梅雨の季節になりました。
そんな中、大阪まで(このブログをご覧になっている方はよくご存じの)鈴木祥子さんのライブを見に行って参りました。去年から数えて7回目です。
今回のライブのタイトルは、梅雨の季節に相応しく、「Absolutely ALONE IN 桜宮ガラガラ~Rainydaygirl on the run」というもの。
今回はこのライブハウスで二週にわたって(10日、17日)行われるのですが、往復葉書による抽選、という何ともレトロな方法でした(わざわざ往復葉書を郵便局に買いに行きましたよ・・・)。僕は運良く当選しましたが、オフィシャルページの掲示板を見ると、両日に申し込んで外れた方も大勢いるようで、けっこう僕もラッキーな一員のようです。でも、外れた方には祥子さん直筆の「ごめんなさいメッセージ」が返ってきたようで、そっちも羨ましいと思いました(笑)。
さて、今回は葉書に整理番号が打ってあるので、ゆっくり目に会場の「桜ノ宮ガラガラ」に向かいました。僕はこのライブハウス、初めてです。そして、そこには当然のように大常連のYさんがいらっしゃるのでした・・・(事前に電話で確認していましたが)。仲良くしてもらっている他の大常連のりゅうさん、さなえさん、みきてぃさん(皆さん仮名)は17日に当たったとのこと(これも確認済み)。というわけで、10日組の我々は一足先に楽しませていただきました。でもこのライブハウス、入り口の写真を載せましたが、パッと見では何のお店か全く分かりません。そこに長蛇の列で並ぶ我々。地元の中学生が自転車で通りすがりながら「なんや、これ?」とじろじろ見てきます。通りかかった救急車の運転手や散歩中のお爺さんまでも・・・。ぼくはけっこう最後尾の方でしたが(キャパは恐らく50名ちょうどくらい)、確かに、謎のお店に次々と人が吸い込まれていく「サザエさんエンディング状態(僕が勝手に名付けました)」は不思議な光景だったことでしょう。
中に入ると、そこはなんか懐かしい感じの雰囲気。手作りっぽい(DIY的)長椅子に、ざっくりとした舞台セット。なんか、教室を改造して舞台を作った高校時代の文化祭を思わせるような雰囲気、といえばいいでしょうか。お店は思った以上にぎっしりで、距離が近いのは嬉しかったです。でも、水平なので、後ろの方はほとんど祥子さんの顔が見えなかったと思います(僕もそうでした)。
僕は前から4列目の長椅子に座ったら、隣にいたのは今年一月の「Cafe Independents」のライブでもお隣だったけーたんさんでした。びっくり。そしてもっとびっくりすることが直後に起こりました。なんか、後ろで聞き覚えのある話し声がするなあ、と思って振り返ったら、僕の真後ろにさりげなく既に祥子さんが立っておいででした。そりゃ、聞き覚えある声だよな。僕が急に挙動不審な動きをしたので、隣のけーたんさんが「何川瀬さんキョドってるんですか?」と言って顔を上げると、祥子さんが視野に入ったけーたんさんもちょっと挙動不審に(笑)。その後祥子さんは一旦楽屋に引っ込んで、時間通り7時からライブスタートとなりました。以下では、僕のメモをもとに、セットリストを記していきます(今回、何と休憩なしでした。というわけで一気に行きます)。
祥子さんはいつものウルリッツァーの前に座り、照明係の人に「ちょっと照明暗くしてくれます?」と第一声。「あ、今日は暗い雰囲気で」と最初っからおっしゃいます。
1)優しい雨(しょっぱながこれとは少し驚き。「季節もの」ですよね)
2)プリヴェ(「優しい雨」からつなげてそのまま突入)
3)I was there, I'm here.(How is yourお祖母ちゃん、なんて遊びも入れながら)
4)お元気ですか(なんと清水由貴子のカバー。遠距離恋愛の歌です。何でも祥子さん幼少のみぎりの「銀座ナウ」という番組で覚えたそうな。歌の途中で「パッヘルベルのカノン」になったりしてました)
5)あたしの場所で(ここからはギター。カポのゴムが緩むアクシデントあり)
6)夏はどこへ行った(ライブで聞くことが多い気がしますね、この曲は。やっぱ、祥子さんの原点だからかな?)
