町山智浩の『底抜け合衆国』
ちょっと前からブログを楽しみに読ませてもらっている映画評論家の町山智浩さんの新刊『底抜け合衆国-アメリカが最もバカだった4年間』(洋泉社、2004、\1500)を昨晩布団の上で読み出したら、あまりの面白さに止まらなくなり夜中までかかって読了。その感想と紹介を少し書きたいと思う。

これは97年からアメリカに移住した町山さんが見聞した2000年から2004年までのアメリカ社会をコラムとして書いたものを集めた本。主に映画やラジオなどの話題が多いのだが、全く知らないアメリカの「顔」を知ることができるし、文章もポップで読みやすいです。
中でも僕にとって興味深かった話題は
・差別ネタ、シモネタを言いまくるラジオのDJ
・ヘイトクライム(人種差別による犯罪)についてのエッセイ
・下層白人(ホワイト・トラッシュ)に関するコラム
・アメリカにおける言論の自由の規制状況
などです。詳細は直に町山さんの本に触れていただきたいのでここでは述べませんが、日本人がなかなか知ることのできないアメリカのサブカルチャーの暗部を教えてくれる非常に良質な「啓蒙書」だと評せましょう。
プロフィールを見たら、編集者時代の町山さんは『オタクの本』『いまどきの神サマ』など、古き良き時代(笑)の「別冊宝島」シリーズを編集していたとか。学生時代大いに楽しませてもらいましたよ。あと、「トンデモ本」シリーズの編集にも関わっていたそうだ(ブログによると)。道理で「感性」が合うなあ、と思いました。
おすすめ。
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