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July 07, 2005

歯医者通いは修行だ

最近虫歯が発覚して、いそいそと歯医者通いをしている川瀬です。
今治療中なのは奥歯で、昔詰めたものを一旦取って、削って、新しい銀歯を詰め替えたりして、結構大がかりなことになっています。

まあ、好きな人っていないと思いますが、やはり歯医者さんは嫌なものです。もう、人生の辛酸を舐めるための修行のような気さえします。歯医者で人格が陶冶されたかどうかは怪しいところですが、そうでも考えなければやってられません。
どんなに優しい先生だろうが、結局痛い目に多少は遭いますからね。それに、歯医者って、経験的に当たり外れが激しいと思うんですよ。作家の原田宗典さんがご自身の歯医者運と床屋運の悪さをエッセイで書いていたと思いますが、僕も、歯医者に関しては、当たり外れが今までで半々だったと思います(今通っている歯医者は、これまでのところ「当たり」の部類。実は、教え子から「良いですよ」との評判を聞いて通い始めました)。今までで最悪だったのは、新婚当初に行った歯医者かな。新居の一番近くの歯医者に何も考えずに行ったら、僕の口の中を見て「ああ、こりゃひどい」とか散々叱っておいて、テクニックはないはで、とんだヤブでした。

で、今日の治療ですが、治療箇所が奥歯なので、ずっと大きく口を開けっぱなしで、疲れました。しかも、片方に麻酔を打たれていたので、自分では大きく開けているつもりでも、先生に「もっと開けてください」と何度もいわれちゃいました。一時間近く、顔は「踊る埴輪」状態。

でも、最近の歯医者さんは親切なんですね。何か次のアクションを起こすときは、必ず断りが入ります。
「今から削りますね~」
「ちょっとしみますが、我慢してくださいね」
「今から冷たいものが少し入ります」
「今からちょっと暖かいものを詰めますね」
「ちょっと歯石を取りますね(これは予告されても、思わず「ウガッ」と声をあげてしまいましたが)」
「ちょっと臭い物が入りますね~(一瞬どきどきしましたが、これは要するに接着剤の臭いでした。有機塗料っぽい臭い)」

でも、今日先生の言葉で一番びっくりしたのは、
「ああ、川瀬さんの親知らず、噛み合わせには関係ないから抜いても良いんですけど、将来他の歯がダメになったときに移植できるかもしれませんから、置いておきましょうね」
という言葉でした。えーっ、世の中、そんなに進歩しているんですか?歯医者の世界も、日進月歩ですね。将来、もっと良い治療が進展することを、将来もずっと掛かり続けるであろう僕は切に願っています。歯医者が修行の場でなくなりますように。

March 10, 2005

花粉症発症

今年の杉花粉はすごいらしいですね。
今まで花粉症ではないことだけが、病弱な僕の自慢だったのに、とうとう僕も発症してしまったようです。京都名物の「北山杉」にやられたかどうかは判りませんが。「春になると憂鬱」と言っていた友人の気持ちがようやくわかりました。

どうも今週あたりから、目がかゆく、鼻が詰まるという典型的な花粉症の症状が起こりまして、「もしかしたら・・・」と思っていたのですが、今朝、パンを買いにコンビニへちょっと外出した途端目がかゆくなり、確信しました。くそう。

昨日たまたま見ていたNHKの「視点・論点」(だったかな)で、杉花粉症についてやっていたんですが、まず杉の過剰植林は、戦争中にはげ山にしかけたのを必死で戻した結果だそうで。やはり、戦争の影は今の我々に・・・というのは半分冗談半分本気ですが、子々孫々にまで祟る、ということの典型例ですね、こりゃ。また、最近はバイオの発達で、花粉が少ない杉、もしくは全く花粉を付けない杉まで開発され、クローンでその苗が普及しつつあると言いますが、効果が現れるのは、数十年後でしょうから、この病気とは、生涯つきあって行かなきゃいけないんだなあ、と思い鬱になりました。
ほんと、寄生虫学の先生が言うように、寄生虫の一つや二つを体内に入れてアレルギーを抑えるというの、試してみたくなります。