7)洋楽のカバー(済みません、洋楽には疎いもので。エレキを持つと弾きたくなると祥子さんは言っていました。「何があっても負けない、それが女の生きる道」とも訳していましたが、そういう内容の曲です)
8)眩暈(鬼束ちひろのカバー。祥子さん曰く「このコード進行に弱いのよ(笑)。私の曲でもこういうコード進行、良くあるでしょ」)
9)抱きしめたい(何とJungle Smileのカバー。僕は当然知りません。この曲はシンセだったのですが、ベースコードだけを重々しく弾くという感じで、ある意味今まで聞いた中で最も異様且つ異色な演奏だったと思いました。しかもシンセの音はパイプオルガン系の音だったし)
10)Love/ Identified(前、京大西部講堂でやって受けたというアカペラバージョンで。アカペラだと、なんか「詩の朗読会」のような雰囲気になりますね、この歌は。歌詞が歌詞だし)
11)C/G もしくはHouston/Texas(これは、もう独りインプロビゼーションというか、即興。「1979年、私はヒューストンにいて・・・」と英語で呟きつつ、今回は日本語の歌詞が混じり、キーボードからギターに移行したり、まさにめくるめく感じの即興でした。9曲目からこの曲まで、ちょっと今までにない雰囲気でした)
12)モノクロームの夏(リクエスト。「モノクロームの夏」という声が掛かると「良いねえ、それ」と即決)
13)Lady Daisy(谷山浩子のカバー。まさか、祥子さんが昔谷山浩子にはまっていたとは・・・。祥子さんの「乙女」な部分を垣間見た、といったら失礼でしょうか。アルバム『たんぽぽサラダ』所収)
14)両手いっぱい(この曲、好きだなあ。ホント、愛があふれている感じ)
15)この愛を(「この曲歌うと、自分って若かったなって思います」とのこと。やはり祥子さんにとっては40代に突入したことは本当に大きかった模様)
16)恋のショットガン(けーたんさんのリクエスト。「バカップルの歌ですよね」と自分で身も蓋もない解説(笑))
17)純愛(今度は片平なぎさのデビュー曲だそうな、って知らんがな。死んじゃうほどの純愛が歌われています)
18)舟(「純愛」の直後にこの曲だもんで、客席からくすくす笑いが・・・)
19)Happiness(イントロのみ。取りやめ。祥子さん曰く「言霊的に、この曲では幸せになれないような気がする(笑)」。祥子さん、そもそもこの曲のタイトルは・・・と言いたくなったが、イントロからして「ねえ、どうして手を離すの、いつまでもここにいるって言ってたのに」だもんな。この曲をセットリストに加えるかどうかは、ライブ終了後ファンの間で話し合われました(笑))
この「Happiness」を取りやめた直後、祥子さんから興味深いお話が。僕の記憶では、「関西人、特に京都人はまず自分というものがあって、良い意味で自己中(笑)。東京はもっと相対評価を気にするけど関西は私は私、という姿勢があると思う。京都と大阪では違うような気もしますが」と、京都移住者としての視点を披露。これには、生まれ育ちは大阪、大学以降10数年は東京、そして京都に赴任して4年の私が太鼓判を押します。そうです。京都と大阪は違いますし、関西は自己中です(笑)。
20)いつかまた逢う日まで
21)帰郷(祥子さん曰く「今日の私、本当に暗い!ごめんなさい」)
22)風待ちジェット(祥子さんが坂本真綾嬢に提供した某アニメ主題歌)
23)Goin' Home(この曲聞くと、「ああ、そろそろ終わりだ、前を向いて歩こう」という気になります)
一旦ここで終了、だったんですが、祥子さんが楽屋に帰る前に僕たちがアンコールの拍手をして、祥子さんも回れ右して再びステージに。以下、アンコール曲です。
24)わたしの望み(「スピッツの某曲にイントロが似ていると指摘されて大ショック(笑)」とのこと。言われれば確かに・・・。)
25)二人だけのデート(暗めの曲が多かったので、明るめの曲、ということでしょうか。Bay City Rollersのカバー)
26)忘却(「そう言えば全然ニューアルバムの曲やってないや(笑)」との声に、即座に客席からこれがリクエスト。「また暗い方向に戻っちゃう」)
27)Frederick(いやあ、格好いいよなあ、この曲は)
28)風の扉(ギター及びキーボードで。この曲をライブで見るのは恐らく初めてで、びっくり。僕が祥子さんを知ったのはこの曲が入っているアルバムだったので、感慨深いです)
29)道(ニューアルバムのラストを飾る曲。そしてライブもこれにて終了)
いやあ、僕もここまで書いてちょっと疲れましたが、いつものように、乗っちゃうとズンズン行っちゃう祥子さん、こんなに歌ってくださりありがとうございました。お疲れ様です。
ライブの後、ちょっとお店で常連のYさんやKさんやけーたんさんとウダウダしていたら、祥子さんが楽屋から出てきて、少しお話ししたり、写真を撮らせてもらったりしました。図々しくて済みません・・・。帰り際、先ほどの祥子さんの「関西人の評価」について「よく判ります」とお話しできたのも、僕にとってはこの上ない幸せでした。多分、その時の僕は目がハートになっていたと思います(そう言えば、ライブ中ちょっと周りを見回すと、男性客は目を閉じてうっとり聞いている人が多いんですよね。僕も人のことは言えませんが)。というわけで、今回も大満足して帰ってきた僕なのでした。
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