが登場して、祥子さんから「今日のテーマはトーチソングなんです」と改めて宣言が。そして歌われたのは

4)Someone to watch over me(P)
でした。スタンダードの一つ。この曲の後、祥子さんはドラムに移ります。

5)Lover Man(Billie Holiday、Dr)
やっぱり、祥子さんのドラムはかっこいいなあ(ブラシで叩いていました)。ロックじゃないので、叩きまくる、という感じではありませんが、味がある。

6)Circle(Edie Brickell & New Bohemians、P)
以前に出たライヴアルバム『I was there, I'm here』でカヴァーされていましたね。祥子さん曰く、「一人は寂しいけど、一人ならば別れを告げられることもないし、結局一人がいいのよ」という矛盾した心を歌った歌、だそうです。

090905_billboard_005 7)Adios(Linda Ronstadt、P、今さんペダルスチール)
これも『I was there, I'm here』所収。祥子さん曰く「節目節目に歌いたくなる」とのことです。

8)さらばシベリア鉄道(太田裕美、Key)
今度大瀧詠一さんのカヴァー集(『A Long Vacation from Ladies』、というそうです)が出るそうなのですが、祥子さんは、かつて太田裕美さんが歌ったこの名曲を担当。出だしをちょっとトチって、仕切り直し。

9)Down By The River(Key)
再び祥子さんのオリジナル曲に戻ります。
この曲の後、祥子さんは今年のお誕生日をハワイで過ごした、ということを語り、「そのハワイで、大きくなり過ぎて(まあ、太り過ぎてってことですね)早く亡くなった歌手がいるんですが、そういう人の歌も明るい、というかマイナス要素がない、というか。その人が歌っていたこの曲を」と言って始まったのは

10)Starting All Over Again(P)
祥子さんはこの曲で「歌いませんか?」とおっしゃるので、これは手拍子とハミングをしなければなりますまい。

11)新曲(P)
夏休みに読んだ『ボヴァリー夫人』に触発されて書いた曲、なんだそうです。「ここでないどこかに向かっていく女の気持ちとか(が他人事ではないというか)」「そっち行っちゃだめ、とか言いたくなる」と祥子さんはおっしゃっていました。そりゃそうだよな。この作品は、簡単に言うと、田舎医師の奥さんが「私がいるべき場所はこんな田舎じゃなくて、上流のロマンティックな場所なのよ」という幻想を追いかけて自滅していく、っていう内容ですからね(ネタばれなので、反転させました)。
「この作品、読まれた方いらっしゃいます?」という声に反応して最前列で手を挙げたのは、僕です。ほんと、大昔ですが(約20年前くらいかな。高校から大学にかけては、19世紀の自然主義的で、女性が悲惨な運命に翻弄される小説を何故か好んで読んでいました。ベストはトマス・ハーディの『テス』でした)、まさかこんなことで、祥子さんに見つめられる「特権」を得ようとは(笑)。
ここで一旦今さんは退場です。

12)どこにもかえらない(Key)
祥子さんは「よかったら一緒に歌ってください」とおっしゃるので、歌わせていただきました。ついでに間奏部の口笛も。
本編はここで終了。もちろん我々はアンコール要求の手拍子。

encore)Sweet Serenity & Chocolate Milk Tea(P)
今さんも再び登場して、超絶テクを見せつけてくれました。素人としても「今さん、ギターうめー」と口を半開きにするしかありませんでした。祥子さんの声の出もよく、僕はこのライヴで、このアンコール曲が一番良かったですね。
一番前でしたので、音響のことなどは偉そうに言えないのですが、さすがに雰囲気はいいし、「お高い」だけのことはあるなあ、と思いました。あんまり、このハコでばかりライヴをされると、我々の財布も大変ですが(笑)。

今日は2ステージなので、ファーストステージが終わるといったん全員外に出されます。僕も飲食代を払って入口あたりで、いつものライヴ友達と語らいます。その友人たちの何人かは、なんと「2連チャン」で見るつわものが揃っていました(笑)。彼らは再び列に並び、僕は僕同様ファーストだけという友人2人と一緒にそのまま退場して、六本木で恐らく一番安い居酒屋で長居し、セカンドステージが終わった後に、2連チャンをこなした「つわもの」のお二人と合流し、終電までおしゃべりして、帰宅しました(危うく終電を逃すところでした。不夜城六本木にいると、時間の感覚がなくなって困ります(笑))。

