鈴木祥子フルアコースティック・ライブ@浜離宮朝日ホール
本日はタイトルの通り、浜離宮朝日ホールに、鈴木祥子さんのソロライブを見に行きました。題して「鈴木祥子フル・アコースティック・ライブ SHO-CO-SONGS 2008~しょうことピアノ~」。このところの関西のライブでは、狭くて年季の入ったハコ(婉曲表現)でやることが多かった祥子さん、僕もこれほどのきれいなホールでのコンサートは、去年のステラボールでのコンサート以来。まず、僕はこの浜離宮朝日ホール自体が初めてだったのですが(休日ということもあり、周りに時間をつぶすところが全くなかったのには参りましたが)。
今回はスタートも夕方5時からと早く、僕は4時頃このホールに向かったのですが(大江戸線をこんなにぐるっと乗ったのも初めてだなあ)、入口には、いつものようにライブでお友達になった「祥友」の方々が(K崎さん、K口さん、ともも☆さん、YOHさん、よしみさん、A山さん、まきさん、マリンさん、H瀬さん)。彼らといろいろだべっているうちに開場時間です。ロビーは開演前ごった返していましたが、僕はある人物を目ざとく発見してしまい、思わず「ああっ!」と声を上げてしまいました。それは、大学時代の友人のO田君・F村さん夫婦。向こうもものすごく驚いてお互い「どうしてここに?」と質問してしまいました。O田君はおそらく大学卒業以来、F村さんも彼女が母校の助手をやめて以来お会いしていないはず。実は彼らも祥子さんファン歴が長いことがそこで判明(O田君はセカンドアルバムの『水の冠』以来のファン、僕はサードアルバムの『風の扉』から)。意外と、僕の周りに「隠れ祥子さんファン」が多いのかも(そういえば、友人のM部さんも数年前いきなり「私もファンなの」とか言ってたもんな。学部生時代はおくびにも出さなかったくせに)。いきなりの出会いに僕の方はいきなりテンションが上がってしまい、そのまま入場しました。
ここからはいつものように、セットリストを上げて感想を述べたいと思います。今日は本当に「ソロ」ということで、祥子さんの一人での独演会。楽器もピアノ(木目のスタインウェイ。ものすごくいい音でびっくり)とアコースティック・ギターの二種類だけ。
1)Happiness(アカペラ→P)
祥子さんはグレー(照明の関係でそう見えました、もっと微妙な色だったかも)のロングドレスで登場。あいさつなしでいきなり「ねえ、どうして手を離すの~」とアカペラでスタート。さすが音に聞こえたホール、ものすごく声の響きもいい。これすごいや、と最後部にいた僕も納得。でも歌詞の中の「25年も~」のところで苦笑しちゃうのはお約束。一番をアカペラで歌い切り(バックでギターの音が聞こえたのですが、誰が演奏していたのかは不明)、そのあとはピアノで。祥子さんは歌い終わった後、第一声。
「みなさん、こんばんは。今日は実はあまり緊張していないんですよ(笑)。図々しい女でごめんなさい。皆さんも、こんなホールではありますが、あまり緊張しないで最後まで楽しんでください」
2)愛はいつも(P)
3)Sweet Sweet Baby(P)
4)Sweet Thing(P)
「Sweet」二連発。
5)チャイム(P)
6)この愛を(P)
7)あなたを知っているから
8)サヨナラの朗読(P)
これはレア。ファーストアルバムの『Viridian』から。赤い照明で作られた何らかの模様をバックに。
一気にピアノでここまで、MCも入れずぐいぐい進める祥子さん。聴く我々も、ホールがホールなだけに、両手は膝に置いたまま聞き入り、みんな微動だにしません(目をつぶってグラグラしている人は何人かはいますが、音は立てない)。例えるなら、自宅で独り酒を飲んで、しゃべる相手も止める相手もいないのでぐいぐい飲んじゃう、みたいな感じでしょうか。ここで赤いアコースティック・ギターを抱えつつMC。
「みなさん、こんな東京から誰もいなくなる(笑)日に、わざわざこんなところまで来てくださってありがとうございます。今までピアノで優しいのから始まってここまで来ましたが、ここからは少し不穏なのを(笑)」
そう笑いつつ祥子さんが弾き始めたのは…
9)舟(AG)
思わず客席から笑い声が…。何度も言っていますが、僕は結構この曲好きですよ。
10)Happiness?(AG)
これはレアかも。少なくとも、僕が通ったライブで聴いたことはありません。しかも、クエスチョン・マークなしの「Happiness」と同時に聞ける機会はめったにありません。