今晩から関西は雨だそうで、ちょっとは過ごしやすくなるかな、と思いますが・・・。やれやれです。

November 29, 2004

健康診断とか整体とか

京都も大分寒くなってきた。夜に自転車で走るときはマフラーや手袋が欲しい季節になってきた。

ということもあろうが、今日の僕のゼミでは4年生を中心に欠席が目立った。恐らく風邪。出席している学生たちの中でも、部屋でコートは脱がない、マフラーは取らないという軟弱すぎるのもいたりして(うちの大学は、暖房が入るのは12月からですがそれにしても)、「全く、今の若い子たちは」と禁断の台詞が出そうになる。
改めて出席簿を見ると、僕のゼミに無遅刻無欠席なのは、教員である僕だけじゃないか(僕が教室に現れたときが講義のスタートなのだから、「無遅刻」は当たり前ですね)。全くもう。
一人暮らしの人も多いと思うけど、健康管理はしなくちゃダメだよ。社会人になったら、「明日、午前中の講義がないからラッキー。ずっと寝ていよう」というような今のような自堕落な生活はできないんだからね。

とまあ、偉そうに人に健康を説いて聞かせている僕も実は健康でも何でもなく、今朝も整体に行ってきました。バキッ!
先生が言うには「段々姿勢は良くなっているね」とのことなのだが、自分ではあまり判らない。最初の施術の時の肩凝りの劇的な軽減が強烈だったせいで、他の身体的な変化がうまく認識されていないのだと思う。もともと、「体の声」には鈍感だったわけだろうし(だから肩凝りや腰痛に至ってしまったわけだ)。それに、このところの施術は、固くなった筋肉や筋を伸ばすような類のものらしく、結構痛いのだ。その後「どう、自分で姿勢が良くなったのが判る?」などと先生が聞いても、筋肉の疼痛でよく判らなかったりする。特に、脇の下の筋肉を伸ばすのは強烈に痛い。思わず「うおおおおおおおお」と声が出るのを止められない。あまりの痛さに「出産はこれよりもきついんだろうな(やったこともないしやる予定もないけど)」などと頭の片隅でぼんやり考えてしまう(最近、「先生、どうしましょう」などと卒論を相談しに来る男の子には「出産前の女性のように、もっとどっしり構えていなさい」などと冗談を言っているんだが。よく考えりゃ、ちょっとFC的にまずいかも。閑話休題)。

さてその後、バスに乗って一路某病院に移動。ここで職場の健康診断の「再検査」が行われており、僕も行くようにとの指示を受けたのだ。僕が行かされた理由は主に心電図の結果。僕は幼少期心臓病を患っていて、それはとうに完治したのだが、手術による神経組織の損傷により、後遺症としてどうしても異常な波形が表れてしまうのだ。僕にとっては、恐らく人生で百回目くらいの心電図を受ける(何度受けても、どうしてもくすぐったくて心電図検査は苦手だ。どうしてああもピンポイントでくすぐったいところに吸盤を貼り付けるのか)。
その後は問診と心エコー。エコーで心臓を見た先生が「予後は良好だね」と太鼓判を押してくださり一安心。主治医だったT村先生に心の中で感謝する。
で、再検査はこれで終わったのだが、実は、もう一つ気になっていることがある。それは「コレステロール値」だ。実際の僕をご存じの方は、「あんなに痩せている川瀬が」と思ってくださるかも知れないが、太っているとか痩せているとかはあまり関係なく、度重なる外食が主な原因だろうが、結構高いのだ。これにはショック。妻からも「ラーメンのスープを飲まないように」とか言われるし(笑)。ああ、これじゃあ、(美人ママがいて)お気に入りの定食屋キャ○ットで「焼き肉定食」やら「豚トロ塩焼き定食」とかが食べられなくなってしまう・・・。これからはあそこでは「お惣菜弁当定食」のような野菜中心メニューを注文しよう。