August 07, 2009

鈴木祥子「無言歌Romances sans Paroles」@渋谷UPLINK

090807_gundam_shoko_009 今日から、僕はちょっとした「夏休み」。今回上京したのは、鈴木祥子さんのドキュメントフィルム「無言歌Romances sans Paroles」が渋谷のUPLINKでレイトショー上演されていて、日によっては祥子さんのミニライヴやトークショーがあり、なかなか身動きが取れなくてやきもきしていたのですが、ようやく休みとなり、千秋楽の今日だけは参加することができたのでした。
ただ、レイトショーということで昼間は時間がありますので、鈴木祥子さんのライヴでよくご一緒しているみなさんと計4名でお台場に設置されている「実物大ガンダム」を見てから会場に向かおうということになりました。この「お台場ガンダム」は、さすがに夏休みだけあって、お子さん連れや、我々のようなアラフォー及びアラサー世代も加わり、人波がすごい。木陰に見える機体に向かって駆け足で駆けより、写真を撮りまくります。妙にテンションあがっちゃいましたね。ここまでの大きさになると、もはや大仏とかと同じように「拝みたくなる対象」に。でもすでに会場限定のグッズも売り切れていたので、写真を撮りまくり、その周りを一周して堪能した我々は、そのまま「りんかい線」に乗って、今日の本来の目的地である渋谷に向かいました。
090807_gundam_shoko_023 レイトショーとは言え、開場1時間前に整理券を配り始めるイヴェントでしたので、それよりも早めに渋谷に着いておかねば、と思ったのです。りんかい線で乗り換えなしで渋谷に到着。まだ時間があるということで、軽くおなかに入れようと東急本店近くのカフェでケーキセットなどを食していると、突然集中豪雨が!!「バケツをひっくり返したような」という常套句がぴったりな凄さ。しばらく閉じ込められましたが、小雨になってきたときに店を出て、整理券をもらうための列に加わることにします。早めに行ったおかげで、列の先の方に並ぶことはできたのですが、雨上がりの湿気がものすごい!UPLINKの狭い廊下に延々と並ぶ我々。噴き出す汗。結局汗だくになりながら1時間弱ならんで、整理券をゲット。まだ上映まで一時間弱あるので、行列で汗をかいた我々はたまらず、1階にあるレストランで生ビールなどで乾杯。ひとここちついて、改めて開場前に戻り、開場時間となりました。今日はこれまでと違い、映画上映の後にミニライヴ、というスケジュール(昨日までは逆で、カッチリ時間が決まっていたそうです。どっちにせよ、僕は行けなかったわけですが)。

さて、映画本編が始まりました。僕は最前列に座っていたのですが、このフィルムはSANYOのXACTIで祥子さんがセルフ撮りをしている場面が多く、細かい「揺れ」がどうしてもあるので、結構目が疲れちゃいました(笑)。
で、内容ですが、これがまとめるのが難しい。というのも、ストーリーはある意味あってなきがごとしだからです。祥子さんの「自分語り」と、コンサートのリハーサル光景、亡くなったお父さん(写真を初めて拝見しましたが、似ているなあ、と思いました)ゆかりの地を訪ね歩く祥子さんの映像、ライヴ映像が細切れに配置されていて、ある結論に向かって収斂されていくような、一貫したストーリーを持つ性質のものではなかったからです。もしかしたら、地方で公開、もしくはDVD化された暁に未見の方は見ていただくということで、あえてこの映画で語られた祥子さんの言葉の断片を載せることは避けたいと思います。
でも評論家っぽく少しだけ言及するとすれば、これはまさしく「鈴木祥子」というアーティストそのものの記録であり、このような映像ができるのは、祥子さんのパーソナリティに負うところが大だ、ということです。というのは、この映画の大半は、祥子さんが自宅などで「音楽」「女であること」「父」などについて思うところを述べている、という映像なのですが、彼女が率直すぎるほどに語ってしまっているので(性格的に、そういう人だとは長年ファンをやっている僕にも想像がつきますが)、どのように編集しようが(編集に苦労なさったはずの井上監督には申し訳ないですけど)、それ以上のものにも、それ以下のものにもなりようがないのです。これは、例えば同じ「ドキュメント」と言ってもウソをつきまくる人を撮ろうとした原一男監督の「全身小説家」と比較すれば一目瞭然だと思います(この映画は「うそつきみっちゃん」と呼ばれた井上光晴を主人公に据えたドキュメントの傑作です)。

