鈴木祥子 absolutely ALONE in 京都拾得
さあ、今年の「ライブ納め」は、敬愛する鈴木祥子さんのライブに決定しました。今年から祥子さんのライブに通い始めて、早5回目。今日のライブ会場は一番最初に彼女のライブを拝んだ(拝んだ、と言う表現が相応しいのは、その時の日記をご覧ください)京都拾得。本日のタイトルは「音、そしてコトバ~あるいは東京で生まれた女~absolutely ALONE IN 京都拾得」というもの。30日、31日二日連続のソロライヴです。
今日は初めて妻と一緒に祥子さんのライヴに行きました。開場30分前くらいに着くと、以前のライヴで知り合いになっていた方々(Rさん、Sさん、Yさん、Mさんご夫妻)と久々の再会。さすが、皆さんしっかり来てらっしゃいます。凍えながら数十分待ち、ようやく開場(待っている間に祥子さんの歌声がかすかに聞こえてきました)。僕たち夫婦は前から20人目くらいの入場でした。ステージから二番目の丸テーブルに僕たち夫婦とMさんご夫妻とYさんが座り、かぶりつきの席にはRさんやSさんなどの歴戦の「猛者」が座りました(初めての時、このテーブルに招いてもらったことから僕の祥子さんのライヴ通いは始まったのでした・・・)。立ち見も出るほどの超満員でした。
さあ、いよいよ祥子さん登場。白のドレスシャツに薄いグレーのプリーツスカートと、今までの中でも一番シンプルに見えた出で立ちでした(このシンプルなお姿に我々男子がぐっと来たことは言うまでもありません)。ステージ上には、おなじみウルリッツァー(電子オルガン)とエレキ、そして元々拾得にあるピアノ。僕のメモによると、歌われた曲目は以下の通りです(常連のSさんに判らなかったところを教えていただきました。ここに記して感謝します)。
見てお判りのように、今日の祥子さん、大盤振る舞いというか、すごくサーヴィスしてくださいました。
1)Blackbird(ビートルズのカバー)
2)untitled(これは「初恋の嵐」のカバー)
3)愛の名前(初っぱなの祥子さん自身の曲がこの曲、というのが何とも・・・(笑)。上記3曲はウルリッツァー)
4)契約(ニューアルバムには入っているんだよね。楽しみ。ここからピアノ)
5)The Days Like These(山下久美子さんに提供した曲のセルフカバー)
6)ただの恋だから(リクエスト)
7)Sickness(ギターで。僕の好きな曲なので、変わったヴァージョンで聞けるのは嬉しい限り)
8)エコロジーバッグ(再びピアノ。おお、この曲確かに良く聞けば結構暗い歌詞だよな。今更気付いた)
9)恋のショットガン(「もう降参だと言いなさい」はい、言います(笑))
10)I'm not a girl, not yet a woman(何とブリトニー・スピアーズのカバーまで!祥子さんによると、ご自身には「おっさんと18くらいの少女が同居している」のだそう。何となく判るなあ、といったら怒られそうですね)
11)NO FEAR / あいすること(最近坂本真綾さんに提供した曲)
12)a happy ending(これまた坂本嬢に提供した曲。祥子さんはイギリスの田園風景をイメージして作った「メルヘンチック」な曲と言っていたが、意外な歌詞が付いた、といっていました)
13)プリヴェ(リクエスト。祥子さん曰く「来ると思った(笑)」。何故に?)
ここまでで第一部終了。ちょっとの休憩を挟んですぐさま第二部が始まりました。
14)両手いっぱい(いやあ、懐かしいなあ)
15)ガラスの林檎(松田聖子っすよ。祥子さんの年代には「(乙女チックな恋愛観の大元である)トラウマとしての松田聖子」という存在がそびえ立っているそうな(笑)。ちょっと遅れた世代の僕にも判る気がしますけど。僕にとっては良くも悪くも祥子さん自身が「トラウマ」というか、もはや払拭できない存在ですけど)
16)舟(祥子さんは自分自身のこの曲と中村うさぎの『女という病』という本を結びつけて考えちゃったらしい。中村うさぎのこの本は、世の中を騒がせた女性の犯人について考察&妄想を巡らせたもの)
17)いつかまた逢う日まで
18)子供の時間(この作品をライヴでっていうのは珍しいと思います)
19)忘却(やっぱり心に沁みるなあ、この曲は)
20)Angel(リクエスト。最初「コードが難しいのよねえ」と自分の曲なのに言っていた祥子さんでしたが、しっかり熱唱してくれました。この曲が好きな僕としてはリクエストしたお兄さんに感謝!)
21)Frederick(パティ・スミスのカバー。ニューアルバムにも入っています)
22)C/G もしくは Houston/Texas(CとGの二つのコードを交互に弾いて、英語で呟く祥子さん。「1979年、私が14歳の時、私はテキサスのヒューストンにいて、同じ頃、カリフォルニアのロサンジェルスでジュディ・シルは孤独に自殺して・・・」という内容。祥子さんが好きになったこの歌手へのオマージュ、といえばいいのかな。)
23)Love/Identified(ガンガン来ましたねえ)
24)道(ニューアルバム収録曲)
25)あたらしい愛の詩(最近亡くなった祥子さんのお知り合いに捧げる歌として。その方はこの曲が好きだったそうです)
ここからアンコールです。
26)ベイビー、イッツ・ユー(カポがないせいで低いコードになったけど、ギターで)
27)Mellow My Mind(ニール・ヤングのカバー)
28)東京で生まれた女(言うまでもなく、BOROの「大阪で生まれた女」にインスパイアされて、の曲。東京と京都を往復する祥子さんの赤裸々な気持ち)
29)フレンズ(上記の「東京で生まれた女」で「最後です」と言っていたのに、もう一曲サーヴィスしてくださいました)
気がついたら、3時間弱のステージ。もうありがたやとしか言いようがないです。全体的な印象ですが、今日はピアノでの弾き語りが主体だったのですが、そのピアノタッチが妙に心に染みました。拾得のピアノ、大分外見はボロくなっているのですが、音は思いの外良いのです。
まだまだ祥子さんの大盤振る舞いは続きます。というのも、3年前の吉祥寺でのライヴをCD化した『Love is a sweet harmony』というアルバムが会場で発売されたのですが、「サインもしちゃいます。キスマークだってしちゃうぜ!!」という驚愕のサーヴィス(笑)。長蛇の列ができたのは言うまでもありません。僕は祥子さんの歌はもうおなかいっぱいというほど堪能させてもらいましたが、現実のおなかが空いていたので、まずは拾得自慢の「豆カレー」を急いでパクつき、食べ終わってから列に並びました。僕の前にいた人はしっかりキスマークをライナーノーツにしてもらっていましたが、僕はCDにサインだけにしてもらいました。祥子さんには「今日は妻と来ているので、残念ではありますが、キスマークは遠慮しておきます」と申し上げたら、「アハハ」と笑ってくださいました。握手した祥子さんの手は細かったなあ。
というわけで、卒論で苦しんでいる教え子を尻目に、しっかり年末を楽しんでしまった僕なのでした。ごめんね。


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