November 23, 2004

整体に行く

このところ肩こりがひどかった。
元々肩こり持ちだったし(当然のように頭痛持ち)、僕の仕事は本を読んで、こうしてパソコンに向かうのは避けられないので、職業病だなと半ば諦めていたのだが、このところの肩こりは頑固で、いつもなら風呂に入れば多少軽くなるのが、なかなか軽くなってくれない。そして昨日重い本をまとめて運ぼうとして、腰の方まで「ピキッ」とやってしまったので、さすがにこれはやばいと思い、googleで「整体 左京区」とか、適当なキーワードで色々検索してみて、祝日でもやっている自宅の近所の整体院のサイトを見つけ、予約を入れて行ってみた。京都に引っ越してきてから、こういう所に行くのは初めて。

まず整体の先生は「じゃあ、壁を向いて、一番楽な姿勢で立ってみてください」と言って、僕の横からチェキで一枚写真を撮ってくれる。そして浮かび上がってきたものを見てびっくり。先生から色々指摘されたわけだが、自分でも驚くぐらい猫背で、顔が前に突出していて、まるで進化の途上にある類人猿みたいな姿勢だった。先生の見立てでも「この姿勢では肩が凝るのは当たり前。マッサージしてほぐしてもそれは一時的なもので、この姿勢が矯正されない限り、すぐに凝るよ」とのことで、写真の前にはぐうの音も出ない。
そこで色々施術をしてもらい、「ほほう、整体とはこういうものなのか」と感心。僕は体も固いし、すっかりなまっていて、先生の「じゃあ、肩を前に突き出すようにしてみて」などの指令にも上手く反応できず「いや、そうじゃなくて」と言われまくる。肉体をおざなりにしてきた自分を反省させられる瞬間だ。

で、結論だが、勿論一回の施術ですっかり良くなる、という事はまずない。でも、頑固な肩こりは大分軽くなってビックリ。ついでにまた写真を撮ってみると姿勢も良くなっていてビックリ。でも、長年歪んできた体はすぐに元に戻ろうとする。家に帰ってきてから数時間で(この日記を書いている時点で)、体の一部は「あれ?」という感じになってしまっている(ついつい足を組みたくなるとか。僕は右足を上にして組む癖がある。これは体の歪みからの「欲求」なのだそう)。道は険しいが、何もしないよりはましと思い、時々はこうした「メンテナンス」をしようと思う。自分では若いつもりでも、結構体の一部にガタが来る年齢なのかも知れないし。

昔「癒し系教師」になりたい、と言っていたが、すっかり「癒され系教師」になってしまいました(笑)。今までこういう整体やら「癒し系スポット」やらは、宗教学者の僕にとって「研究対象」だなどとうそぶいていたのだが、すっかりはまってしまいそう(今日、僕が行ったところはカイロプラクティック療法オンリーのストロングスタイルだったが、いくつかホームページを見ると、精神世界系の方が主なのではないか、という感じの場所もある。そういうところは今回は敢えてパスしたけど)。
さて、今晩から指導を受けたように腹筋運動するか・・・。

June 14, 2004

「自宅出産」ブーム?