090807_gundam_shoko_021 さて、映画本編が終わり、いよいよ千秋楽のミニライヴの始まりです。祥子さんは真っ白のノースリーブのロングドレス。映画を観た直後にご本人を観たせいかもしれませんが、特に今日の祥子さんは僕の眼には凄絶な美しさに見えました。祥子さんは登場して開口一番「この2週間、私は幸せでした(笑)」。いや、この2週間、ミニライヴのある日を通い詰めた友人(あえて名を秘す)も十分すぎるほど幸せだったと思います(笑)。ミニライヴは毎日テーマを換えて行われてきたのですが、千秋楽の今日は「迷いの30代を振り返るDAY」といテーマ。
「30代の時、『Candy Apple Red』『私小説』『あたらしい愛の詩』『Love, painful love』というようなアルバムを作ったのですが、今日はそのあたりからやりたいと思います」とおっしゃり、以下の曲からスタートです(Gはエレキギター、Wはウーリッツァー)。

1)苦しい恋
(G、『Candy Apple Red』)
これを荒々しいギターで奏でる、なんていうのはレアでは?ディストーション気味の音。これを歌い終わった後祥子さんは「女の人は30代でひどい目にあった方がいいと思います(笑)」などといって、映画本編に負けず劣らずの問題発言。

2)破局(G、『あたらしい愛の詩』)
これはレア、というか「ライヴでやるのは初めて」とのこと。で、一番驚いたのは、この曲のタイトルを決める時、たまたま当時の芸能ニュースで話題になっていた「羽賀研二・梅宮アンナ破局」というところからつけたということ。えー、祥子さん、そんなのがきっかけだったんですか?(笑)

3)この愛を(G、『あたらしい愛の詩』)
祥子さんは「最近は何かギターをかき鳴らしたいモードに入っている」ので、最初の3曲は立て続けにギターで弾いたとのこと。

4)恋人たちの月(W、『あたしの旅路』)
「自分でも気に入っている曲なんですが、ドラマのタイアップの曲をアルバムに入れたせいで、この曲がアルバムから押し出される形になって、ベスト盤にしか入っていません」とのこと。

5)いつかまた逢う日まで (W、『あたらしい愛の詩』)
2曲連続、ウーリッツアーでロマンティックモード。

6)Gimmie Some Life (G、『Love, painful love』)
祥子さん曰く「元々アルバムでは一人多重録音をして、この曲はギターを除いて、ドラム、ベース、ピアノだけでロックっぽさを出そうという試み、まあ、若気の至りですが(笑)、でも今日はエレキギターで弾いている私(会場爆笑)」

7)忘却 (G、『鈴木祥子』)
リクエストに応えて。

8)そしてなお永遠に (G、『私小説』)
やっぱ、ドラマティックな曲だよなあ、これ。
いったんここで祥子さんは退場しますが、我々はもちろんアンコールを促す拍手・手拍子。すぐに踵を返して戻る祥子さん。

e1)道 (W、『鈴木祥子』)
これもリクエスト。今日のリクエストはともに女性の声。にしても、暗い曲を(笑)。この曲の時、ウーリッツァーがちょっと音程が狂って、祥子さんは無理やりいろいろ運指を工夫してやりきってしまいました。すごい。

e2)I'LL GET WHAT I WANT 超・強気な女 (W、『Romance Sans Paroles』)
これまたリクエスト(これだけ男性)。祥子さんも「そうね、明るくこの曲で終わりましょうか(笑)」。予告通り、明るくこの曲で終了。
レイトショーの後のこの「大盤振る舞い」でしたので、終わった時間は11時をとうに超えていました。慌ててグッズ(ポストカード数枚)を買った後、渋谷駅に戻り、遠征している人の宿舎近くということで、新宿で途中下車して、7名で軽く(?)飲み会。当然のように終電を逃し、タクシーで午前様。会場で会った皆さま、どうもありがとうございました。今度は9月の「Billboard Tokyo」で何人かの方とはお会いすることになるでしょう。その時はまたよろしくお願いします。