これを歌い終わった後、「これ、私が29歳の時に作った曲なんですけど、歌いながら実感しちゃった。特に女の人はあれかこれかの選択を迫られて悩んじゃうってこと、ありません?私だけ?」「ここでリクエスト何かありますか、とか言っちゃうといつもの雰囲気になってしまうので、今日はせっかくのこういうホールなので格好つけて、やめておきます(笑)」祥子さんはギターをスタッフに渡して、再びピアノの前に座り、
11)Love/Identified(P)
星というか、羽根が降りしきるような照明効果の中で。その照明は情熱の赤。
12)Blonde(P)
前曲からそのまま繋げて。今度は沈静化させる青い照明のもとで。
ここで祥子さんは「女性って、父性への憧れとかそういうのってありません?」という話題を振って、それがテーマであるこの曲へ
13)Father Figure(P)
これの歌詞にあるように、「星」が降りしきるような照明の中で。
14)Five years and then(P)
この2曲もつなげるような感じで。これらが入っているであろうニュー・アルバム(9月発売)が待ち遠しいです。ここで再びアコギをもち、
15)sickness(AG)
僕、この曲がなぜかすごく好きなんですよ。これをギターで聴けたのも嬉しい。
16)日記(AG)
ここでいったん祥子さんは舞台袖に退場。もちろん僕たちはアンコールを要求する拍手。祥子さんは、今度は朱色のドレスに着替えて再登場(遠くからだと、照明で色が飛ぶのか、ピンクやオレンジっぽい色に見えました)。以下はアンコール曲です。
17)完全な愛(P)
最初、祥子さんは次回のコンサートやCDの発売を告知しようとしたのですがなぜか「お知らせがあります、が・・・やっぱ後で。先に曲やります」と言ってこの曲を。
18)もう一度(P)
この曲でお客さんは思わず手拍子。しかしその手拍子が微妙にずれていたのか、祥子さんは途中でこの曲をストップして、さっきやりかけた告知を(9月21日の20周年記念コンサートと、6月発売のCD Boxセットの告知)。祥子さんはどうも静かに聞き入る僕たちの「生の反応」を感じ取りたい、という欲求があったようで、つい「リクエストあります?」と言ってくれました。それで採用されたのは
19)午後の坂道(P、リクエスト)
20)もう一度(P)
「もう一度」をもう一度(笑)。ここで再び祥子さんは舞台袖に消え、僕らは二度目のカーテン・コール。
21)逆プロポーズ(仮)(P)
ニュー・アルバムに入る予定の新曲。このタイトルも、もちろん仮のもの。「二人は同じものを感じてる?あなたを幸せにしたいの」という感じのハッピーな曲です。
22)忘却(P)
さっきハッピー極まりない新曲を歌っておいて、最後にこれで締めるところがまた祥子さんらしいというか、なんというか(笑)。
これにて、今日のライブはすべて終了。今日はカヴァー曲も一切なし(最近祥子さんはCheap Trickのライブに行ったので、一曲くらいはあるかと思っていたのですが)、すべて祥子さんの曲だけ、構成もピアノとギターだけというシンプルなもので、ホールの音響、ピアノの素晴らしい音も相まって、これはこれで素晴らしい企画だったと個人的には思いました(祥子さん自身は、僕らからの反応が測れないので、多少フラストレーションがあったように見受けられましたが…)。
そして、祥子さんのライブにしては非常に早い時間に終了してしまったので、そのままいつものメンツで連れ立って、おっさんサラリーマンの街新橋で飲むことに(東京駅から深夜バスで帰る、という方もいたので、ロケーション的にもちょうど良かった)。実は、僕は東京に約11年間住んでいましたが、新橋で飲むのはおそらく初めて。まあ、この近所に勤めていなければ、わざわざ来ないですけどね。今日行った店は「迷宮の国アリス」というお店。ちょっとした好奇心で連れ立って行ってしまいました(結構繁盛していてビックリ)。まあ、新橋に咲いた徒花、というか、なんというか・・・。その後、東京駅まで酔い覚ましに歩いてYOHさんをお見送りし、僕とK口さんは丸ノ内線で帰宅。では、また6月以降のツアーでお会いしましょう。






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