今日は午前中の講義がない日なので、遅くまで昨日の学会の疲れを癒すべく寝て、良い天気なので、この一週間ほどで貯まった洗濯物を処理する。

で、家事をしながらテレビを付けていたら、ワイドショーで面白い特集をしていた。それは、タイトルのように「自宅出産」の特集だった。この頃、病院でどんどん機械的に処理されるような出産を避けて、自宅で助産婦さんの力を借りて、夫や上の子供に見守られたりしつつ産みたい、という傾向が増加しているらしい。
実際、僕の友人で最近、自宅で夫と上の息子さんに見守られながら次男を産んだ研究者仲間(Kさん)もいて、彼女が「こんなに良いものなら、一人目も自宅で産むんだった」というメールをくれた。まあ、このワイドショーの特集も、その「成功例」ばかりを集めて放映しているので(当たり前だが)、ついつい「自宅出産って、自然で良いよなあ」というような気持ちにさせられる。でも、他の人の話によれば、やはり「難産だ」と判断され救急車送り、という事態も当然あるので、油断はできないとのこと(これまた当たり前だが)。
僕の高校時代からの友人のA君も、長男の出産に立ち会って(分娩室に入った、ということ)、ずっと付きっきりで、結構な難産で、最後は見守る彼の方が貧血を起こしてぶっ倒れてしまったらしいが(笑)、「めちゃめちゃ感動するで。お前等も子供が生まれる時は、付き添い出産しろ」とまだ子供のいない僕などにも「布教」してきたくらいだから、確かに感動的な場面ではあるのだろう。 

自然が一番、という思想は食や健康においてはある意味「メジャー」な価値観(一種のイデオロギー?)といっても良いかもしれない。さて、昨日まで僕は「宗教と社会」学会、という学会に出席していたが、そこでの発表でも、現代人の「緩やかな宗教性」といえば判りやすいと思うが、「スピリチュアリティ」という問題が盛んに論じられていた。「スピリチュアリティ」は簡単に定義できるようなものではないが、何となくその言葉を聞けば納得してしまいそうになる不思議な言葉だと思う。僕などは、今朝このワイドショーを見ていた時も「これも一種のスピリチュアリティかも知れないなあ」などと思ってしまうわけだ。玄米食にも、自宅出産にも、僕みたいな学者は、その当事者達がどう思っているかは知らないが、ついつい「スピリチュアリティ」なるものを、そこに見出してしまう。「分類・分析したがるのが学者の悪い癖であり、またそのようなカテゴリー化が一種の権力なのだ」なんて言われると実も蓋もなくなってしまい、それ以上議論できなくなるのだが、ちょっと考えさせられた。

June 09, 2004

冷房について

本格的に夏めいてきた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

梅雨に入ったのか、天気もぐずついたりしています。でも、最近は、特に都会ではまるで熱帯のスコールのような夕立が多く見られるので、地球温暖化の心配をまずしてしまいます。

さて、お店にも冷房が入る季節になりましたが、僕の勤め先、つまり大学はまだです。少なからぬ学生はもう文句をぶーぶー言っています。うちの大学は冷暖房とも「何月何日から何月何日まで」というのがきっちりと決まっており(しかもある時間になるとかっちり切れるので、消し忘れがありません)、冷房が入るのはもうちょっと先のことです。中央でコントロールしているので、各教室のスイッチを入れても無効なんですよね。
僕は比較的暑さには強い方なので、まだ大丈夫ですが、学生の中には、暑い講義室、寒い喫茶店、不安定な天気などにやられて、風邪を引いたり寝込んだりするのが目立ちます。

で、ここからは、ちょっとした自慢なのですが、僕の自宅にはエアコンがありません。ですから、夏に京都の僕の自宅には遊びに来ないことをお奨めします(笑)。
「地獄のようだ」と形容される京都の夏を二回、クーラー無しで乗り切ったのです。これはちょっとした自慢になるでしょう。さすがに扇風機はありますが。
僕の実感だと、そのせいかいわゆる「夏風邪」は引かなくなりましたし、汗をかきまくって代謝が良くなったのか、夏ばてもそうひどくはありません(そりゃ、暑さで食欲がなくなるというのはありますが、倒れるほどではない、ということです)。
これからどんどん暑くなりますが、今年もどれだけ頑張れるか、試してみるつもりです。
でも、僕が思うに、基本的に企業も社会の色んな現場の冷房は効きすぎ。クーラー病防止の為にカーディガンなんて、やはりばかげていると思います。僕のやっている「なんちゃってエコロジー運動」って、結局のこの「反冷房」くらいなんですけどね・・・。