February 28, 2009

鈴木祥子@旧立誠小学校

090228_rissei_001 今日も今日とて、鈴木祥子さんのライヴに行ってしまいました。何と3週連続。これは自分でも新記録(だと思います。全て違う街だったというのは)。

この2月のツアーの最終日は、京都の飲み屋街である木屋町の真ん中にあり、今は廃校になってイヴェントスペースになっている「旧立誠小学校」でのライヴ。以前ここで演劇集団が何かやっていたりしたのは聞いたことがありましたが(唐十郎率いる唐組もここで何かやっていたような)、僕自身、ここに入るのは初めて。今日はゲストとして、鈴木博文さん、武川雅寛さんという、ムーンライダーズのお二人が来るので、恐らくライダーズファンの方も多く集まったことでしょう(実際、いつもにも増して年齢層が上がったような気が・・・)。会場30分前くらいに小学校前に到着し、いつものライヴ仲間祥友の皆さんにご挨拶。開演までだべったり、京都精華大学の学生たちの催し物を眺めたりして暇つぶし。以下は一応ネタバレ、ということで伏せます。

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February 21, 2009

鈴木祥子@Live Cafe Jive Hiroshima

090221_jive_005 さて、一週間ぶりの更新ですが、前回同様、鈴木祥子さんのライヴのレポートです。完全に追っかけですね・・・。今回は、広島にある「Live Cafe Jive」にてのライヴでした。元々は僕、この広島でのライヴに行くつもりはなかったのですが、先週の神戸でのライヴの内容が良すぎたことと、祥友であるるーとちぐーかさん(仮名)が用事で行けなくなり、チケットを譲っても良いとおっしゃるので、ムダにするくらいなら、行かせてもらいますとばかりに急遽参加が決まったのでした。しかし、何故か広島の色んなホテルに当たってみても軒並み満室なので(恐らく、日教組の大会があったため)、最終の新幹線で帰るという日帰り広島ツアーということになってしまいました。人生二度目の広島がこんなに慌ただしい訪問になって僕も残念ですが、仕方ありません。
090221_jive_002 昼過ぎの新幹線に乗り込み、2時過ぎに到着。そこで、既に広島入りしている祥友すらすらさん(仮名)に電話をかけ、合流。そのあと、神戸から来る祥友シャインさん(仮名)とも合流し、3人で「お好み村」に行き、お好み焼きをライヴ前に食べ、しっかり腹ごしらえをしてしまいました(僕は生ビールまで飲んで、すっかり出来上がりました。昼酒は回る)。
会場に着き、今回は整理番号順に入場し(今回のスタッフは、先週と打って変わってテキパキ。場所確認のため立ち寄った時「リハ中ですから」と言われ、店前でたむろすることを断られましたしね。その時聞こえた曲が期待を高めます。後述)、あとは一杯引っかけながら、祥子さんのお出ましを待つばかりとなりました。
では、いつものように以下ではセットリストを書きますが、まだツアー中ということで、一旦伏せますね。

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February 14, 2009

鈴木祥子@旧グッゲンハイム邸

004 こちらは久々の更新になりました。しかも、またまたライヴレポです。
ヴァレンタインの今日、神戸の少しはずれにある「旧グッゲンハイム邸」という、その名の通り洋館を改装したイヴェントホールで、鈴木祥子さんのライブが行われたのです。うーん、こんな場所、どうやって知ったのか。渋い。
今回は神戸、広島、京都を回るツアーで、タイトルは「an hourglass, radio & the piano 砂時計とラジオ、そしてピアノ」と題されたもので、クリスマスイヴに発売になったリマスタリングのコンピレーション「SHO-CO-SONGS collection2」を記念してのツアーでもあります。
今回のライヴはメール予約、整理番号は完全に抽選、ということで、どんな番号が来るのかドキドキしていたのですが、僕の番号はちょうど真ん中、といったところでしょうか。ま、しょうがないです。夜遅くなって京都に帰るのもなあ、と思って、思い切って三宮に宿を取り、昼過ぎに一旦チェックインしてから会場に向かいました。会場に着くと、いつものライヴ友達の祥友の皆さんが。
以下は、いつものように、セットリストと感想を書いていきたいと思いますが、このあとの広島、京都のライヴをご覧になる予定の方は(多分色々換えてくださると思いますが)、以下を「ある程度のネタバレ」と承知の上、ご覧ください。

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