「Little Birds」再び
今日は、学生たちとジャーナリスト綿井健陽氏の「Little Birds」を、見に行きました。僕にとっては、二度目の鑑賞です(詳しい内容は、以前の僕のエントリをご覧ください)。
現在京都では東寺横の「みなみ会館」というミニシアターで、一日一回上映しているのですが(5日まで)、運の悪いことに、京都での公開期間が、僕の勤務校の試験期間とちょうど重なっておりまして、大っぴらに学生諸君に「試験勉強を投げ捨ててでも見に行きなさい」と薦められないのが残念です(本音としては、試験勉強を適当に終えて、2時間この映画に費やして欲しいところですが)。
ということで、今日つきあってくれたのは、試験が少ない3、4年生の諸君。現地集合にして、会場に着いたら、今日は「1日」ということで、金額が1000円ぽっきりでした。すっかり忘れていました。何となく得した気持ちになって、会場に入り、画面に見入りました。これは、何度でも見るべき映像だと、改めて確認。
ということで皆様、もう一度アナウンスさせていただきます。
お近くで「Little Birds」が上映されている、もしくは上映予定でしたら、万障お繰り合わせの上ご覧ください。
今日、改めて思ったのは、「戦争による死とは、犬死にに他ならないのだ」ということ。「大義」のため、「お国」のため、「家族」のため、そして「平和」のため。そんな言葉は全て大嘘だと思います。生きていれば、もっとその人は国にも、家族にも、そして平和にも役に立っていたはずです。戦争は何故いけないか。それは「戦死」とは、「犬死に」だからです(それ故、その「無意味」さに耐えられないから、顕彰施設が必要とされるのです)。僕は敢えて単純にそう思います。
追伸:綿井君のブログによると、彼は先週サマワを取材し、現在帰国の途についているようです。何はともあれ、無事で良かった。
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19日(土)、浪速区の浪速人権文化センターにて、「Little Birds−イラク戦火の家族たち−」という映画を観た。
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こんにちは。
今日観に行ってきました。
>顕彰施設が必要とされるのです
兵士ならまだ「顕彰」もしようがあるのかも
しれませんが、本編で死んでいったような
子供たちの場合にはそれもままなりませんね。
スポットが当たっていたあの家族の場合ですと、
首都に住んでいるということもあるかも
しれませんが生活レベルはいわゆる貧困層では
なく、父親の知的な水準もそこそこなのかな、
と思いました。イラク自体、もともとそれほど
貧しい国ではありませんが。
そうした人々でさえ相当な苦しみを味わっている
のですから、より貧しい層はいかばかりか、と。
イラク人は、アメリカとその同盟国の行いを
決して忘れないでしょうね。
Posted by: 虎哲 | August 02, 2005 09:58 PM
虎哲さん、宣伝した甲斐がありました。ありがとうございました。
>本編で死んでいったような子供たちの場合にはそれもままなりませんね
日本でだって、靖国はそういう死者を祀っていませんもんね。
>生活レベルはいわゆる貧困層ではなく、父親の知的な水準もそこそこなのかな、と思いました
僕もそう思いました。アリ・サクバンさんは「人間は戦争をするために生まれてきたのではない。知識を増やし、道徳や倫理を深めるために生まれてきたのだ」なんてことを言っていましたものね。パンフによると、サクバンさんはクウェート占領の時に動員されてから軍隊が嫌になって、何度か脱走しているそうですが。
>イラク人は、アメリカとその同盟国の行いを決して忘れないでしょうね。
ホント、そうだと思います。怖いのはこれからで、まだ自衛隊は幸い、イラク人を殺す羽目になっていませんが、もし殺してしまうと、数年後に「兄貴、父親の敵だ」という「テロリスト」を続々と産むことになりますね。
Posted by: 川瀬 | August 02, 2005 11:59 PM
みなみ会館ですね!今度京都に行ったときにでも見に行きたいものです。
ところで川瀬さんは「ファルージャ2004年4月」というドキュメンタリーをご存知ですか?土井敏邦というジャーナリストが取材をまとめたものなのですが、エンターテインメント性がまったくないがゆえにえぐい映画でした。ある意味お勧めです。
Posted by: ちゃあり~ | August 03, 2005 09:08 PM
ちゃあり~さま、みなみ会館は明後日までです、お早めに!!
>ところで川瀬さんは「ファルージャ2004年4月」というドキュメンタリーをご存知ですか?
いえ、知りませんでした。情報ありがとうございます。
機会があれば、「毒をくらわば皿まで」という気分で(?)見に行くと思います。「Little Birds」も、実はえぐいシーン(でも、見つめなければいけないシーン)が続出ですからね。
Posted by: 川瀬 | August 03, 2005 10:34 PM
観ました。
これぞ、真のジャーナリズムですね。
講演会では、ある学校で上映取りやめになったエピソードも紹介されていました。
どんなことであっても、ちゃんと見ずに、聞かずに、はなから否定してしまう空気というのは恐ろしいものですね。
TBさせていただきます。
Posted by: サンヂョンプンニョム | November 22, 2005 01:47 AM
サンヂョンさま、僕が言うのも変ですが、ありがとうございます。僕はこの前、コンソーシアム京都での上映会も行ってきまして、3回見たことになります。
僕も綿井君から、上映中止の話は聞きました。でも、重要なのは、「頭が固い」というよりも「組織の論理から外れることが怖い」と考える人たちでしょう。彼らは自分の枠の中では十分すぎるほど「善人」ですから。
教職員組合での上映禁止で思い出しましたが、日の丸・君が代を巡る喧嘩でも、理解のある校長先生が却って苦しみますしね。「悪人」なら罵倒もできるのですが。
Posted by: 川瀬 | November 22, 2005 06:43 PM